live image 5 大阪公演(2日目)
060422 さぼてん太郎さんのレポート@大阪フェスティバルホール
第一部
ライブ・イマージュ自体が初めてだったので、どう始まるんだろう、
1曲目が「Joyful Air Line」というのはわかっているけど・・・と不安と期待で迎えたライブの幕開け!
始まってみると、まさに幕開け!という曲で、わくわくしました。
欲を言うのならば、この曲だけでも生金管楽器が入るともっと気持ちよくなるかも・・・と思いました。
で、この曲では御大の姿が見つからず・・・???でした。
***松谷さん***
緊張はされている感じでしたが、曲を弾き始めると別人!でした。
プロなんだから当たり前なんですが、MCもさくさくとされるので、ほんとに職人さん、という印象です。
「いま、会いにゆきます」の映画を見ていないのですが、見てみたくなりました。
「県庁の星」2曲はかっこよかったです。
指がピアノ向き・・・スクリーンに釘付けになりました。
松谷さんがピアノだから、御大はまだ出ないだろうなあ・・・、とふと我に返った瞬間も。
***小松さん***
「目覚め」、御大のピアノがまた合っていて聞き惚れました。
「夢幻鉄道」ですが、CD「image5」は買っていなかったので初めて聴く曲でした。
が、小松さんのこの曲についてのエピソードや、映像と曲が合っていて気持ちのいい曲でした。
***カルロスさん兄弟***
バグパイプの不思議さに見とれつつ、演奏中の姿をみていると、人が集まったら普通にこうやって音楽を奏でているんだろうなあ・・と勝手に想像。
私も「星になった少年」の音楽を担当された方とは知りませんでした。
音楽が坂本龍一さん、というのは知っていたのですが、そこまでは・・・。
***Turandot Medley***
いやはや、生演奏で聴けるなんて幸せ者です。
御大がこの曲について説明をしていましたが、以前、鬼束ちひろさんのCD発売に合わせてのインタビュー記事で、「弦の人はうまいから、何を書いてもやってしまう」というのを読んでいたので、今回の「これは簡単だと思っていたら、ストリングスの人たちがええ〜〜これは〜〜。といっていたんですが、NAOTOくんが見事にやってくれました。」というコメントで、NAOTOさんたちを信頼しているんだなあ・・・とつくづく思いました。
***加古さん***
ベテランの風格です。以前、テレビ番組の特番をみて以来、日本では別格扱いのピアニストだという印象を持っていました。が、演奏のすばらしさもなのですが、あの穏やかな語り口がいいなあ、と思いました。
しかし生「黄昏のワルツ」「パリは燃えているか」はよかった・・・。
加古さんのコーナーは、独特の緊張感があったような気がします。
そして1部終了・・・ああ、もう半分終わってしまった〜〜〜。
御大の姿ですが、さりげなく入れ替わり立ち替わり、で神出鬼没でした。
しかしパーカッションに入るとは盲点でした。
青柳さんもさりげなく入れ替わり立ち替わり・・・でしたね。
(自分の出番以外は舞台袖に入っている、という意味ですが、目に入りやすい座席位置だったので余計にそう思えるのかもしれません)
第二部
***ゴンチチ***
2部が始まる前、舞台上のゴンチチのものと思われるギターをみていると、やはり「ゴンチチです〜〜〜」と主張しているような気がしてなりません。
そしてゴンチチですが、とても気持ちがよい音楽でいつまでも聴いていたい、と思いました。
次はゴンチチライブ?
MCもかなり期待していましたが、噂に違わずお腹が痛くなるくらいに笑わせていただきました。
ゴンチチといえば中島らもさんとチチ松村さんの絡み、そして映画「ぼのぼの」の音楽で早くから知っていたのにも関わらず、聴いたのは初めてだったので、こちらも楽しみのひとつだったのです。
*** 宮本さん***
衣装が派手だとは予習していましたが、凄かったです。
急に「風笛を吹きます」と曲が始まって、世界を変えてしまうところも凄いです。
ライブ・イマージュ最後の公演に行けてよかったと思いました。
オーボエの音色は絶品・・・。
クラリネットをかじったくらいの私に言われたくないでしょうが、もうもう尊敬のひとことにつきます。
***そして御大コーナー***
ちはるさんが書かれていたピースサイン、ちょこっとした身振りが妙にかわいく感じられました。
首を傾げながら、さりげなくピースサインだったので。
CDの勧め方がまたうまかったですね。
「このCDを家で聴くと、今日のライブがそのまま再現、よろしければどうぞ。
みなさん、いろいろと買うものもあるでしょうが、CDを買っていくなり・・」と。
曲は食い入るように聴きました。
「地球に乾杯」はCDで聞き慣れていますが、やはり生は違います。
「里山」は映像を見ながらうっとりと聴きました。気持ちよかった・・・。
カルロスさん、すっかり御大と仲良しさん、という感じです。
そして「Earth in Crisis」。
NHKから映像をお借りして、という言葉ですぐに浮かんだのがデング熱患者の映像で、まさかあれはさすがに出ないだろうと思いながら見ていたのですが、出なくてよかったです。
それでなくても驚異的な映像ばかりなのに、音楽がまた合っているので、番組を見た後に思わず涙が出てしまったのと同じく、曲が終わった後に涙が出てしまいました。
圧巻でした・・・。
***葉加瀬さん***
いつ出るのだろう?と思っていたら、そんなタイミングで出てくるとは!
ゲームをクリアしないとこの曲は聴けません、僕は無理です・・・というコメントが印象に残っています。
「アンダンテ・カンタービレ」この曲は好きな曲なので、うれしかったです。アレンジが現代調で新鮮でした。
「リベルタンゴ」、小松さん登場で、会場も盛り上がってくるのがわかります。
御大のピアノもかっこいい!
「情熱大陸」でカルロスさん登場、葉加瀬さんはカルロスさんと1日目はたこ焼き、2日目は551の蓬莱の肉まんを食べた仲・・・情熱大陸も快諾してくれました、とコメント。
カルロスさんがいきなり「立って立って!」と身振り。少しびっくりしましたが、素直に立ちました。
生情熱大陸〜〜〜!!
葉加瀬さん、ボウが1、2本切れてますよ〜。
そのまま拍手続きの中、思わず「御大」コールをしてしまいました。
アンコールになって、「選りすぐりの関西人を集めました」に爆笑。
御大と加古さん、連弾だ〜。とても息が合っています。
気持ちよく終わると、「My Favorite Things」。
ソロコーナーでは、みんなスクリーンや手元を見つめたまま、棒立ちになっているのがいいなあ、と思いました。葉加瀬さんが同窓会、と称しているのもうなずけます。
真っ白のまま、もう一度「御大」コール・・・。
手拍子と拍手でもう、何がなんだかわかりません。
とりあえず、もう1回聴きたい〜〜〜〜〜。と思ったのは確かです。
ライブの終盤、御大がギターの弾き真似をしたり、ピアノを弾きながらメロディーを口ずさんでもいたのが見えました。(たぶん「パ」でしたね)
という感じで、初ライブ・イマージュは終わりました。
子供連れの姿を見ましたが、最前列だったかに座っていた子が椅子の上に立って踊っているのをカルロスさんが喜んでいたり、ぐずる声も聞こえなかったので、ゆくゆくは家族で行きたいと思いました。