live image 6 長崎公演
070509 ちゃっぴーさんのレポート@長崎ブリックホール
長崎での「live image」は2年ぶりとなるこの日は朝から快晴。
私はとても清々しい気分で会場に向かいました。
入場するとまずはグッズ販売コーナーへ。
噂の「いまんじゅう」がお目当てだったのですが、完売御礼の文字が。
期待していただけにとても残念でした。あとは予定していたパンフと携帯クリーナーをゲットし自分の席に向かいました。
今年はクジ運がいいのか、ただのまぐれなのか私の席は最前列。
それも長崎ブリックホールの最前列は12席しかありません。自分の幸運が恐いくらいでしたが、ますます恐くなったのは席に着いてから。だってステージがすごく近いんです。正直 震えてしまいました。
どうしていいか分からずドキドキしていると「サイダーハウスルール」が流れ、いよいよスタートです。
☆ あらら 羽毛田さんたら・・・
紫のスーツで登場。客席から大きな拍手が響きます。
まずは定番の【地球に乾杯】を演奏。何度聴いても心にジ〜ンときます。
しかしこの後私にとってちょっとショックな事が・・・
それは【地球に乾杯】のあとのMCで羽毛田さんが「今年も昨年に引き続き長崎に来る事ができて嬉しいです」と発言。
えっ?今 何ておっしゃいました?
「こうやって毎年長崎に来ることができるのもみなさんのお陰です。」
あらら 羽毛田さん やっちゃいましたね。(笑)
最初にも書きましたが、実は昨年長崎公演はなかったのです。
昨年以外は毎回長崎に来ていただいていたので、まさか2年ぶりだなんて思いもしなかったのでしょうね。
まぁ ある意味“忘れられないトーク”になりました(笑)
☆ 古澤さんに釘付け
live imageに初登場の古澤さんですが、そんな事を全く感じさせない貫禄です。
【ニューシネマパラダイス】で客席を魅了し、 その後「僕の両親は佐世保出身なので、今日この会場には遠い親戚の方もたくさんいらっしゃるでしょう。」
と長崎県民の心をギュット掴んでいました。さすが巨匠。
そして2曲目にして最後の曲【Concert】。この曲は私の大好きなチャイコスフキーの“ピアノ協奏曲第1番の第1楽章”ではないですか!!
もともと壮大な曲ですが古澤さんマジックでますますステキな曲に仕上がっていました。
はい!CDお買いあげ決定(笑)
☆ アロハ〜! ジェイク
ジェイクも今年初出演。正直 登場したときの客席の反応はイマイチだったかな。
でも【While My Guitar Gently Weeps】を弾きながら、前列のお客さんをひとりひとり見つめる瞳にどんどん惹きつけられていきます。そしてたどたどしい日本語で「ナガサキトイエバチャンポン。チャンポンオイシイ、ダイスキ」と言うと周りから「かわいい!」という声も聞こえてきました。
【Hula Girl】では客席の手拍子に乗って楽しそうに奏でています。曲が終わると大きな拍手が起こり満面の笑顔で応えるジェイク。完全にお客さんのハートを掴みましたね。
そしてジェイクが去る時には、たくさんの女性が手を振っていました。
☆ 羽毛田さんの立ち位置に注目
ここで羽毛田さんがオーケストラをご紹介。
「ふふーん その位置に立つのね、という事はあさっての福岡では目の前だわ」
「羽毛田さんが目の前に来たら、私達どうなるのかしら?特にじゅんさんは?」
などと色々想像(妄想?)していたら、いつのまにやら【ラプソディ・イン・ブルー】が・・・ 羽毛田さん メンバー紹介ほとんど聴いてませんでした。すみませんっ。
☆ 美しいです、加古先生
一部の最後は加古隆さん。一曲目は【黄昏のワルツ】で古澤さんとの巨匠対決。プレイヤーが違うとこんなにテイストが変わるのですね。円熟しきった【黄昏のワルツ】でした。それにしても加古さんがピアノを弾く姿は本当に美しいです。流れるような指の動き、スクリーンを見ていてうっとりしてしまいました。
☆ 今年もやってくれました、ゴンチチ
登場と同時に客席からクスクスと笑いが・・・どの会場でも同じですね。
まずはトークの内容から。
三上さんはビルトイン(家具や設備が作り付け)のマンションに住んでいらっしゃいますが、最近 洗濯機が壊れてしまい、大家さんに言って新しいものと交換してもらったそうです。その洗濯機の名前が「白い約束」。以前使っていた洗濯機は黒くてどっしりしていてとても頼りがいがあったのですが、今回は白くて華奢で少女のような洗濯機(笑) それで ちゃんと仕事(洗濯)できるのか心配でいつもドアの隙間から「白い約束」の仕事振りを覗いているらしいです。
そしてこれからの時代は洗濯機の音(終了した時などの)も音楽にしたらどうかとの提案が。そしてimage出演者の曲を付けて、曲名も少し変えてみようと。。。
例えば羽毛田さんの【地球に乾杯】は【洗濯機に乾杯】。
加古さんの【パリは燃えているか】は【洗濯機は燃えているか】(それダメでしょう、と松村さん大ツッコミ)。
松谷さんの【TAKUMI】は 大改造劇的漂白 ビフォーアブターのテーマ・【TAKUMI】
葉加瀬さんの【情熱大陸】は【洗濯大陸】もしくは【情熱洗濯】。
そしてゴンチチの【放課後の音楽室】は【放課後の洗濯室】
---- はい 終了 ---
この後 【忘我の調べ】でジェイクが再登場。客席からは「きゃ〜!!」という声が。
最初の登場の時とはかなり違っていましたね。
☆ 小松さんがびっくり
【夢幻鉄道】の曲紹介の時
小:「この曲は自分の子供の事を想って作りました」
客:「ふーん」(うなずく感じ)
小:「僕 子持ちに見えないかもしれませんが、実は3人いるんですよ」
客:「エエ〜っ!!!!!」
この過剰反応に一瞬言葉を失う小松さん。
小:「そんなに驚かれるとは思っていなかったので、僕がびっくりしてしまいました。」
☆ 松谷さんってそんなキャラだったの?
松谷さんと言えばこの曲【TAKUMI】
久しぶりに聴くことができて、感動もひとしおだったのに、
松谷さんが「まずは僕の代表作になりました、この曲
大改造劇的“漂白”ビフォーアフターのテーマ曲 【TAKUMI】をお送りしました。」
必然的に会場は大爆笑&すんごい拍手。まさか松谷さんがそうくるとは・・・
三上さ〜ん、他の出演者を巻き込んでますよぉぉぉ(笑)
以前の松谷さんはMCもガチガチで台本どおりのおしゃべりだったのにいつの間にか笑いを誘えるピアニストになられていたのですね。
時の流れを感じます。
☆ 葉加瀬さん いつもありがとう
ラストはやはりこの方ですね。
まずは羽毛田さんとの【エトピリカ】
ピアノとバイオリンのシンプルな演奏でしたが、聴き応えは充分。
これが本当の【エトピリカ】ではないかと思った程でした。
そしてお約束の「お待たせをいたしましたぁ」 に客席も大きな拍手で応えます。
「今回も大好きな長崎に帰ってくることができてとっても嬉しいです。
それにしてもここのホールはホンマにエエ音やなぁ。大好きや!!」
葉加瀬さんは単独ライブでもimageでも 毎回ブリックホールの音を褒め称えてくださいます。いつぞやは「日本各地でライブをするけれど、ここは1・2を争うほど素晴らしいですホールです、長崎のみなさん 誇りに思ってください。」と言われました。
葉加瀬さん いつもブリックホールを誉めてくださってありがとうございます。
全国のみなさん チャンスがあったら葉加瀬さんのお墨付き「長崎ブリックホール」に音楽を聴きにきてくださいね。
そして最後はあの【情熱大陸】なのですが ここでも出ましたよ 三上さん!!
「それでは最後の曲【洗濯大陸】です」
言っちゃいましたね、葉加瀬さん!もう客席は大爆笑の嵐。
その勢いでオールスタンディング&ノリノリの【洗濯大陸】でした。
途中 ジェイクのソロでリズムがちょっとだけ狂ってしまい、
手拍子がバラバラになる事態がありましたが、葉加瀬さんがちゃんと戻してくれましたよ。
☆ アンコール
洗濯 いやいや【情熱大陸】が終わっても拍手は鳴り止みません。
そして 出演者全員が手を振って再登場すると客席の興奮は最高潮に。
今回は【My Favorite Things】のみだったので少し残念な気分でしたが羽毛田さんの“大事なお仕事”も肉眼で見ることができましたし、曲の最後 葉加瀬さんが引っ張る引っ張る(笑)もう終わるのかな?と思わせてまだまだ終わらせないよ!という感じで盛り上げていきます。
そして興奮が最高レベルに達した時 葉加瀬さんの合図で曲が終わりました。
客席からはものすごい歓声と割れんばかりの拍手がいつまでも続いていました。
今回 最前列という事で今までに無い興奮と感動を味わう事ができました。それと同時にもうひとつ とても大事な事を再認識する事ができたんですね。
それは、スタッフのみなさんのお仕事振り。出演者が入れ替わる度に、足音も立てず素早く暗いステージに現れ、次の出演者に合わせたセッティングを音も立てずあっという間に終わらせる。まるで忍者のようだと思ってしまいましたが、こういう方々がいて、あのような素晴らしいステージができあがるのだなと改めて感心してしまいました。
出演者のみなさん、そして全てのスタッフのみなさん 本当にお疲れ様でした。