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平城京遷都1300年 回帰 奈良へ帰ろう
  音燈華 ゴンチチコンサート

061021 kingyoのレポート@東京国立博物館

ゴンチチライブ数ある中で…

昨年は単独2回、live image2回の計4回のライブに参加して「ゴンチチづくしだなぁ」と思っていたのですが、今回はlive image3公演、7月の池上本門寺の“Slow Music Slow LIVE '06”に続いて、今年5回目のライブとなりました。
池上本門寺もかなりスペシャルだったけど、今回の会場は上野公園の中にある東京国立博物館という異色の場所。しかも野外特設ステージ?!そして、このイベントのプロデューサーで陶芸家の武田高明さん作の400個の燈火器が会場に飾られて…想像しただけでも素敵なライブになりそうだったので、さっそくチケットを取りました。そしてその後このライブになんと羽毛田さんがゲスト出演するというニュースが!!日頃よい子にしててよかった、ほんとによかった。

どんな雰囲気かというと…こんな感じ


上野公園にはパンダで有名な上野動物園とか、ロダンの「地獄門」で有名な国立西洋美術館、クラシックのコンサートなどがよく開かれる東京文化会館などなど、いろいろな施設があります。このとっても広い公園の、ずずっと奥まったところの広大な敷地に国立博物館があります。
ちょうど上野に着いたのが夕方5時過ぎで、すべての施設の閉館時間。公園の中は動物園や美術館からJR上野駅へ向かう人々の波で、まるでラッシュアワーのようでした。
その人波をかき分けかき分け、薄暗くなった公園の中を奥へ奥へ歩いていくと…大噴水の前に国立博物館が浮かび上がりました。考えてみたら、国立博物館も今まで開館してたんだから、リハは今やるはずないか…。(三上さんのMCによると、リハは前日の夜だったそうな。)でも入り口でイベントの立て看板を見つけたし、建物もとってもきれいだったので写真を撮りました。
左の立て看板の写真を撮っていると、博物館から出てきたご婦人に「ゴンチチってどんな音楽なんですか?」と聴かれました。ゴンチチはアコースティックのギターデュオで、この羽毛田さんて人がピアノを弾いて、桑野聖カルテットというのが弦楽四重奏です、などなど詳しく説明してあげたら、とってもお礼を言われました。そして、中で今会場の準備をしてましたよ、と教えてくださいました。どこでやるのかなと思っていたのだけど、正面入り口前にステージを作っていた、ということでした。写真を撮ったあとは、いっしょに行った友達と公園のレストランでご飯を食べ、お茶を飲みながら開場時間を待ちました。

とても美しいライブ会場でした!

6時半に博物館の正門に行くと、もうたくさんの人が集まっていてどんどん中に案内されていました。チケットを切ってもらって中に入ると…
野外ライブの醍醐味は、木々の緑、風の音、虫の声…そして今回はこれに建物の美しさと400個の燈火が加わり、それはそれは素敵なライブ会場でした。今回は屋外ということもあって自由に写真が撮れたので、皆さんにもリアルな画像でお伝えします!!
正門を入ると正面に池があって、たくさんの燈火が飾られていました。水の上にも浮かべてあって、それはそれは美しい眺めでした。燈火というのは小さい灯篭のようなものです。(下の写真)
写真の右手の建物がメインエントランスで、このファサードが今回のステージになりました。そして池とファサードの間にパイプ椅子の客席が作られていました。
私たちの席は正面に向かって左側の後方。メインエントランスは2本の太い柱で仕切られていましたが、右端の空間に演奏席が作られていました。ピアノは少し奥まったところに置かれていました。私の席からは、ちょうど羽毛田さんが座ると背中と弾いている様子が見えるような感じ。後ろながらなかなかの好位置でした。全体では目算で500席位かな〜というこじんまりした客席でした。しかも、パイプ椅子に座席番号の紙がセロテープで貼られているという素朴さ。

いよいよ開演

今回は特別なイベントだったので、ゴンチチのライブに入る前に「八雲琴」の演奏と女優の尾野真千子さんによるナビゲーションがありました。
「八雲琴」というのは須佐之男命にまで遡るルーツを持つ二弦琴で、この「二」は天と地、とか男と女、などの意味を持つそうです。よく演奏されている日本の「お琴」に比べてはるかに素朴な音で、奈良の明日香村から来られたという二人の女性が歌いながら演奏しました。どんな形なのか、私の席からはよく見えなかったのですが、Web上にはやはりちゃんと情報があるみたい。飛鳥京観光協会のHPなどにも載っていましたので、興味があったら見てみてください。 http://www.asukakyo.jp/cm/densyo/densyougeinou.html
 
琴の演奏の後、このイベントの解説や奈良の吉野についての説明を尾野真千子さんがしてくれました。尾野真千子さんは映画「萌の朱雀」で河瀬直美監督に見出された吉野出身の女優さんで、今放送中のNHKの朝ドラマ「芋たこなんきん」にも出演中だそうです。私は見てないけれど、いっしょに行った友達がハマっているそうで、尾野さんの登場にとっても感激していました。
 
このあと、ゴンチチライブのOPテーマの「Tea for Two」が流れ、松村さんと三上さんが登場しました。この日はいつもの白いスーツ、まず手に取ったギターもいつもの赤のOvationでした。

1曲目 ANOTHER MOOD
ライブのオープニングではおなじみの「ANOTHER MOOD」で、ゆったりと始まりました。
風がサワサワサワと木の葉を揺らす音とか虫の声という天然のBGM付き。ステージがライトで浮かび上がり、少し寒いけれどなんだか夢のような世界…。
 
MC:松村さんのいつものご挨拶「こんばんは〜」に前のほうの人がぽつぽつと小さな声で応えて会場はさっそくのクスクス笑い。厳かなイベントのためか、松村さんの「やり直し」の要求もなくさらっと始まりました。
この音燈華のライブは以前奈良の吉野で行われて、それを見た博物館の方がぜひたくさんの奈良時代の仏像の収蔵品がある東京国立博物館でもやってみたいということで今回実現したそうです。長い国立博物館の歴史の中でも、敷地内でコンサートをやるのはこれが初めてだそうです。
 
2曲目 南方郵便船
3曲目 修学旅行列車南国音楽

桑野聖カルテットが登場し、ストリングスとともに2曲初期の曲が演奏されました。
「ちょっと長い題名ですよ、では発表します」と松村さんが紹介した「修学旅行列車南国音楽」はタイトルだけではどういうものだか想像つかない曲ですが、のんびりゆったりした明るい曲。冷たい風が吹き始めた会場が、少し暖色になった感じでした。「脇役であるとも知らずに」という初期のアルバムの収録曲ですが、2003年に発売された「gontiti 25th Anniversary CD」に桑野さんのストリングスアレンジで収録されています。今回はこのアルバムからの選曲がけっこうありました。
私は羽毛田さんの「魔法遣いに大切なこと」にも参加されている桑野聖さんの大ファンです。ゴンチチのwith strings系のライブではいつも出演されていますが、今回のご出演は↑の立て看板を見て初めて知ったのでした。一昨年の渡辺等さんのライブで目の前50cmのバイオリンシャワーを浴びて以来の、桑野さんの生演奏でした。
 
MC:今日はなんとなく松村さんのMCも厳かというか、いつものねばっこさがないみたいでしたが、とりあえず「初めての人確認」がここで行われました。そしたらなんと、真ん中より前の人はほぼ全員リピーターで、後ろのほうでほんの少しの人々がパチパチと拍手するくらいでした。「後ろのほうの人が初めてなんですね」と松村さん。私、後ろのほうにいましたが数えたら17回目でした(笑)。
初めての人もいるので…と自己紹介がありましたが、そのときに三上さんがヘンなことを言い始めました。
「今の、なんかぬれたような拍手でしたね…なんかビチャっというような音の…」
「えー、後ろのほうのお客さんが池にはまってるんですかねぇ?」と、さっそく困惑気味の松村さん。あぁ、三上さんはいつでもどこでも変わらないです。
 
4曲目 マルセルでさえも
「今から23年前、ぼくたちのファーストアルバムに入っている曲です」と紹介されました。1983年のファーストアルバム「ANOTHERMOOD」の曲だからほんとに23年前だけど、時間の経過なんて全然関係なくいつもつややかに響き渡ります。これはバイオリンがとても印象的な曲ですが、もう桑野さんのバイオリンが美しくて美しくて…はぁぁぁ。<ためいき

5曲目  緑の性格〜黒い蟻の生活
「次はメドレーでお送りしますが、ちょっと不気味な曲なので、あちこち見ながら聴くと何か見えるかも…そんな聴き方をしてみてください」という松村さんのおすすめで始まった、私の大好きな曲。「緑の性格」はファーストアルバム、「黒い蟻の生活」は羽毛田さんも参加された1995年の「Black Ant's Life」の収録曲ですが、やはり桑野さんのストリングスアレンジ「25th Anniversary CD」にこのメドレーの形で収録されています。
演奏中は「緑」のほうは緑のライト、「黒」のほうは赤いライト、とライティングも変化していました。この曲、特に「黒」のほうはストリングスがものすごく難しい曲ですが、演奏の後松村さんが「ストリングスはいつも大変なんですが、今日はものすごくうまくいきましたね。」と言っていました。三上さんは…「また拍手がビチャッという音がしましたよ!」とタイソウ気になるようでした。
 
MC:そこから、三上さんの音の話が始まりました。前日の夜にリハーサルをやったそうなんですが、三上さんが帰り道、公園の木の下でガサガサいう音を聞いたそうです。
「三上さんはリスやって言ってましたよね」
「いや、魚かもしれません…」
「木の下だから魚じゃないでしょ」
「いや、ハイギョじゃないかと…」
「いくら博物館でも庭でハイギョは放し飼いにしてないと思いますよぉ」

お客さん大爆笑でした。三上さんは本当に音が気になるみたいですが、ピタッと話が終わりました。
 
6曲目 ナナキ
音の話で松村さんが続けます。野外のライブはこの10月21日あたりがギリギリで、何がギリギリかというとこれ以上寒くなるとぼくたちの手が動かなくなる、というのもあるけど、もう1つギリギリなのが虫の声なんだそうです。「ナナキ」はホールでやるときはCDで虫の声を流したりするそうなのですが、「今回はいりません、本物がいますから。」虫のほうでキーや音の大きさを演奏に合わせてくれるそうです。
この曲もストリングスとともに演奏されましたが、耳を澄ましていると本当にMCの間は少し小さくなっていたいろいろな虫の声が「りーーん」と大きくなりました。びっくり!
 
MC:演奏が終わるとカルテットの皆さんはお休みになりました。
「虫、すごかったですね…足かまれました」音ではなく、三上さんは虫にさされたらしい…。ここから血を吸う蚊の話になりました。松村さんによると、蚊は産卵のために雌だけが血を吸うそうですが「蚊も一言そう言ってくれればちょっとぐらい吸わせてあげるのに」「血を吸った後かゆくなるの、やめてほしいですね」そして三上さんが「検査とかで採血した血ってあと、使わないんですよね?」「それを蚊の為にためておくことはできないんでしょうかね…」またピタッと話が終わりました。
 
7曲目 楽しみな週末
8曲目 青天白日

デュオコーナーということで、最新アルバムの「我流一筋」から2曲演奏されました。「楽しみな週末」はlive imageでも演奏された曲で、そのとき映し出されたアンリ・カルティエ=ブレッソンの写真を思い出しました。
曲の合間にかなり大きな爆音をひびかせて何かが空を飛んでいたのですが、それを松村さんが「何か取材に来ましたよ、ヘリコプター?あ、違う、飛行機だ」と追いかけました。「野外ライブだとこうやって飛行機を見つけられたりしていいですね。」すると三上さんが「これは雲が厚いからこんなに音が響くんです。」「ええ、ほんとに!」またピタッと話が終わりました。
 
MC:次の曲のために三上さんがソプラノギター、松村さんが8弦ウクレレに持ち替えました。ちょっと珍しい楽器なので、いつもそれぞれ試し弾きするのですが、なぜかこの日の三上さんの試し弾きが長い!終わる気配がありません。とてもきれいなソプラノギターの音にご自身が聞きほれていたみたいで、ついにそこから「老後の話」が浮かんだようでした。松村さんの解説。「初めての方に説明しておきますけど、三上さんはいい演奏ができたとき自分の老後の計画が浮かぶんですよ。」
リピーターの多いこの日のお客さんはもう、待ってましたと言わんばかり。
「こういう平安京(正しくは平城京!)のような…あ、平城京…いいムードの中で老後のことを考えるんですけど…博物喫茶というのが浮かんだんです。」
開演前に博物館の地下を歩いていたら、からっぽのガラスケースがいっぱい置いてあったそうです。それを見て浮かんだらしい…。マスターもウエイトレスもそのケースの中に入っていて、「木彫」なんだそうな。コーヒーはガラスケースに入っていて、なかなか出せないので入館料のほかにチケットを買わないといけない。入館料は150円、コーヒーはエスプレッソもあって300円ぐらい…「えらい安いですね!」という松村さんの問いかけに…三上さんはまたピタッと話をやめてしまいました。「終わったみたいです。」と松村さん。
 
9曲目 忘我の調べ
去年ユニクロのコマーシャルでぼくたちが弾いたのでご存じの方もいるかも…と「我流一筋」1曲目の「忘我の調べ」が始まりました。ほんとにソプラノギターの音がきれいで私も大好きな曲です。
 
10曲目 cora〜ガムランみたいな音〜動物達集まる【Hilo】
三上さんも6弦ウクレレに持ち替えて、ウクレレの名曲のメドレー「上野発、アフリカ経由(“cora”はアフリカの楽器)、バリにちょっとよりハワイ島着(Hiloはハワイ島の日本人がたくさん住む町の名で、ここにお2人が滞在していたときにできた曲)」が演奏されました。
 
11曲目 UPC
再びギターに持ち替え、ゴンチチのNHK FMラジオのレギュラー番組「世界の快適音楽セレクション」のエンディングテーマ「UPC」が演奏されました。

「ゲスト」羽毛田さんの登場!!

羽毛田さんはゴンチチのサポートキーボーディストとして何度もライブに出演されていますが、今回は「ゲスト」です!何度も単独ライブに来ている私も初めての、羽毛田さんのソロコーナーでした。
松村さんが、「今日は素敵なゲストをお呼びしています」と、live imageのミュージックディレクターであることやゴンチチにとってなくてはならない人であることなどを紹介しつつ、羽毛田さんが登場しました。
ステージの照明がとてもまぶしくてその周りは真っ暗なので、ちょっとコントラストが強すぎて羽毛田さんの表情はあまりはっきり見えませんでしたが、きりっとストライプ系のスーツを着こなし、髪は少し長めな感じでした。羽毛田さん、なんか若い!!
羽毛田さんはメインエントランスの左の柱の陰から出てきたので「どこにいたのかな?」と思いましたが、あとで聞いたところ、コンサートを楽しみたくてずっとその陰のところで聴いていたそうです。
 
12曲目 地球に乾杯(ピアノとチェロのスペシャルバージョン)
ゴンチチが退場した段階でちょっぴり予感はしましたが、全くセットリストがわからない状態での羽毛田さんの登場。この曲が始まったときに「あぁ、ソロコーナーだ!」と実感しました。
桑野聖カルテットのチェリストの松葉春樹さんとのデュエット、羽毛田さんは演奏前に松葉さんのほうを見ようとするんだけど、ちょうど松葉さんの後ろあたりにすごく明るいライトがあったためか、目の上に手をかざしてとてもまぶしそうでした。これも特設ステージならでは?
準備ができて、息を合わせて演奏が始まりました。ピアノはクリアで明るいお月様の白の音、チェロは吹き抜ける夜風の深い音。残念ながら曇り空で月も星も見えなかったけど、ほんとうに夜空の似合うこのバージョン、お月見しながら聴きたい感じでした。
 
MC:「僕の曲、地球に乾杯でした。」と曲紹介をして、チェロの松葉さんを「もう一度拍手を」と紹介、羽毛田さんのMCが始まりました。
「ゴンチチのお二人といっしょに演奏するのは久しぶりなのでそれもとても楽しみだったのだけど、国立博物館というこの場所で演奏することをとても楽しみにして来ました。」
「どこでやるのかなと思っていたけど、まさかメインエントランスがステージになるとは思いませんでした。ちょうどピアノの後ろが奥まったホールになっていて、音がとても響くのでここで演奏していると本当に気持ちがいいんです。皆さんにもこの後ろで聞いていただきたいくらいです。」

MC短めですぐ次の曲に移りましたが、さすがにリピーターが多い今回のお客さん、羽毛田さんを知っている人も多かったみたいで拍手も大きかったです。少なくとも、私の隣のお客さんは絶対、はけちゃんファンだったに違いない…激しく手を叩いていらっしゃいました(笑)。
 
13曲目 里山
本当によかった。このライブに来てよかった!2曲目は「秋も深まったこの場所にぴったりの曲を…」里山ピアノとストリングスバージョンでした!ピアノの和音の透き通った美しさ、桑野カルテットの弦の美しさが天然の木の葉の揺れるサワサワという音や虫の声と溶け合って、本当に夢のようでした。ゴンチチの楽曲とはまた全く趣の違う「里山」は、ライブの中でとても素敵なアクセントになっていたように思います。  
そしてこんなスペシャルな編成で聴けるのは、もしかすると今回だけかもしれないな…と後で思いました。

再びゴンチチ登場

演奏が終わって、「それではもう一度ゴンチチのお二人を…ケホン」と咳した羽毛田さんが全部言い終わらないうちに、松村さんと三上さんが登場しました。あれ?羽毛田さん風邪引いてるのかな?とそのとき初めて気がつきました。
「羽毛田さんにあと20曲ぐらいやってもらって休んでいたいんですけど…」と松村さん。ほんと、あと20曲ぐらい聴きたかったデス。
 
14曲目 QED
桑野カルテットに羽毛田さんを加え、全員での「QED」でした。途中でチェロの松葉さんが楽器を置いて立ち上がったので、「あれ別な楽器に持ち替えるのかな?」と一瞬期待しましたが、なんと楽譜が風に飛んで落ちてしまったのでした。これも野外ならでは。松葉さんはあわてずゆっくり席に戻りましたが、その後チェロのパートがあって、あぁ間に合ってよかったねと思いました。
 
15曲目 塩と太陽
ほんとにやってる方も気持ちいいですと言いつつ、次の曲は「塩と太陽」でした。こちらは「世界の快適音楽セレクション」のオープニングテーマですね。今回のサポート曲では、比較的大人しくピアノを弾いていた羽毛田さんですが、この曲でのピアノはかなり自由に走っている感じでした。
残念ながら、羽毛田さんの出番はとりあえずここまで。ぎゃぼー、しぇんぱいもう行っちゃうんでしゅかぁ〜(のだめ風に)サポートだともっといっぱい演奏が聴けるんだけど…うむむ、フクザツ!
 
16曲目 Right Side of Sorrow
ここからは再び桑野聖カルテットとの演奏でした。「僕達も世界のいろいろなストリングスの人たちと共演しましたが、これはブラジルのチェロの巨匠ジャキス・モレレンバウムさんとやった曲です。」
ジャキスさんは、2004年のアルバム「XO」に参加され、羽毛田さんも共同プロデューサーとして多くの録音に関わってとても楽しい経験をされたそうです。(ゴンチチの公式サイトのディスコグラフィーのページの冒頭には「XO」参加メンバーとジャキスさんのとっても楽しい写真が今でも掲載されています。)
 
このあたりになるとお客さんの体の冷え方もハンパじゃなく、フリースのひざ掛けでぐるぐる巻きになっていた私でさえかなり震えていたので、軽装で来ていた人たちは相当寒かったと思います。三上さんが、演奏しているぼくたちはまだ暖かいのだけど、それでも肌寒い、と言っていました。松村さんも前のほうのお客さんに「寒い?寒い…ね」と苦笑い。この日はまだ天気がよかったのでましだったけれど、2日目は雨だったそうで、寒さはハンパじゃなかっただろうな…。
 
17曲目 Acoustic eel
「次はちょっとジャズっぽい曲を…寒いので体を動かして、隣の人と体をすり合わせておしくらまんじゅうのように聞いてください」と松村さん。さすがゴンチチファン!本当にあちこちでお客さんが曲に合わせて体を左右に揺らしていました。二人で来ていたら二人で、四人できていたら四人で、みたいに…。
「Acoustic eel」は私がダイダイダイ好きな曲で、羽毛田さんがサポートするときはかなり見所もあるナンバーですが、今日は羽毛田さんはいるけどいない!Acoustic eelにはいない!残念…。
 
18曲目 My Favorite Things
羽毛田さん欠席Acoustic eelに意気消沈していたら、再び羽毛田さん登場!この曲はやっぱり参加していただかないと!ということで、全員での「My Favotite Things」でした。
これが最後の曲ということで、桑野聖カルテットの紹介もありました。
1stバイオリン 桑野聖さん
2ndバイオリン 藤家素子さん
ビオラ 大沼幸江さん
チェロ 松葉春樹さん

 
演奏が終わって、全員が立ってご挨拶。柱の陰へと退場してゆきました。

寒いけどどうするのかな…やっぱりアンコールですよね!

ほんとに寒かったので、お客さんみんなそのまま帰っちゃうんじゃないかと思ったのですが、やはりこんな貴重で素敵なライブだったのですからアンコールはあってほしいな…と様子を伺っていると…お客さんの拍手はますます大きくなってきました!帰る人は少しいたけど、ほとんどの人が席に着いたままでした。
それに応えて、すぐ三上さんと松村さんが出てきてくれました。
「アンコール…ですよね?」という松村さんに、お客さんも苦笑い。
 
19曲目 放課後の音楽室
「高校の教科書に載っている曲です」と紹介、デュオでの演奏でした。
 
20曲目 Birth of Sigh
うれしいことにまた桑野さんたちが登場。「もう1曲やらせてください」と、素晴らしい演奏を最後に聞かせてくれました。
寒かったけど、本当に楽しい夜を過ごしました。お客さんの中には立ち上がって拍手している人もいました。みんなとても幸せそうな表情で、帰り際にも燈火の写真を撮ったり池の眺めを楽しんだりしていました。

終演後の羽毛田さん(スペシャル画像)

羽毛田さんの大好きな紅茶とチョコケーキを持って、いつものように終演後羽毛田さんを楽屋にお訪ねしました。
今回はそもそもコンサートをするような場所ではないので、いったいどこに楽屋があるんだろう?と会場のスタッフの方に聞いてみたところ、案内してくれた人は延々博物館の敷地を奥へ奥へと歩いていきます。途中、荘厳な建物がライトアップされていてとってもきれいでしたが、迷子にならないように必死でついて行きました。会議室かセミナールームのような部屋がいっぱいある建物に案内されて、ようやく羽毛田さんの控え室にたどり着きました。
なんと羽毛田さんはとってもヘビーな風邪を引いてしまい、もう治りかけなのだけど咳がひどかったそうです。ステージの上ではそんなそぶりもなかったのですが…。やっぱりプロはすごい。
今回は久しぶりに写真を撮らせてもらう約束をしていたので、お疲れのところだったけどポーズをとってもらいました。私服に着替え、くつろいだ表情をパチリ。
「次は1万人の第九だよ!ピアノ練習しなきゃ!」
12月3日に大阪城ホールで行われる「1万人の第九」では、元ちとせさんのサポートで160人ほどのオーケストラをバックにピアノ演奏するそうです。生で聴けないのは残念だけど、テレビ放送楽しみです!でも、その前に風邪早く治してくださいねぇ…。(text & photo by kingyo 061024)

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