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 live image 京都−平安神宮 月夜の宴−

070915 さぼてん太郎さんのレポート

平安神宮平安神宮前に着いたのは、開場15分前でした。
空は、雨雲がかなり多い感じで、今にも降り出しそうです。
すでに開場待ちの人が、列を作って待っています。
   
その列の中に私も入ったのですが、その間にとうとう雨が降り始めました。
傘が要るような要らないような・・・という降り方でしたが、このまま降り続けるとkingyoさんご教授のゴミ袋が出動だなあ・・と考えているうちに、開場。
 
会場内では傘をさせないので、入り口付近で携帯レインコートを買う人が続出していました。

さて。
私の席ですが、7列25番でした。
 
おお!思ったより前かも〜。
ピアノの位置を確認すると、演奏者の背中がみえる位置でした。
もしかして、準ハケポジ??

舞台には、赤いギターが置いてあります。
もしかすると、ゴンチチがトップバッターかな?と思いました。

入場者がある程度入った頃に、アナウンスが入りました。
「これから平安神宮より舞台と客席のお祓いをします」
 
神職の方が入ってこられて、まず舞台をお祓いした後、客席のお祓いをされて退席されました。
ううーん。ここは前もって、客席側に頭を下げるように指示をすればいいのに、と思ってしまいました。(家は神道です)

気がつくと、なんとなく降っていた雨が、止んでいました。
持ってきたレインコートを脱いで手に持ち、少しぼ〜っとした気分でいると突然、あの曲が流れてきました。
 
そう、「サイダーハウス・ルールのテーマ」です。
 
確かこの時に、篝火が一斉に点火されたと思うのですが、間違えているかもしれません。
ストリングス隊の方々が入場してきました。
続いて羽毛田さん。いきおいで拍手してしまいました。
 
そして続々とメンバー入場。
 
会場写真舞台が明るくなって、ゴンチチ登場です!
拍手と共に、ゴンチチのお二人が着席。
 
「君と住む街で」が始まりました。
時折ぽつっと冷たいものが手に当たりますが、気になりません。
 
1曲目が終わると、いつもの「こんばんは〜」がありました。
返事は、まばらです。
「まとめて返してほしいんです。もう一度〜」
「こんばんは〜」
 
おなじみのメンバー紹介が終わると、松村さんがひとこと。
「ここからは、客席がまっくらで全く見えません!」
・・そうなんだ・・・。
そして2曲目の「放課後の音楽室」が終わると、おふたりはそそそ、と退席していきました。
ううーん。さすがに三上さんのかわいいもの自慢はなかったです。
ちょっと物足りなかったかも。

そして、我らが御大の登場です。
 
「地球に乾杯」から始まったのですが、なんと私の席は背中越しではありますが、ずっと視界が開けていて、羽毛田さんの様子がよく見えたのです。
しかも、スピーカーからはピアノの音がよく聞こえるというおまけつき!
わわわーううう!!と声にならぬ歓声を上げてしまいましたとも。
 
「地球に乾杯」が終わると、羽毛田さんの挨拶です。
 
もうこのころになると雨雲はなくて、雲の隙間から星さえ見えてきていました。

舞台監督としての挨拶が終わると、元ちとせさんの紹介があって、元ちとせさんが登場。
「失われた文明 インカ・マヤ」の紹介です。
元さんの羽毛田さんの初対面の印象はなんだか嫌な人かも、だったそうです。
でも、今はあまり返事はないですがメールのやりとりもするとか。
 
そして、この曲は羽毛田さんが、元さんが5千メートルの空から下界を見下ろしているイメージで作った、と。
これは元さんも初耳だったそうです。
 
歌が始まると、息ができなくなりました。
生で聞ける日が来るとは!!
すごい存在感です。
 
そして羽毛田さんのコーナーから元さんのコーナーへ変わります。
そう、「ミヨリの森」です。
もしかすると、編曲者自ら演奏するバックで歌うこの曲は、とても貴重なのでは・・・と思ってしまいました。
 
羽毛田さん、曲の合間にずっと「あそこに三日月が見えていたんですが・・」と何度も繰り返し話をしていました。
そのたびに思わず後ろを振り返るのですが、どうも間が悪いみたいで月は見えません。
 
一度、歴史に関係あるような場所でライブをしたいね、という話をメンバーとよくしていたそうで、今回のこのライブができてうれしい、とも。

そして伊藤由奈さんとSalyuさんのコーナーです。
 
ふたりとも初めて聞く歌手でしたが、プロは違いますねえ・・・。
違うタイプの声質でしたが、楽しめました。
 
このふたりの歌の間は、羽毛田さんはひたすら演奏です。
ああ、ピアノが心地よい・・・。
 
伊藤由奈さん。
ENDLESS STORY
Precious
 
Salyuさん。
風に乗る船
to U

オーケストラ・イマージュの登場です。
 
曲目は「ラプソディ・イン・ブルー」
春の再演です。
ピアノの前に青柳さんが座り、羽毛田さんとは違う音が迫ってきます。
 
そういえば、今年のlive imageは2階席で聞いたので、今回は迫力がありました。
 
この時、舞台袖に入る御大がちょっととまどったような。

そして。古澤さん登場です。
羽毛田さん、再びピアノ席に戻ります。
 
なんというのでしょうか、不敵なダンディズムというのか・・・。
にこやかに舞台中央に立つと、「ニューシネマ・パラダイス」が。
気持ちのよいヴァイオリンが、響き渡る・・・というより、染みわたる、といった方がいいかもしれません。
 
1曲目が終わると、マイクを持って話し始めます。
 
古澤さん、にこやかにしながら人をいつのまにか笑いに誘うMCがお上手です。
「春のlive imageの2曲目はピアノコンチェルトでしたが、平安神宮ということで考えあぐねたあげく、ピアノコンチェルトにしました・・。
次は大阪の厚生年金会館でお待ちしております(お会いできることを楽しみしています・・・だったかも)」
 
そして、「Concerto」では、あの弓差しをピッと華麗に決めていました!
 
同じく、春の会場では今ひとつ見えにくかったので、近くで見られてびっくりしました。
にこやかに退場する古澤さん・・・只者ではないです。やはり。

そして、トリは加古さんの登場です。
羽毛田さんは、ピアノ席から電子キーボード席に移動です。
 
「熊野古道」がまた生で聞けるなんて〜〜。
いや、思いきってよかったかも・・・。
 
最後の曲は、「パリは燃えているか」でした。
いつもはパネルで映像が映されますが、それがなくても胸に迫ってくるものがあります。
 
加古さんが客席に一礼した後に退場した直後から、アンコールの嵐!
 
野外の会場に響く拍手のリズムは、閉鎖された会場の一体感がまた違います。

アンコールの前に、メンバー紹介がありました。
 
羽毛田さんが紹介していくのですが、羽毛田さんは自分を頭の上から指を差して「羽毛田丈史」と紹介していました。
ここで思わず、御大コールしました。
他にするところといえば、「地球に乾杯」が終わってから「こんばんは、羽毛田丈史です」の時くらいしかなかったのです。
でも、この時「はけたさーん!」とコールされていたような。
 
看板 そしてアンコールの定番曲「マイフェイバリット・シングス」です。
御大のボキャボキャ、ありましたよ〜。
とても気持ちよさそうでした。
 
拍手喝采の中、月の宴は終わりました。
 
途中で心地よい風が吹いてきて気持ちよかったのは、演奏者も客席も同じだったと思います。
 
短い時間ではありましたが、満足できた公演でした。

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