live image 5 郡山公演
060503 たかぴーさんのレポート@郡山市民文化センター
日時:5/3(水) 18:10〜21:20(3時間10分)
会場:郡山市民文化センター大ホール
出演:宮本さんが不在です。ベースは一本さんでした。
松谷卓(piano)、小松亮太(bandneon)、カルロス・ヌニェス(guaita)、
シュルショ・ヌニェス(percussion)、加古隆(piano)、
ゴンザレス三上(guitar)、チチ松村(guitar)、羽毛田丈史(piano)、
葉加瀬太郎(violin)
オーケストライマージュのみなさん
東京国際フォーラムまで待てないので、郡山まで遠征してきました。
開場まで。。
郡山は初めての場所ということもあり、かなり早めに出発しました。
大宮駅から14:34発Maxやまびこ119号仙台行きの新幹線に乗ったのですが。。。なんだこの混み様は!!自由席でのほほんとくつろいで行こうと思ったのに座れないどころかデッキまでぎっしり。
黄金週間5連休の初日ということもあり、出かける人が多かったようです。なので仕方なくデッキで1時間立ちっぱなしでした。きつかったー(^。^;)
15:30には郡山駅に到着してまだ開場までだいぶ時間があったので、kingyoさんとなみなみさんに教えてもらった「ままどおる」と「エキソンパイ」を探すかとしばらくキョロ(・.・ )( ・.・)キョロ。
お、あったあった。両方箱詰めになっているものもありましたが、ちょっとかさばるので、袋詰めになっている10個入り「ままどおる」と6個入り「エキソンパイ」を1つずつGETしました。
開演まで。。
開場時間になると、とりあえず売店へ行きました。
何か郡山オリジナルはないかなと探しましたが、加古さんの仙台公演のチケットが売っていたほかは川口リリアと変わりありませんでした。川口でパンフレットとストラップとキーホルダーとPRESENTS IIはすでに購入済みだったので、昨年購入したが無くしてしまったゴンチチのピンバッジだけ買ってホールに入りました。
ホールの中では「ラヴェンダーの咲く庭で」、「ラ・カンパネラ」、「モヒーニー(魅惑)」の順にimage関連の音楽が流れていました。続いて「ブラジレイリーニョ」が少し流れたところで開演を伝える音が聞こえてきました。かん高いブザー音ではなくなんか低音で「プー」って感じでした。東北ではこれが普通だったりして???
オープニング
いつものように「サイダーハウスルール・メインテーマ」が流れてきてオーケストラ・イマージュの面々が入場してきました。(^−^)//"" パチパチー
私は1階9列42番という右寄りの席に座ったのですが、やはりピアノの鍵盤は見えない。羽毛田さんの演奏する姿は結局スクリーン頼りとなりそうです。
「Joyful Air Line」が始まりました。オープニングにふさわしくとても晴れやかな曲でバックのスクリーンには空の映像が映っていました。
松谷卓さん
「いま、会いにゆきます/時を超えて」はしっとりした曲でスクリーンにはきれいな植物の映像がたくさん映っていました。
そしていよいよMC。郡山は2年ぶりという話をしたあとにやはり出ましたー。
「えーと、何だっけ??」
相変わらずMCの内容は事前に練習しているみたいで、くすくすと笑い声が聞こえました。その後は自分自身のテレビや映画の音楽を担当した話をしていました。
「県庁の星テーマ/真実を求めて」ではCDに入っていない鬼怒さんの強烈なギターが効いていましたが、8分あるはずのこの曲はずいぶん短くアレンジされていました。やはり一人の持ち時間は短いようです。続いて「輝く星」を演奏しましたが、羽毛田さんの姿はありませんでした。
小松亮太さん
ピアノ席に羽毛田さん登場。いつもの赤いスーツ姿です。
まずは少人数編成による「目覚め」の演奏で、羽毛田さんも演奏に加わっていました。ところが演奏が終わって小松さんのMCが始まると、羽毛田さんはとっとと舞台袖に引っ込んでしまいました。
その小松さんですが、自己紹介の後「えーと、、、ダバダーでした」と、だれも「目覚め」という曲名を知らなかったという曲の紹介をしていました。次にバンドネオンの説明があって「アコーディオンではありません、まったく違います」と何回言っても間違えるというアコーディオンとの違いを強調していました。音を聞いただけでは区別しにくいですね。
次の「夢幻鉄道」の紹介では鉄道が大好きという子供のために作ったといって、子供が駅員さんにいろいろちょっかいを出していやな顔でみられたり、いろいろなものをもらったりという話をしていました。
演奏中、パーカッションの位置を見てみると、、、おっ、羽毛田さん発見。郡山ではまだ小松さんが羽毛田さんの紹介をしていなかったので、見つけたときは結構得した気分になりました。
カルロス・ヌニェスさん
「フォッ」と一言叫び、弟のシュルショさんとともに登場してきました。始めの曲で「ガブリエルのオーボエ」の部分では羽毛田さんはピアノの後ろで待っていたようです。続いて「ボレロ」の部分になると羽毛田さんはピアノの位置につき、演奏に加わっていました。珠緒さんとシュルショさんがいっしょにリズムを刻んでいたのですごい迫力ありました。
ヌニェスさんのMCは「こんばんは、カルロス・ヌニェスです。」(^−^)//"" パチパチー、「This is my brother、シュルショ・ヌニェス!」(^−^)//"" パチパチー、「ガイタはスペインのバグパイプです。」と冒頭に日本語を話した後は英語でした。
「星になった少年」では弟のシュルショ・ヌニェスさんがピアノを演奏していましたが、羽毛田さんはやはりその後ろにいました。
この兄弟は盛り上げるのがうまいのか、郡山の観客のノリがいいのか、「アイリッシュ・リール」ではシュルショさんのバチさばきのパフォーマンスで一気にヒートアップし、アイリッシュのメロディーになると手拍子どころか早くも「総立ち」となってしまいました(東京公演では前の方だけでしたね)。最後には大拍手の中、この曲でピアノの位置に戻っていた羽毛田さんと手を取り合っていました。
オーケストラ・イマージュ
カルロス・ヌニェスさんのときに退場していたストリングスが再度入場し、青柳さんがピアノの位置に移動して音あわせ。演奏が始まりました。当然、演奏中にスクリーンに映るのはオーケストライマージュなのですが、スクリーンで何人か名前が紹介されました。NAOTOさん、鬼怒さん、青柳さん、柏木さんが紹介されていました。最後のほうで、羽毛田さん発見。一番盛り上がる最後ところで羽毛田さんがティンパニーを叩いていました。
加古隆さん
始めは定番の「黄昏のワルツ」。おおっ、羽毛田さんがいるじゃん。ピアノのすぐ後ろのキーボードで演奏していました。
次は「虹が架かる日」で柏木さんのチェロが始まり、ストリングスも加わりました。アルバムの「PIANO」ではピアノソロしか入っていないので、豪華でとてもよかったです。
「虹が架かる日」が終わったところで、加古さんのMCです。「7月はPIANOの発表記念コンサートツアーがあります」と言っておきながら、「残念ながら、郡山市でのコンサートはありません」いきなり落とすかー。でも、近いところで7/22に仙台でコンサートがあるそうです。「わざわざ仙台まで買いに行かなくても済むように、ロビーでチケットを発売しているそうです。ぜひよい席をお求めください」といつものお笑いなしの口調で言っているのですが、もちろん、笑い声がして拍手が沸き起こりました。
曲紹介の後の「博士の愛した数式」では田舎の風景や数式が書いてある紙を写した映像などをバックに、やはりCDで聴くことのできないストリングスつきの演奏でとてもきれいでした。
最後は定番の「パリは燃えているか」。羽毛田さんもキーボードで演奏していました。演奏が終わると大きな拍手を受けていました。
休憩時間
休憩時間の間、買うものも買ったので私はずっと席で待っていました。その間に流れた曲は「put your hands up」、「HERO序曲」、「Floating Bridges」、「アクロス・ザ・スターズ」といったimage関連の曲でした。これは会場によって違うようです。
ぴったり15分が経過し、いつものように「サイダーハウスルール・メインテーマ」が流れてきてオーケストラ・イマージュの面々が入場してきました。よく見えないのか、登場してきたのに拍手がない。しょうがないので私が最初に拍手(^−^)//"" パチパチー。ようやくまわりもワンテンポ遅れて拍手し、後半がスタートしました。羽毛田さんも始めから登場していました。
ゴンチチ
ゴンチチのお二人さんはダークスーツにネクタイ姿で登場してきました。
「楽しみな週末」は、同時に小松亮太さんも入場し、後半になって演奏に加わりました。のんびりとしたバンドネオンも結構よかったです。演奏が終わると「小松亮太さんでした〜」と言って小松さんは退場しました。
「みなさま、安らぎの時間がやってきました〜。」もちろん笑い声です。
続いて曲紹介の後に「live imageを今日初めてごらんになるという方〜」と言ってたくさん拍手が出ていました。「春のゴンチチ」のときもそうだったけど、お決まりかなあ〜。
松村さんが「ゴンザレスのゴンです。」と言って三上さんの紹介、続いて三上さんが松村さんの紹介をしました。続いて「夕空暮色」の演奏が終わると、羽毛田さんは退場しました。
いよいよ楽しいMCの時間。重要なお知らせと松村さんが言い出しました。新しいメンバーを入れたいとのことで若いダンサーを加入させるそうです。そうしたら三上さんはちょうど私の位置から見て舞台装置に隠れた死角の位置から取り出してきました。「そんなところにいたんですか」松村さん。黒い布に隠された「シッシーくん」を舞台中央に持ってきてオープン、たちまち笑い声と大きな拍手が沸き起こりました。
さらにスイッチ、オン(^-^)/★
とすると、何か笛の音を出して獅子舞の踊りを始めました。松村さんが「おおっ」とびっくりすると会場は大きな拍手となりました。ゴンチチは最終的には年をとってきた三上さんも松村さんもいなくなってダンサーのグループになるそうです(笑)。
三上さんはゴンチチを引退したら喫茶店を開く構想があり、郡山にも1軒つくるそうです。郡山駅を降りると茶色い紙みたいのが風に乗って絡みついてくるのですが、それを見るとまんじゅうの薄皮になっていて、たどっていくと薄皮まんじゅうの形をした「喫茶薄皮」があるそうです。「喫茶薄皮、すごいネーミングですね」と松村さん。「喫茶薄皮」に扉はなく自分で好きなところを切って入るのですが、あんが詰まっていてなかなか入れない。「足元があんでぶよぶよじゃん」と松村さんが言うと、薄皮で覆われているから大丈夫なのだそうです。さらに中に入るとコーヒーが出てくるのですがこれが飲めない。中が全部あんになっているそうで「それ、コーヒーじゃないですよ」と松村さん。店内は壁の薄皮がどんどん落ちてきて食べ放題。duty freeならぬ「薄皮フリー」。こんな会話をはあはあと松村さんが聞いていると、いきなり三上さんがギターを無言で持って準備。笑いとともに盛大な拍手に包まれました。最後に松村さんが「急に終わりましたね」
その後は「忘我の調べ」と「放課後の音楽室」を続けて演奏しました。
羽毛田丈史さん
羽毛田さんは始めからいたようで、舞台が明るくなるともう羽毛田さんがピアノ席に座っていました。
まずは定番曲「地球に乾杯」。前奏では天井を見て「さあ、これから演奏だ」と気合を入れているようにも見えました。
続いて演奏後のMC。宮本さんや葉加瀬さんほどの滑らかさはないですけど、そんな硬くもない印象でした。里山がイタリアでグランプリを取ったという話や番組内容の紹介をしました。「里山」の演奏はカルロス・ヌニェスさんの笛が加わりました。やはり笛の音はこの曲に合っています。スクリーンには番組の映像が流れていました。
「里山」演奏後のMCではアルバムの話となり、「年に一回のことなので、ロビーに売っているものを全部買う。または、プレゼンツーだけ買う。」と二者択一を迫っていました。羽毛田さん怖いぞー。
最後の「Earth in Crisis」は「地球温暖化に対し何かできることはないかを考えるきっかけになればいい」という羽毛田さんのMCの後に始まったのですが、実際の番組で放送されたという映像がものすごく強烈でした。この日は宮本さんがいなかったのですが、代わりは青柳さんかな?あまり差は気にならなかったです。演奏が終わると羽毛田さんはそのままピアノ席に座って暗転となりました。
葉加瀬太郎さん
交響詩「希望」Symphonic Poem "Hope"は第一楽章、第二楽章のときには葉加瀬さんが不在で、羽毛田さんはずっとピアノ席で演奏していました。
演奏後、第五楽章の前奏で葉加瀬さんが登場してきました。両手を広げると演奏中でも大きな拍手です。演奏が終わると拍手の後に小声で「お待たせを、、いたしました」のいつものセリフも出ました。
葉加瀬さんも郡山はあまり来ることがないということで、あらためてよろしくお願いしますと言うと、盛大な拍手が沸き起こっていました。次はFF12のネタで、最後にならないと曲が聞けないという話をしていました。
続いて、モーツアルト生誕250年であちこちで記念イベントが開催されているという話の後に「アンダンテ・カンタービレ」の演奏があったのですが、羽毛田さんによってアレンジされ、バイオリンが随分前面に出ている感じになっていました。途中、羽毛田さんのソロがあり、スクリーンにも映っていました。
live imageも佳境に入り、小松亮太さんが登場して「リベルタンゴ」。なんとなくスローテンポに聞こえましたが。葉加瀬さん曰く「今日の小松亮太は一番すばらしかった」と言っていました。日に日に良くなっているそうです。小松亮太さんはオロ○ミンCを一気飲みしているという裏話もしてくれました。
続いてカルロス・ヌニェスさんを紹介して「情熱大陸」が始まりました。まず小松亮太さんのソロ、いつも凝ったソロです。毎年ちょっとずつ異なっているかもしれません。
続いて前奏が始まると、葉加瀬さんが何も言わないうちに前のほうからスタンディングが始まりました。やっぱり郡山の人はノリがいいです。そうすると葉加瀬さんもそれに応じて「2階も3階も!!」とスタンディングを促していました。もう総立ちです。曲の合間にあるソロパートは前半がカルロス・ヌニェスさん(guaita)、小松亮太さん、後半が青柳さん(sax)、カルロス・ヌニェスさん(笛)、いずれも素晴らしかったです。最後は盛大な拍手に包まれました。
アンコール
暗転すると今回はすぐに「サイダーハウスルール・メインテーマ」が流れてきてスクリーンはスタッフロール。確か川口では1分くらいもたついた気がするので随分段取りがよくなった気がしました。
最後まで流れた後、そんなに待たずに葉加瀬さん、ゴンチチの2人、加古さん、羽毛田さんが登場してきました。生え抜きの関西人を集めたというイマージュ関西だそうです。依然スタンディングになっているノリノリの観客を見て葉加瀬さんが「まあまあ座って」と言ってようやく観客が座りました。映画「カサブランカ」で使った曲と「アズ・タイム・ゴーズ・バイ」を紹介し、加古さんと羽毛田さんが連弾をすると言っていました。見てみると加古さんが高いほう、羽毛田さんが低いほうに座っていました。連弾は初めて聴きましたが、ピアノが随分重厚に聞こえました。
演奏が終わると、すぐに松谷さん、小松さん、カルロス・ヌニェスさん、オーケストラ・イマージュのみなさんが入ってきて、葉加瀬さんによるメンバー紹介がありました。最後はいつものとおり「My Favorite Things」。昨年はあった木村大さんの担当部分がごっそり無くなっていましたが、一本さん、鬼怒さん、青柳さん(sax)、ストリングス、則竹さん、珠緒さんと続いたソロは素晴らしかったです。宮本さんがいない分は小松さんがフォローしていました。最後はスタンディング・オベーションでした。
おわりに
どの会場でもそうでしょうが、羽毛田さん、いっぱい出てましたね。いつもはダークスーツ姿でいる羽毛田さんがエンジ色の目立つスーツを着ているのを見て、live imageにかける意気込みを十分に感じることができました。羽毛田さんにとっては年に1回の晴れ舞台というところだと思いますが、素晴らしかったです。
考えてみたら年に1回じゃなくてもいいですよねえ。羽毛田さん、単独コンサートをぜひお願いします。(忙しくてだめかなあ)
曲目:宮本さんの分がない以外は川口公演と同じです。
〜1部〜
・Joyful Air Line
・いま、会いにゆきます/時を超えて
・県庁の星テーマ/真実を求めて
・輝く星
・目覚め〜ネスカフェゴールドブレンドのテーマ
・夢幻鉄道
・ガブリエルのオーボエ〜"ミッション"より〜ボレロ
・星になった少年ブラザーフット・オブ・スターズ〜ファンタンゴ
・アイリッシュ・リール(メドレー)
・Turandot Medley
・黄昏のワルツ
・虹が架かる日
・映画「博士の愛した数式」より愛のテーマ
・パリは燃えているか
(15分休憩)
〜2部〜
・楽しみな週末
・夕空暮色
・忘我の調べ
・放課後の音楽室
・地球に乾杯
・里山
・Earth in Crisis
・交響詩「希望」Symphonic Poem "Hope"
・アンダンテ・カンタービレ〜ピアノ協奏曲 第21番
・リベルタンゴ
・情熱大陸
〜アンコール〜
・アズ・タイム・ゴーズ・バイ
・My Favorite Things