live image 6 郡山公演
070504 たかぴーさんのレポート@郡山市民文化センター
5/4は暑かったですねえ。そんな中、新潟から郡山に移動して観てきました。
私がlive imageでトラブルに遭遇したのは初めてでびっくりしてしまいました。
ただ、その後は何事もなかったかのよう無事に終わってよかったです。
日時:5/4(金) 17:36〜21:02(3時間26分)
会場:郡山市民文化センター大ホール
曲目:
〜1部〜
・地球に乾杯
・みんな夢の中
・失われた文明 インカ・マヤ
・ニュー・シネマ・パラダイス
・Concerto
・While My Guitar Gently Weeps
・Touch
・Hula Girl(フラガール)
・ラプソディー・イン・ブルー
・黄昏のワルツ
・博士の愛した数式―愛のテーマ〜熊野古道
・パリは燃えているか
〜2部〜
・君と住む街で
・夏の理由
・忘我の調べ
・放課後の音楽室
・ノスタルヒコ〜リベルタンゴ
・夢幻鉄道
・TAKUMI/匠
・エカテリーナのための協奏曲
・エトピリカ
・ローラ
・タイムメッセンジャー
・情熱大陸
〜アンコール〜
・My Favorite Things
郡山は昨年も来ているので、とくに迷わずに到着しました。
開場になると、まずは売店に行きました。ここには「いまんじゅう」があるんだろうか…
あれっ、「いまんじゅう」のところに「完売御礼」の文字が貼られています。
新潟ですべて買い尽されたかなあ。
おそらく郡山には1個もなかったと思います。
NHKホールで買った「いまんじゅう」まだ開けてません。
ジェイク・シマブクロさんのCDは気になりましたが、とりあえず何も買わずにホールの中へ入りました。
席は1階5列9番。左から9番目かと思っていましたが、前から5列目の左端は9番でした。私の席は前から5列目の左端。少しショックです(ToT)
キーボードの青柳さんは全く見えません。1stバイオリンは全員見えましたが、後ろはビオラの2人とチェロの中村さんは全く見えません。
一人で行くとこういうことが結構あるんですよね。しょうがない
18:00に館内放送、さらに5分ほど経ってから開演となりました。「サイダーハウスルール・メインテーマ」が流れ出して会場は暗転し、オーケストライマージュの面々が入ってきました。(^-^)//""パチパチ
●羽毛田丈史さん
いつものとおり、紫のスーツ姿で登場。定番の「地球に乾杯」を演奏しました。
そのあとのMCで羽毛田さん「この日を待ち焦がれている人もいると思いますが私たちも同窓会をやるみたいで楽しみなんですよ」。羽毛田さんもルンルン気分のようです。さらに「人間、多くのことを覚えられず、記憶をなくしていく…そんなことのないように目に焼き付け、心に残るような演奏をしたい」ふむふむ。
「失われた文明 インカ・マヤ」の曲紹介では古代文明が大好きという羽毛田さんはプロデューサーに「作曲のために取材に同行してもいいですよ」とさりげなく言ったそうですが、「いい曲ができることを楽しみにしています」とかわされてしまったそうです。演奏中は代わりにNHKから借りた映像がバックに流れていました。そういえば、この映像のことで「インカに行ったつもりになってくれればいインカな」とオヤジギャグを言っていました。
●古澤巌さん
まずは「ニュー・シネマ・パラダイス」で静かに始まりました。MCで「みなさま、こんばんは。初めてlive imageの舞台に立たせていただいております」とかすれ声であいさつ。ところが「それでは、おしまいに…」と静かな声でいうと会場はどっと笑い声がしました。新譜「Dandyism」ではクラシックの名曲ばかりを集めたのですが、バイオリンの名曲は少なくピアノの名曲が多かったそうです。収録曲「Come On! Bach!」はバッハの「トッカータとフーガ」をベースにしてリッキー・マーチンそっくりに作りたかったという話をしていました。ところが、最後に演奏する曲は「その前に入っているチャイコフスキーのConcertoです」というと笑いがおきました。Concertoはノリのいいアレンジでした。
●ジェイク・シマブクロ
ウクレレを持って登場してきました。新潟では歓声が上がっていましたが郡山では客はおとなしめでした。紺色のTシャツにジーンズ姿のジェイクはかなりラフな格好でした。
1曲目「While My Guitar Gently Weeps」はかなり熱のこもった演奏でした。
MCでは「アロハー」とあいさつ。「父親は沖縄出身ですが、母親はここ福島です」とカタコトの日本語で言うと会場内は大きな拍手になりました。そのほかの話は英語でした(ToT)
3曲目の「フラガール」ではバックに映画「フラガール」と思われる映像が流れていました。羽毛田さんもウクレレを弾いていて演奏はCDのよりもかなり派手で楽しかったです。
●オーケストライマージュ
ここで、音楽監督の羽毛田さんが再登場し「ジェイク、素晴らしかったですね。僕もウクレレ弾いちゃったんで、その前の記憶がすっかりなくなりました」と自らのネタをここで再利用。
曲はいつものとおり「ラプソディー・イン・ブルー」を演奏しました。羽毛田さんが「ハワイからアメリカへ」と紹介したとおり、アメリカンな気分になりました。
●加古隆さん
まずは「黄昏のワルツ」を古澤さんと一緒に演奏しました。古澤さんが登場するとなぜかいつも笑い声がします(^-^)。ダンディー過ぎるんですよねえ(^-^;)
続いてのMCでは「博士の愛した数式が毎日映画コンクールの作曲賞…じゃないや、音楽賞をいただくことができました」と、ちょっと間違えましたが「博士の愛した数式」を紹介。新曲「熊野古道」の紹介の後は自らのコンサートの紹介をしていました。「残念ながら郡山ではないのですが、近いところでは仙台で7/4にやります」だそうです。
演奏は3曲続けてでした。今までとは違って「愛のテーマ」は前奏曲でなくピアノソロバージョンと長くなっていました。時間に余裕ができたのかな?
「熊野古道」はスペシャルバージョンということですが、第一楽章ベースです。「パリは燃えているか」は定番の曲ですね。
●ゴンチチ
ゴンチチの2人はいつもの白のスーツ姿で登場。まずは「君と住む街で」を演奏しました。演奏後、松村さんが「みなさん、こんばんは〜」と言うと観客からはわずかな拍手が聞こえました。「みなさんも「こんばんは」と言っていただけないでしょうか」と言って再度「こんばんは〜」というと、観客も「こんばんは〜」。「ありがとう」と松村さんが言うと会場は爆笑でした。
曲紹介の後は「夏の理由」。ノリのいい曲です。このあとは2人ともギターを置いてMCタイム。いつも楽しみです。
まずは2人がソロアルバムを出した話。今回からは松村さんが両方とも紹介していました。三上さんのアルバム「Green Shadow,White Doorはインストルメンタルですごくかっこいい!」というと自分の「半音生活は全編歌ものです」。観客席からは「え〜っ」という声と笑い声がしました。意外なんでしょうね。
ここからが三上さんMC、松村さんが「三上さん、郡山は好きなんですよねえ」と話を振って始まり。昨年は薄皮まんじゅうの喫茶店の話をしてくれましたが、今年は何を話すのか…。
「郡山とゴンザレス、なんか似てますよね。土地柄もいいし、やさしくて美人が多い」とほめたたえます。続いて、甘いものが大好きな三上さんは郡山駅から15分歩いて「薄皮まんじゅう」を買った話もしました。
老後は郡山でスーパーを開き、生鮮食品とかを衣料品とかを売りたいそうです。
「深夜にやっているスーパーに行ったことありますか」と三上さんが言うと、松村さん「ないです」と答えていました。
三上さん「だんだん乱れてくるんですよ。戻すのが面倒になるせいか、イカのところになぜかチョコレートがあったり、豆腐のところにもお菓子があったり。それを見ているのが楽しい。」と続けます。
さらに「頭からミックスされていて、何がどこに置いてあるかわからないけど選ぶのが楽しいスーパーをやってみたい。フィッティングルームに生魚があるとか、ポッキーがあるとか。さらに鶏肉の横に薄皮まんじゅうを置きたい」といろいろ言ってくれます。「屋号は柏です。」というと会場からは「あ〜っ」と納得の拍手。さらに、マスコットキャラクタも決めているとのことで、袋からイノシシのぬいぐるみ「ウリーヌ」を登場させました。
「皮が薄皮まんじゅうの色に似てますでしょ。耳からあんが出てるみたい」という三上さんに松村さんが感心していると、三上さんは無言でソプラノギターの調整に。その三上さんを見た松村さん「終わってるみたいですね」。今回も面白かったです。
「忘我の調べ」では、ジェイク・シマブクロさんも加わって演奏していました。演奏が終わると羽毛田さん退場。
「放課後の音楽室」は2人だけの演奏でした。最近はいつも2人だけで演奏しているようです。
●小松亮太さん
再び羽毛田さんがピアノにつきました。
まずはタンゴのメドレーを続けて演奏しました。バリバリのタンゴ2曲でした。「ノスタルヒコ」では映画「アルゼンチンババア」の映像が流れていました。
MCでは「live imageは7年目ですが、今まで、この楽器がアコーディオンと思っていた人は拍手してください。」と話すと、拍手が聞こえてしまいました。「僕の力不足です」(笑)。バンドネオンの説明を始めました。片側を床に置いてもう片側を高く持ち上げて、「アコーディオンはこんなに長く伸びません。」ふむふむ。さらに「横から見ると真四角で。コバさんのように縦に長くないです」。なるほど。
2曲目は昨年に引き続き「夢幻鉄道」でした。
●松谷卓さん
まずは定番となった松谷さんの代表曲「TAKUMI/匠」。
ところが、松谷さんのピアノソロになり曲が終わろうとしているあたりで急患が発生!!
松谷さんもどうしていいか分からず困っていたところ、舞台監督?が出てきて松谷さんと、オーケストライマージュの人たちを引き上げさせてしまいました。
5分の中断後、オーケストライマージュと松谷さんが再登場すると、大きな拍手がわき起こりました。
「お待たせをいたしました。松谷卓です」と自己紹介。ピアノの上に置いてあったチラシを持ちながら新譜「Montaege」の紹介を普通どおりにしていました。
2曲目は「エカテリーナのための協奏曲」。トラブルがあったにもかかわらず、見事に弾き切りました。よかった〜。
●葉加瀬太郎さん
最後はいつもの葉加瀬さん。まずは羽毛田さんのピアノと2人で「エトピリカ」を演奏しました。羽毛田さんのピアノが毎回アレンジを変えてきているように聞こえました。
続いて「今でも憧れで、刺激になっていると」古澤さんを紹介すると、古澤さんが再登場。そのカッコよさに葉加瀬さんは「旅に、出るんですか?」。もちろん爆笑でした。
古澤さんのスカーフとベルトが同じ生地でできていることを紹介していました。
その葉加瀬さんも「ちょっとセクシーなVゾーン」と少し胸元が見える姿を強調、さらに「ギンギラギンにさりげある」と言って、家にあるシルバーアクセサリをすべて持ってきた話をしていました。
「ローラ」の演奏はきれいで途中ミラーボールの演出もありました。終わった後は葉加瀬さんと古澤さんが抱き合い、古澤さんが退場すると葉加瀬さんは「旅立たれました。」を言って笑いを誘っていました。
「タイムメッセンジャー」の紹介では「東京で開催されているサーカス集団シルクドソレイユの演目「ドラリオン」のイメージタイアップ曲」と紹介し、その曲が入っているCDは開演先でしか買えないと言っていました。live imageの会場で買っといて良かったです♪
曲はノリがよくて、右のほうで小さく手拍子している人もいました。きっとファイナルは手拍子になるでしょう。
「情熱大陸」は相変わらず盛り上がりました。小松さんのソロ演奏の後、郡山ではすぐにスタンディングになり、ジェイク・シマブクロさんも加わって手拍子の中の演奏となりました。
●アンコール
アンコール曲はいつもどおり「My Favorite Things」。ソロを持ちまわり、盛り上がりました。
演奏が終わるとメインの全員が前一列に並び、両手を高々とあげて2回あいさつ。盛大な拍手と歓声の中「イマージュ アムール〜”カヴァレリア・ルスティカーナ”間奏曲」が流れてきてlive imageが終わりました。