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Takefumi Haketa PRESENTS

2003.7.2 リリース (Sony Music Japan International SICL 58)

ファースト・ソロ・アルバム

今年7月、満を持してリリースされた羽毛田さんのソロアルバムは、この日を待ちわびていた
ファンへのビッグな贈り物にふさわしく、“PRESENTS”というタイトルでした。
「聴くだけで風景が広がる」映像音楽の名作が並び、羽毛田さんの音楽活動の充実ぶりを実感。

楽曲レビュー

アルバム中には掲載されていませんが、それぞれの収録曲には羽毛田さん自身による
曲目解説
が存在していて、ライブなどに行くと、入り口で配られるチラシで読むことができます。
とても興味深い内容なので、そしてまた「記録を保管する」という意味でも、このレビューは
羽毛田さんの曲目解説を抜粋しながら書いてみたいと思います。

 地球に乾杯

もうすっかり羽毛田さんのテーマ曲、NHK「地球に乾杯」のテーマ。
これまでのlive imageでは必ず演奏されています。ライブで聴くのも感動的ですが、私はこの曲を番組で聴くのが大好きです。
前奏を抜いた、アップテンポに変わる部分から入るオープニングを聴くと、その日の番組内容への期待が高まります。そして感動をやさしく包み込むように流れるストリングスの前奏からのエンディング、「地球上にはもっともっといいことがいっぱいあるにちがいない」と思う瞬間です。
ヒーリングミュージックの代表のように評されることが多いですが、私はむしろ「自分の傷を自分で癒す元気を与えてくれる曲」だと思っています。
「地球の自然や紀行だけでなく、人々の生活、営み、文化、宗教などテーマは様々。テーマ曲にもたくさんの民族のリズムや楽器、声など、多くの要素を取り入れて融合しました。いろいろな国の文化や人、情景などを思い浮かべて聴いてもらえるとうれしいです。」
-Musicians-
Acoustic Piano, Keyboards, Programming: Takefumi Haketa
Percussions: Christopher Hardy
Bouzouki, Mandocello: Koichiro Tashiro
Strings: Hiroyuki Koike Strings
French Horn: Otohiko Fujita, Kenshow Hagiwara

 文明の道

今年の羽毛田さんの活動の目玉、NHKスペシャル「文明の道」テーマ曲のスペシャルバージョン。NHKの「文明の道」サイトでも、毎回テーマ音楽と劇伴音楽への視聴者からの賛辞が多数寄せられました。
「アレクサンドロスから始まるこの文明の興亡の歴史は、戦争、衝突、破壊といった、どうしようもない人間のドラマがある一面、それらによってさまざまな国、文化、宗教、人の激流のような交流によって、まったく新しい文明が発展していったという側面もあります。
これは、どうしようもない人間の戦争の歴史の中にも、融合によってまた新しい文明が生まれ、発展し、平和を求めていこうとする人間の歴史があったという事です。この事は僕たち現代に生きるものにはとても力強い事実であり、そして希望となるでしょう。そんな想いをこのテーマ音楽に託しました。」

-Musicians-
Acoustic Piano, Keyboards, Programming: Takefumi Haketa
Voice: Jadranka
Percussions: Marie Ohishi, Ikuo Kakehashi
Harp: Tomoyuki Asakawa
Violins: Asuka Kaneko, Rinko Kishi, Yoko Hiraoka, Kaori Takahashi,
     Masami Iwai, Kuniyo Fukami, Ayako Igarashi, Kaoru Kuroki,
Noriyo Ohbayashi, Haruko Yano, Yuko Ohkubo, Hiroko Yanagawa
Violas: Yoshiko Morita, Rika Morozumi, Yayoi Tsukamoto, Keiko Shiga
Cellos: Takaya Kimura, Ayano Kasahara, Masaaki Shigematsu, Kaori Morita
Contrabass: Kazuki Chiba, Kouji Makuuchi
Choir: CANTUS ANIMAE
French Horn: Takato Saijo, Hiroshi Wada
Oboe, English Horn: Keiko Narita
Clarinet: Kimio Yamane

 この空と大地の出会う場所

テレビ朝日で放映されたアニメ「魔法遣いに大切なこと」のテーマ音楽。
放送時間が深夜で、しかも限られた地域でしか観られなかったのがあまりにも残念。
この曲が聴きたくて、毎週夜更かししました。サントラアルバムを手にしたときは、本当に嬉しかったです。羽毛田さん自身も、とても気に入っている曲だそうです。
「アイリッシュミュージックの雰囲気を持ったピアノの小品が作りたくて、ピアノに向かってぽろぽろと弾いて作った曲。」とあるとおり、サントラアルバムには「ここからはアイリッシュコーナー」というのがあって、JIGやREELなどアイリッシュスタイルのアレンジを聴くことができます。「小品集」と呼びたいサントラです。
-Musicians-
Bosendorfer Model 290 Imperial: Takefumi Haketa
Acousitic Guitar: Masayoshi Furukawa
Bodhran, Bells: Marie Ohishi
Low D whistle: Takashi Yasui
Violins: NAOTO, Osamu Iyoku, Yu Manabe, Mayumi Takebayashi,
     Takayuki Oshigane, Hitoshi Konno, Daisuke Kadowaki, Reina Ushiyama
Violas: Shoko Miki, Takahiro Enokido
Cellos: Hiroki Kashiwagi, Tomofumi Maruyama

 もし 翼があったなら

テレビ朝日で現在も放映中の「五木寛之の百寺巡礼」のテーマの“Gontiti ギターバージョン”。「Gontiti with strings」という雰囲気だそうです。
オリジナル曲は、ティンホイッスルがメロディーを奏でる郷愁感あふれる曲。オリジナル曲を聴くと、なぜか柿の木のある奈良の山里(晩秋)を思い浮かべてしまうのですが…。以前「百寺巡礼の音楽がとてもよい」という投書を新聞のテレビ欄に見つけ、おぉ、と思いました。
-Musicians-
Nylon Strings Guitar: Gonzalez Mikami
Steel Strings Guitar: Titi Matsumura
Percussions: Ikuo Kakehashi
Violins: Asuka Kaneko, Kaori Takahashi, Masami Iwai, Chie Tsunemi,
     Jun Takeuchi, Yuko Ohkubo, Kuniyo Fukami, Hiroki Muto
Violas: Yukiko Yoshida, Tamami Soma
Cellos: Ayano Kasahara, Shinobu Hashimoto

 WATER VEIN

NHKスペシャル「地下大水脈を行く」のテーマ。フロリダの大地の下では、たくさんの巨大地中湖が無数の水脈で繋がっているそうで、その中をダイバー達が決死の覚悟で調査のために潜水するドキュメント。番組を見られなかったので、このアルバムで音楽を初めて聴きいたのですが、いっぺんで気に入ってしまいました。
シンセサイザーのループが印象的で、ゆっくりしたリズムに大きな水の流れを感じます。電子音と、ところどころに差し込まれるピアノの音の対比が面白く、ピアノがよりシャープに聴こえます。
最近の活動では「アコースティック・サウンドの羽毛田さん」という感じですが、私はこのような電子音楽系の作品に、羽毛田さんの非凡さを感じることが多いです。
東京湾を水上バスで横断しながら聴く「WATER VEIN」、個人的にサイコーでした。ぜったいオススメ。
-Musicians-
Acoustic Piano, Keyboards, Programming: Takefumi Haketa
Acoustic Guitar: Takashi Nishiumi

 LEAF OF AGASTYA

NHKスペシャル「文明の道」のために作られた曲で、インドの聖者アガスティアの葉にちなんで名づけられたそうです。(その経緯については、Tokyo FMの番組で明らかになっています。)羽毛田さんのコメントは、「生命の流れ、絶えざる過去からの時間の流れ、この大きな河のような流れの中に、人の人生も組み込まれているのかなと感じると、少し癒されます。透明感と浮遊感を感じながら身をゆだねると、自分が生まれて来た場所が見えるかもしれません。」
このアルバムでは渕野繁雄さんの骨太なテナーサックスがグッと来る、とてもスタイリッシュなアレンジですが、「文明の道」のサウンドトラックには“Current”という曲名で、ピアノ主体の繊細な感じのアレンジのものが収録されています。
-Musicians-
Bosendorfer Model 290 Imperial: Takefumi Haketa
Oud: Koichiro Tashiro
Bass: Hitoshi Watanabe
Tabla: Ikuo Kakehashi
Tenor Sax: Shigeo Fuchino

 Impromptu−風・水・光

「百寺巡礼」Gontiti バージョンに続く、このアルバムの「目玉」。
羽毛田さんが敬愛するピアニスト加古隆さんとのインプロヴィゼーションの競演。羽毛田さんが用意した音階だけをもとに、2台のベーゼンドルファーで即興演奏したそうです。
「僕にとっては夢の共演です。」
右側から聴こえるのが加古さん、左側から聴こえるのが羽毛田さんの演奏だとか。このあたりの様子は 、Tokyo FMの番組でも詳しく話されています。
-Musicians-
Bosendorfer Model 290 Imperial: Takashi Kako
Bosendorfer Model 290 Imperial: Takefumi Haketa

 青の翳り

2001年9月11日の全米同時多発テロは、多くのアーティストに衝撃をあたえました。
自分の仕事の意味を自らに問い直した人も、少なくなかったようです。
羽毛田さんも、当時HAKETA Positionに「今回の悲惨なテロでは、ショックのために2日間仕事がなにもできなくなってしまって、けっこういろんな意味で落ち込んでいました」というメッセージを寄せています。
この「青の翳り」を含む、映画「群青の夜の羽毛布」の音楽制作は、当時羽毛田さんが取り組んでいた仕事のひとつ。映画で聴いた音楽は、悲痛なほど美しく、胸が痛くなるほどでしたが、決して絶望を感じるものではありませんでした。
「主人公が長い坂道をゆっくりと登ってくる冒頭のシーンを見ていると、ストリングスとオーボエとクラリネットの美しくて悲しい響きが頭の中に鳴りました。」というこのメインテーマだけでなく、衝撃と苦悩ののちに生まれた他の曲もぜひCD化してほしかったのですが、残念ながらサウンドトラックは発売されませんでした。(映画DVDは発売されています。)
-Musicians-
Acoustic Piano: Takefumi Haketa
Violins: Asuka Kaneko, ChieTsunemi, Kaoru Kuroki, Yuko Aiso, Masami Iwai,
     Kuniyo Fukami, Kaori Takahashi, Yuko Ohkubo
Violas: Rika Morozumi, Shizuko Takahashi
Cellos: Shinobu Takahashi, Tsunehiro Terai
Contrabass: Hitoshi Watanabe
Oboe: Keiko Narita
Clarinet: Kimio Yamane

 地球白書

NHK・BBC共同制作のドキュメンタリー「地球白書」のテーマ。
「image2」にも収録されています。「文明の道」でも参加されているサラエボ出身の歌手ヤドランカさんの歌声が印象的です。驚いたことに、バックのコーラスの男声は羽毛田さん!
「地球環境白書が毎年発表されますが、環境汚染、自然破壊、人口爆発など、地球を取り巻く問題は悲惨なものです。人類のあくなき欲望がもたらしたこれらの結果は、大きな課題を未来へ残すことになります。これは重く避けられない事実です。しかし、一方でそれらの技術革新の中にも、未来への課題を解決するための多くの研究が始まっている事実も、この番組『NHKスペシャル地球白書』では伝えてくれるのです。」
-Musicians-
Acoustic Piano, Keyboards, Programming: Takefumi Haketa
Voice: Jadranka
Percussions: Ikuo Kakehashi
Harp: Tomoyuki Asakawa
Strings: Masatsugu Shinozaki Strings
French Horn: Tetsuo Takano, Mitsuo Matsuura
Chorus: Takefumi Haketa, Toshiko Ezaki

 イマージュ アムール〜“カヴァレリア・ルスティカーナ”間奏曲

原曲は、あまりにも有名なマスカーニのオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」の間奏曲。
見事なアレンジで、アルバム「image d'amour」に収録されました。2001年のJ-WAVEオフィシャル・クリスマスソング、コンビニのam/pmのCM曲になったほか、2002年のlive image  d'amourではアンコール曲としてimage all starsでのライブ演奏も実現しました。クリスマスシーズンの今にぴったりの曲。
最後の鐘の音は、♪eighty-one point three, J-WAVE♪の歌?
この曲についても、Tokyo FMの番組でふれています。
-Musicians-
Acoustic Piano, Keyboards, Programming: Takefumi Haketa
Voice: Jadranka
Oboe: Fumiaki Miyamoto
Violin: Taro Hakase
Bandoneon: Ryota Komatsu
Guitars: Dai Kimura, Gonzalez Mikami, Titi Matsumura
Strings: NAOTO Strings

 地球に乾杯

このアルバムのために「スペシャルヴァージョン」として、チェロの柏木広樹さんとともに演奏されたもの。
オリジナルヴァージョンの明るさや元気よさとはまた違った、しっとりしたイメージ。しみじみ「これもいいな」と思えます。
-Musicians-
Bosendorfer Model 290 Imperial: Takefumi Haketa
Cello: Hiroki Kashiwagi

text by kingyo(031224)

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