Takefumi Haketa PRESENTS III
2009.4.15 リリース (in the garden records XNHL-17001)
羽毛田さんからのコメント
ジャケットいいです。中身もいいです。
3枚目はかなり癒されます。
アルバムとしてのまとまりがとてもよいので聞きやすい。
書き下ろし新曲も入って14曲とかなりお得!
しかしいつもながら大したスケジュールで作られました。。。
楽曲リストと魚コメント
01. 彗星物語
TBS系列で2007年12月3日(月)に放送されたナショナルドラマスペシャル「彗星物語」のテーマ曲。3世代同居の大家族にハンガリーからの留学生が加わっていろいろなことがおこりますが、それらを須賀健太君扮する末っ子の目を通して描いた、宮本輝原作の物語でした。この少年のお兄ちゃん役は上地雄輔さんでしたが、上地さんといえば私は「ハケンの品格」(羽毛田さんが中島美嘉さんの歌うEDテーマをプロデュース)の派遣プログラマー近さんがすごく記憶に残っています。「この人誰だろ?」と思ったんでした。その後「ROOKIES」にも出演しているし、羽毛田さんとはとってもご縁が深い俳優さんです。
全編を通じてゆるやかで「木」な感じの温かい楽曲群でしたが、テーマ曲は特に羽毛田さんの暖なピアノと木管ののんびりした音色がドラマ全体のムードを形作っていました。この木管はバスクラリネット?
02. ROOKIES〜愛のテーマ〜
大ブームとなり今年は劇場映画も公開されることになったTBS系ドラマ「ROOKIES」の「愛のテーマ」。ドラマは2008年4月から7月まで放送されました。
この「愛のテーマ」は最初からドラマの中で繰り返し使われましたが、けっこう放送回数を重ねても「メインテーマの全貌がまだ明らかになってない!」と羽毛田さんが言っていたくらい、最後までメインテーマより頻繁に使われました(そのあたりは羽毛田さんも解説で触れてます。でも、私はメインテーマのこわいもん知らずな感じも大好きだけどね)。この楽曲の魅力は魔法のようです。冒頭を聞いただけで、心がドキドキするというか、パワーが湧いてくるというか、聴く人の心をがっちりとらえて離しません。ドラマでよく使われた前半もよいですが、私は途中どこかの学校の校歌のような雰囲気に曲調が変わるところがすきです。このフルートの清清しさが、たまりません。演奏は荒川洋さん。
03. オー!マイ・ガール!!
とにかく私はこの日本テレビ系列で2008年9月から12月まで放送されたドラマのサントラが大好き。で、改めてこのアルバムでメインテーマを聴いて、「やっぱり大好き!」と再確認しました。マイ・ガールであるところの生意気なちびっ子女優、杏役の吉田里琴ちゃんは、小学校低学年とは思えない大人っぽい美しさを持つ芸達者な女の子でしたが、羽毛田さんは杏の生意気な表面の内側にあるやわらかくて傷つきやすい部分も里琴ちゃんの魅力も丸ごと包んだすばらしいメロディをまたまた生み出しました。またまた?そう、羽毛田さんは可憐な女の子のテーマ曲大王です。「瑠璃の島」「無人惑星サヴァイヴ」「魔法遣いに大切なこと」「魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜」…
ところで、このサントラでは学校時代にみんな一度は吹いたソプラノリコーダーや、わざわざ羽毛田さんがおもちゃ屋さんに買いに行ったという(!)おもちゃのピアノを使ったりと、ちょっと変わった試みもされたそうな。ジャケットもとてもかわいいし、魚大プッシュのサントラです。(「オー!マイ・ガール!!オリジナル・サウンドトラック」VAP VPCD-81616)
04. 病の起源
2008年に6回シリーズで放送されたNHKスペシャル「病の起源」のメインテーマ。
この番組はためになるというだけでなく、現代の人間の病気のルーツをその進化の過程の中に探してゆくというアプローチがあまりにも斬新で、「あぁ、こういう考え方もあるのか」と感心したものでした。そんな時空を超えたアプローチを象徴するような、奥行きの深い音作りはまさに羽毛田さんの真骨頂でしょう。番組で聴くのもよいけれど、ヘッドホンで一つ一つの音を探りながら楽しむのもいい!ほんとにいろんなことしてんなー、とこちらにも感心しちゃいます。
05. 遥かなる北の大地〜風になって
2008年7月から9月にテレビ東京系列で放送されたアニメ「魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜」のサントラアルバムの冒頭の曲「遥かなる北の大地」と3曲目の「風になって」がメドレーになっています。
「魔法遣いに大切なこと」といえば、第1作目のメインテーマ「この空と大地の出会う場所」があまりにも有名な羽毛田さんの代表作ですが、「夏のソラ」はその後制作された劇場映画版「魔法遣いに大切なこと」のストーリーをアニメ化したものでした。順番としては映画公開が「夏のソラ」放送の後になりましたが、作品としては映画版の音楽のほうがアニメの1年ほど前にできていました。映画公開がなかなか決定しなかったのでこちらの音楽も未知なものでしたが、なんといってもアニメ版は前作の音楽の印象が強烈で、今回は全く別な魔法士見習いの女の子のお話とわかっていても、羽毛田さんはいったいどんなメロディーを作ったのかなと、なんとなく気になってしかたありませんでした。「あれ(この空と大地の〜)を超えるメロディーなんてあるんだろうか」と…。
ところが、初回放送で私は完全にノックアウトされてしまいました。「あ、羽毛田さんは前作を超えるとかなんとか、そんなこと全く気にしてなかったのね」
今作踏襲したのは「アイリッシュ・ミュージック」という部分だけでした。しかも、前作がアイリッシュ的アレンジにとどまっていたのに対して、今回はこの収録曲でもわかるように、よりディープに、ある意味マニアックにアイリッシュを極めていました。もちろん今回も、演奏は羽毛田さんが最も信頼するケルトミュージックのスペシャリスト、安井敬さんのグループ。
このアニメは音楽に負けないくらい絵的にもマニアック(ほぼ実写のようにリアルな背景のなかをキャラクターが動き回る)で、ストーリーも「えっ??!!」と思うような結末を迎え、私のマニアック心を大変くすぐりました。音楽は美瑛出身の素朴キャラ・ソラに対してはアイリッシュ・チューンが、そしてソラが下宿する町下北沢とそこに住む先生魔法士に対しては、バーボンの香りがしてきそうなアメリカン・ロック調の曲が使われました。
(「魔法遣いに大切なこと〜夏のソラ〜」オリジナル・サウンドトラック GNCA-1164)
06. 小さなぬくもり
2007年6月30日(土)に放送された日本テレビドラマスペシャル「どうぶつ119」の中の1曲。このドラマは単発だったことに加えて、ロケが自分の家からとっても近い地域で行われていたもんだから「あ、これはあそこだ、どこだ、」とそちらに注目してしまって、こんなに美しい音楽がバックに流れていたなんて…とびっくりでした。改めてCDに収録されてよかった!どんな場面に使われてたかな、録画をもう一度見直そうと思ってます。
主演は速水もこみちさん。「オー!マイ・ガール!!」の主演でもあったので羽毛田さんとはけっこうご縁がありますね。ストーリーは、日本で始めて動物のための救急車を作った救命獣医師の物語でした。
以下ただいま執筆中!少々お待ちください…
07. 霧の火
08. 夏の記憶
09. 恋せども、愛せども
10. Jazz Largo
11. ジャッジII
12. ジャッジ
13. Elegant Calm of the Moment
14. A Song for the Sprout
みなさんの感想集
投稿お待ちしております!(投稿掲示板にどうぞ)
まるちゃんの感想(投稿日09/04/16)
私が「Presents III」収録曲を見てまず嬉しかったのは、『西洋骨董洋菓子店〜アンティーク』で一番のお気に入り「Jazz Largo」と「ジャッジ」の2曲が入っていたことでした。
特に「ジャッジII」テーマは、ドラマの中で麻衣子ちゃんのシーン、母子や家族のシーンで使われていて、私は勝手に“和み”の曲だ〜♪なんて呼んで流れるのを楽しみにしていたんです(*^_^*)。ピアノソロや三線ver.もあったりして、「ジャッジ」はコミカルな曲からストリングスの美しいぃ〜曲まで、ほんとにサントラ欲しいくらい素敵な曲がたくさんあったドラマだったので今回収録されてとっても嬉しかったです!!
そして「A Song for the Sprout」は…羽毛田さんの愛がたっぷりつまっているようで、た、たまらんです。今朝は聴き入って遅刻しそうになりました(^_^;)他の曲もじ〜〜っくり聴きますね\(^o^)/♪
弥生さんの感想(投稿日09/04/18)
プレゼンスリー、発売日の翌日に届いてずっと聴いてます!
今回のアルバムもすごく良いですね♪
サントラCDになってない曲がたくさんあるせいか、新鮮なカンジだし、全体的に見てバラエティーに富んでいるので、フルコースを味わってるような感覚です!
特にお気に入りはジャッジの曲!ジャッジ2の最終回は泣いてしまったくらいで、物語・音楽共に素晴らしいドラマだったので、またNHKドラマ担当して欲しいなと思います。
たかぴーさんの感想(投稿日09/05/03)
live imageの会場で買ったPRESENTS V聴きましたよ。
やっぱり「病の起源」でしょう。
昨年のlive imageがものすごく懐かしかったです。
「オー!マイ・ガール!!」のおだやかさはタイトルと違ってびっくり!!
「遥かなる北の大地」もいいです。
笛を使うことが多いんですね。
羽毛田さんワールドが楽しめました。