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live image 11 川口リリア・メインホール(初日)

110423 投稿者:kingyo

4/23の川口週の半ばごろから「東日本の週末は大荒れ」と天気予報で言っていた4月23日でしたが、まさにそのとおり、急に土砂降りの雨になったり、霧雨になったり、突風が吹いたりと、朝から不穏な感じの土曜日でありました。

私は日中ジャズ・フルートのレッスンがあったので、楽器を抱えたまま新宿を経由して川口に向かいました。

電車に乗ってしまえば外を歩くことはなかったので、悪天候もあまり関係ありませんでしたが、川口の駅からリリアまでは少し外を歩くので、小雨と強い風で傘をさすのが結構大変でした。

ちょうど開場時間の3時半ジャストぐらいに着いたのですが、もうすでにリリアの入り口は人でいっぱい。いつものとおり、学生さんもいればおじいちゃん、おばあちゃんもいて、ファン層の広いライブ・イマージュ、という感じですが、川口はいつも若干アダルトな雰囲気。(つまり中年以上が多い。)今回もかなりアダルトでした。

すぐに開場したので、いつものとおりフライヤーの束を受け取り(この中にフォーラム公演振替日程のお知らせが入っていたが、このときは知る由もなく…あとでぽこりんさんに聞きました。)、まずはグッズ売り場へ。

少し前に携帯のストラップが壊れたのだけど、イマージュで買おうと思ってストラップをつけずにいました。でも、今年のストラップはゴールド&シルバーっぽい毛玉のようなデザイン。ちょっと付けづらそうなので、買うのをやめちゃいました。

あのデザインはいったいなんなんだろう?小動物の尻尾のイメージ?と不思議だったけど、あとで松谷さんがピアノを弾く後姿を見て、「松谷さんの頭か…」
いや、そういうデザインじゃないとは思うけど、、、でもそっくりで笑えました。
いまんじゅうも健在で、けっこうよく売れてましたが、こちらも買わず、今年はパンフレットだけにしました。

次にCD売り場で、まだ買っていなかったimage11を買いました。が、期待した特典は何もなく、なんだ、発売した時に買えばよかったわ、ちゃんちゃん、でした。

ちょっと疲れてきてもいたので、すぐに自分の席に行きましたが、座る前に私より少し前方の、やっぱり一番左端っこの席をゲットしたぽこりんさんを確認。すでにぽこりんさんが席に座っていたのでびっくり。座席直行されたのか?
ぽこりんさんと少しおしゃべりしてから、席に座ってパンフレットを見ました。

パンフレットはすごくシンプルで、昨年に比べて「平常心」な感じでしたが、開けてびっくり。前代未聞のスペシャル具合。
だって、記事の目玉は“音楽監督「羽毛田丈史」が語る「live image」の魅力”なんだからさ!
「あひる社」の吉本真一さんによる、羽毛田監督へのインタビューが4ページも!
げ、恒例の監督インタビューで聞くことがなくなっちまうじゃないか!と思いつつも、夢中で読んでしまいました。
そして、今日のセットリストや出演者(おもにオケメンバーなど)を確認。

羽毛田さんから「今年はプロジェクトJAPANやる」と聞いていたので、曲目はだいたい想像ついていたのですが、地球に乾杯がwith葉加瀬さんとなっていたのでびっくり!
しかも、1部の最後、通常の加古さんポジションに羽毛田さんが入っていたので二度びっくり。

そして、葉加瀬さんは「ひまわり」をやってくれるかどうかも気になっていたので、ちゃんとセットに入っていて安心しました。

リラックスした雰囲気で、すでに熱気ムンムンな客席がほぼ満席に埋まったころ、開演になりました。

オケメンバーと一緒に羽毛田さんが登場すると、まだライトが付いていないのにすごい拍手が。毎年書きますが、羽毛田さんは川口でもすごい人気です。
それに軽く礼をして応える羽毛田さん(まだシルエット)。

今回のトップはゴンチチでした。

羽毛田さんもダークスーツでしたが、ゴンチチも黒いスーツだったので、今回はみんな喪に服すという感じで黒い衣装なのかな、、、と思いました。

1曲目は「楽しみな週末」(今日のことですよ〜by チチさん)
映像は南の海の、サンゴ礁や熱帯魚が自由に泳いでいるものでした。
最近環境問題に敏感なせいか、こういう映像を見ると切なくなってしまう、、、
のんびりした、リラックスした音に会場もリラックスした感じに。

途中バンドネオンかアコーディオンのような音が入ったので、小松さんがどこかにいるのかな?と思いましたが、ちょうど青柳さんがシンセサイザーを弾いている手が譜面台の隙間から見えて、その旋律の通りに手が動いていたので、これはシンセ音とわかりました。

チチさんのいつものご挨拶「こんばんは〜」には含み笑いしか返ってこなかったので、「こんにちはにしましょか、(まだ4時だったので)こんにちは〜」
これにはかなりはっきりした会場からのご挨拶が返ったので、チチさん的に合格だったらしく、やり直しはありませんでした。
チチさんの「今日会えてよかったですね」という言葉が妙に切実でしたが、「おだやかな日常をとりもどせたらいいなと思います」に、深くうなずいてしまいました。

2曲目は「放課後の音楽室」、スクリーンに映像はなく、バッキングなしのギター2本だけの演奏でした。
3曲目は、再び羽毛田さんが登場して、なつかしい「夏の理由」
最初はスローテンポで、羽毛田さんのピアノもくだけた感じで、あれ、変わったアレンジだなと思いましたが、すぐにオリジナルのテンポに戻ってサンバ調の楽しい演奏でした。途中、いつもオケメンバーがマラカスやらシェイカーやらを振るところは、青柳さんがサンバホイッスルを吹き、黄色い水玉模様のライトが天井に踊りました。
見慣れない後姿をパーカッション席に見つけましたが、これはギターの天野清継さんでした。すごく忙しそうでしたー。

いつもゴンチチは「1曲が短いからねー」と4,5曲演奏したりしますが、今回はこの3曲で終わりでした。
恒例の三上さんトークは、<ぽこりんさんのご報告:リリアの三上さんMC>をご覧ください。

ゴンチチの後は、静かな森の映像が流れてステージチェンジ。
次のアーティストは松谷卓さんでした。

松谷さんは黒い革っぽい素材のスーツで、より綿帽子のような金髪が目立ちました。
ピアノ席についた松谷さんの頭を後ろから見て、今年の携帯ストラップが彼の頭にそっくりであることに気がつきました。
1曲目は「TAKUMI/匠」
いつものアレンジで、おだやかな演奏。
松谷さんは、今回はじめて衣装がオーダーメイドだそうで、背中のラインが気に入ってるとか。
2曲目は「NHKプレミアム『極上美の饗宴』よりエンディング
新曲で、美術ファンでもある松谷さんもとても楽しみにしているNHKBSの新番組の音楽だそうですが、作っている最中に大震災に見舞われたそうです。
松谷さんらしい、美しくてスケール感のある曲でした。
ここで、またマイクを持った松谷さん。

「マイクを持ったということは、もう一曲やるということで…」
そうそう、これまでいつも2曲演奏だった松谷さん、そろそろベテランだし、3曲コーナーでもいいのになと思ってましたが、今年ついに3曲になりました。
3曲目は、今回アーティストとして初登場のNAOTOさんを招いて、「バルトーク:ルーマニア民俗舞曲Sz.56から」でした。
この曲は、「大改造!劇的ビフォー・アフター」の「かたづけの曲」。問題ある住宅の改造が決まって、かたづけを始めるときの曲だそうです。
昨年の「live image Nouveau」でも、NAOTOさんと演奏した曲でしたね。
「パツキンズ」復活なわけでしたが、NAOTOさんのパツキンは確実に「こんな鳥いるよね」と思えるデザインでした。
黒い服を着るNAOTOさんは想像できない、と思っていましたが、もちろんそんなことはなくて、NAOTOさんの衣装はいつもどおりホワイト&ピチピチでした。

松谷さんが退場すると、NAOTOさんがマイクを持ちました。

「はじめまして、NAOTOです、そして・・・ただいま!」

11年目のlive imageの、新たなスパイスになりたい、最初の曲は、imageに初めて入った曲なので、、、と「Sanctuary」でした。
コンマスだった頃のNAOTOさんは、ほっそりしたあごの少年のような人でしたが、スクリーンに大写しになった彼は相変わらず若々しいものの、あごのあたりがちょっと重くなって貫禄十分な感じでした。時は流れたのね…
バイオリンがゆったりと美しく歌ったあとは、一転まるでロックスターのような演出で、ポップな曲「Si-So ♪Dance」でした。
イマージュでは、Keiko  Leeさん以来(ある意味古澤さん以来?)のロックなステージでしたが、なかなかスパイシーで、いい感じの刺激でした。
一本さんのエレキベースソロあり、青柳さんのソプラノサックスとの絡みありで、ものすごく元気の出る曲でした。
NAOTOさんの「ブリッジ弾き」は「live image Nouveau」のときにも目撃したけれども、今回もやってくれましたよ!
「僕を初めてみる方もいらっしゃると思うんですが、ブリッジして弾くバイオリニストもいるんですよ」とNAOTOさんっぽいコメントでした。
自分のコンサートと違って、お客さんがいろいろなアーティストのファンの集まりなので、若干ブリッジへの入りに躊躇が感じられましたが、以前の古澤さんの回転&弓指し&微笑が見られなくなった今、それに変わる新しい見せ場になりそうなのでぜひガーンとダイナミックに反っていただきたい、と思いました。
もう一曲が、どちらかというと「Sanctuary」系・美しい系の「Prism」だったので、3曲目もポップ&スパイシーな選曲でもよかったなと思いました。うん、つまり、もう一曲聞きたかったなってこと。
「Prism」は最新アルバムの収録曲だそうで、柏木さんのチェロがからむ、美しい曲でした。

次は羽毛田さんセンターの順番でしたが、NAOTOさんのバッキングをやっていた羽毛田さんは、いったんNAOTOさんとともにはけてゆきました。

改めて登場した羽毛田さんですが、ほんとに毎回すごい人気だなと思うのが、羽毛田さんの名前がスクリーンに映し出されると、もう万雷の拍手なんですね。
羽毛田さんて、ふだんあまり露出されることがないので、登場しても「誰なんだろう?」感が会場を包んだりした時代も初期はあったのですが、いつの頃からかお客さんからもすっかり愛されキャラになっちゃいました。
あの独特のまったり感に魅了された人が多いんでしょう。ゴンチチ三上さんと同じ立ち位置に登りつめたな、と実感する今日この頃…。

さて、そんな温かい拍手の中、羽毛田さん登場。
そして、何も言わず、舞台上手をさっと招くと、葉加瀬太郎さん登場。
全体的な巨大さに驚きつつ(葉加瀬さん、全体的にボリュームアップされたような…)どっと会場が盛り上がりました。

「地球に乾杯」は柏木さんとのデュオバージョンなど多少バリエーションは聞いたことがありましたが、こういう普通のアレンジで誰かと演奏するのは初めて聴きました。
メインのメロディを葉加瀬さんがバイオリンで弾くわけですが、大層派手な演奏で、いつもとは違ったニュアンスを感じる「地球に乾杯」でした。
メインにバイオリンが入ると、ちょっとピアノが聴きとりづらくなるので、恐らく葉加瀬さんファンは「こんな地球に乾杯もいいじゃない!」と思っただろうし、はけちゃんファンは「ピアノ聞こえないやん!」と思っただろうし、感想はいろいろだったかも。

それから、私は一応気付いていたけど、スクリーンに流れるビデオが新作だったんですね。
でも、羽毛田さんも言ってたけど、ピアノの人って横を向いて演奏するけど、バイオリンの人はお客さんのほうを向いて演奏するので、どうしても葉加瀬さんに目が行ってしまう。(誰のステージかわからん笑)ということで、かなり私の目も葉加瀬さんに引きつけられてしまって、新作映像は飛び飛びにしか見られませんでした笑。

誰のステージかわからなくなってしまったので、「改めて羽毛田丈史です」に、お客さんも大笑いでした。

MCでは、震災に関するコメントなどあるのかな、と思ったけど、まったくそれには触れず、昨年作った中で印象に残った映像音楽、として2曲目の映画「ハナミズキ」のメインテーマ「Lighthouse on the  Hill」を紹介しました。
この曲は、カナダのハリファックスの灯台を空から俯瞰する場面で流れる感動的な曲ですが、ハリファックスはケルト文化が色濃く残る地域だそうで、監督からの要望としてアイリッシュミュージックを加えてほしいというものがあったそうです。
ソロのパートでは、相川麻里子さんがフィドルを披露してくれました。同じバイオリンでも、クラシックとは弾き方も違うそうですが、普段の相川さんとは全然違う、土の香りのバイオリンでした。

3曲目の「未来へのプレーバック」の曲説明で「今回の未曾有の出来事を乗り越えることに通じると思うので、祈りをこめて演奏したい」と、ごく控えめに震災について触れました。
実は、個人的には、毎日「がんばろうニッポン」のメッセージの嵐の中で生活しているせいか、あまりコンサートで「がんばろう」色を強調してほしくないなと思っていましたが、こんな時期だしそんな場面もあるんだろうなと予想していました。
でも、全体を通してそのような明確なものはほとんどなく、あっても言葉は本当に控えめで、気持ちはすべて音で伝えられているのがよくわかりました。それはなんだか、とてもうれしく感じました。

もうスタートしてかなりたつ「プロジェクトJAPAN」ですが、テーマを生演奏で、しかもプロジェクト・イマージュのメンバーオリジナルで聴くのは初めて。
とても重いテーマの曲ですが、今の心情が、過去様々な困難を乗り越えてきたご先祖の日本人たちと重なる部分があったのか、ものすごく心を揺さぶられてしまいました。
演奏には、小松亮太さんと宮本笑里ちゃんも参加しました。
小松さんは、従来に比べればかなり地味な衣装、笑里ちゃんも、シルバーのような色合いに見える、ロングドレスでした。

休み時間は席に座ったまま、パンフレットの羽毛田さんのインタビュー記事を一生懸命読んで過ごしました。
私は出入り口の近くにいたのですが、二部開演のブザーが鳴って、加古隆さんのクァルテットが位置についてチューニングが終わった頃に、おそらくお手洗いを済ませることができなかったたくさんの女性のお客さんが、席に戻ることができずに出入り口のところで立ったまま足止めになっていました。

川口リリアのトイレ事情って、本当にキビシイので、いつもなんとかならないかなと思いますが、自分は水断ちで対処してます。中間休みには絶対お手洗いに行かないっていうことで。

そんな感じで、最初若干ざわざわした感じの加古隆クァルテットのオープニングでしたが、演奏が始まると瞬時に深い音の世界に包まれました。

バイオリンの相川さん、チェロの植木昭雄さん、ビオラの番場かおりさんと加古さんの共演はすでに以前から実現していましたが、1つのアンサンブルのグループとして出演されたのは今回が初めてでした。
3人とも、加古さんが以前からとても信頼されていた演奏家ですが、特に植木昭雄さんは、私がこのサイトを立ち上げた2003年12月に行った加古隆さんのコンサート「パリ・デビュー30周年記念コンサート 加古隆 Anniversary Year!〜巴里の日〜」のレポートにも「加古さんがとても有望視なさっている、若きチェリスト」と書いているぐらい、ごく若い頃からイマージュを離れたところでも、加古さんと共演されていていました。

加古さんはMCで、今の自分にふさわしいアンサンブルのグループを持ちたいと思い、このクァルテットを結成した、かけがえのないメンバーに出会うことができて、live imageに感謝している、とおっしゃっていました。

このクァルテットのテーマは「美しい音、美しいステージ」だそうですが、1曲目の「黄昏のワルツ」、2曲目の「それぞれの海」(海が好きだった加古さんのお父様に捧げた曲。クァルテットのデビューアルバム1曲目の曲)、3曲目の「最後の忠臣蔵〜夢なれど〜」と聴いて行くにつれ、これは人間が味わえる「至福」の1つの形に違いない、と思いました。

最近、誘われてバンドでフルートを吹くようになって、少しでもいい音楽を実現しようと努力する個人個人が集まって1つの曲を完成させる幸福感というものを経験した私ですが、実力ある人といっしょに活動すると、自分もどんどん刺激されてより上を目指そうと頑張ることができました。

もちろん私たちの実力はまだまだ発展途上でしたが、強い信頼関係があって個々の能力も最高なこの4人のアーティストのコラボレーションを聞いていると、音楽をやる人の至福って、こういうことなんだろうな、と思ったのでした。

うちのバンドは残念ながら、震災の後無期限活動休止になっちゃいましたが、またいつか高い水準を目指して努力している楽器好きな人を探して、演奏活動を頑張り続けたい!と「至福の音」を聞きながら決心しました。

思わぬところで勇気と希望をいただいてしまいましたが、どの曲も本当にすばらしい演奏でした。
特に、「最後の忠臣蔵」は、泉岳寺(赤穂浪士のお墓がある)と若干ご縁がある私としてはすごく興味のある映画で、公開が終わってしまったのでぜひDVDで見たいと思っていたのですが、先にダイジェスト映像とともに音楽を聴くことになりました。
プロジェクトJAPANと同様、残酷な史実を題材にしたとても重いテーマを持った曲でしたが、あまりに心を揺さぶられてしまって、涙が止まらなくなりました。
ウルっと来ることはあっても、ライブ・イマージュでボロボロ涙をこぼしたことがなかったので、自分でもびっくりでした。

大喝采で加古隆クァルテットの演奏が終わり、涼しげな滝の映像が流れてステージチェンジ。

次の出演者は、宮本笑里さんでした。

1部で羽毛田さんと共演したときは、シックなシルバーのドレスだった笑里ちゃんでしたが、なんと自分のステージでは真っ赤なショート丈のドレスでした!
今日はみんな黒っぽい衣装なのだと思い込んでいたので、これは衝撃でした。

笑里ちゃんの1曲目はサラサーテの「ツィゴイネルワイゼン」
新アルバムにピアノ伴奏バージョンが収録されているそうですが、今回は弦楽バージョンでした。誰でも知っている有名曲な分、聴く人の耳が厳しくなってしまう勇気ある選曲ですが、濃ゆい情念を感じさせる聴き応えある演奏でした。
どんな曲でもあまり表情を変えないのが以前の彼女でしたが、音だけでなく、顔の表情なども感情表現が豊かになったなと思いました。低い音をためるところでスクリーンに映った彼女の顔は、まさに「情念の女」の顔でありました。
さらにMCは、やはりテレビ出演で鍛えられ、磨き上げられたようで、本当にトークが上手になった!一昨年ぐらいとは別人のようです。

2曲目は、日本テレビの報道番組「ゼロ」のカルチャーコーナーで多くのアーティストや文化人と出会って刺激を受けて作曲したという「Marina Grande」
笑里ちゃんの2度目の作曲作品だそうですが、NAOTOさんや羽毛田さんや葉加瀬さんなど、男性が作る美しい曲とは明らかに違う、ものすごく女性を感じる曲でした。

真っ赤な笑里ちゃんが袖に消えたあと現れたのは、さっき衣装自粛だと思ったのはオオマチガイ、の小松亮太さんでした。

私は下手側に座っていたので、ステージに出てくる人の後姿を追う形だったのですが、小松さんの後姿を見てなぜか「マジンガーZ」という言葉が浮かびました。
アニメのマジンガーZっぽかったというより、アニソンを歌う水木一郎さんぽかったのかも…。
具体的に言うと、サイボーグのような上着と、テレテレの生地の真っ赤なズボン姿でした。小松さん、衣装自粛じゃなかったんだ。いや、全然違いました。むしろ、例年をしのぐ勢いでした。

小松さんの曲目は、THE 世界遺産の昨年からのテーマ曲「風の詩〜THE 世界遺産」「リベルタンゴ」でしたが、今回は椅子には座らず、四角い台の上に右足を乗せて、太ももあたりでバンドネオンを支えて弾いていました。
「風の詩」は全然タンゴっぽくない、天野さんのエレキギターがステキな曲でした。
そして、「リベルタンゴ」では、立って弾く小松さんに合わせたのか、ギターソロのところでは天野さんも立ってギターを弾いていました。

すごく不思議なのですが、この日のリベルタンゴ、私は視覚的に全く羽毛田さんの記憶がないのです。思い返してみれば、ずっと目が小松さんの赤いズボンと、片足を立てて立ったまま弾いているバンドネオンに吸い寄せられていたような気がします。
天野さんが立ったところで、はっと気が付いて、視線が天野さんに移った感じ。なんかコワイ。
なぜ今回立ったままバンドネオンを弾こうと思ったのかというと、去年1回立って弾いたら、すごく評判が良かったからだそうです。
「足腰が強くなってきた小松亮太です」が開口一番のご挨拶でした笑

小松さんのMCは荒々しくも面白いですが、今回のヒットはやはり「11年たってもまだ言います。これはアコーディオンではございません。アコーディオンとバンドネオンはソバとラーメンほど違います!」うーーーーーん、妙に納得な例え。

2曲終えてあっさり下がろうとする小松さんに、会場がえ?という空気になったのでしょうか、小松さんは「あとでまた出るから」みたいなことをつぶやいて、去っていきました。

小松さんの次は最後のアーティスト、葉加瀬太郎さんの出番でしたが、その存在感はスクリーンから際立っていました。
葉加瀬さんは今回のアーティスト写真、ものすごいドヤ顔で写ってますよね。
特大のドヤ顔がスクリーンに大写しになって、それだけで会場がどよめきました。

実際に現れた葉加瀬さんは、さらにものすごい存在感、真っ赤な三つ揃いで現れました!実物は、ライトが当たるせいでちょっと浅い色に見えるのですが、スクリーンの映像によるとこのスーツは本当に真紅だったらしい。
上着丈が長めですが、ご本人の解説によると「もちろん松谷君と同じくオーダーメイド、(しかも一部で着た黒いスーツと二色同じ形で!)」そして「実はスリーピース、そして靴下も真っ赤(スクリーンでズームイン)」でした。靴はさすがに赤ではなく、黒のエナメルでした。

葉加瀬さんとしては、初出演のNAOTOが絶対白い衣装で来るはずなので、それに対抗しての赤選択だったそうですが、「まさか笑里ちゃんのドレスが真っ赤とは、そしてそれに続く小松亮太のズボンまで真っ赤とは!」

葉加瀬さんの曲目は「ひまわり」「One pint of Love」「情熱大陸」でしたが、情熱大陸で笑里ちゃんとNAOTOさんを呼んだので、ステージはすごい色合いになっていました。

さて、今回は羽毛田さんのオリジナル曲以上に「ひまわり」の羽毛田さんのアレンジ&演奏を楽しみにしてきた私ですので、セットリストにこの曲が載っていて本当に安心しました。
ちょうど、ライブ前に受けたフルートレッスンでも「ひまわり」を吹いてきたところで、心の準備万端!だったので、どうしても聴きたかった!
何度も何度も練習した曲なので、羽毛田さんがピアノのあの前奏を弾き始めると、自分の中でもスタンバイOKになってしまって、曲の間中指を派手に動かしてました。周りのお客様方は、さぞウザかったことでしょう・・・

この曲は、NHKの前の朝ドラマ「てっぱん」の主題曲ですが、ドラマでは葉加瀬さんのメインメロディのみ演奏されますので、収録アルバムの「EMOTIONISM」を聴くまでは、こんなすごい間奏が入っているとは知りませんでした。
でもこの構成がすごく気に入ってしまって、管楽器で吹くにはかなりキツイ間奏by羽毛田さんを、絶対制覇してやるんだと心に決めて練習を積んで、やっとノーミスで吹けるようになって、バンドのメンバーからもカッコイイ!と大好評でした。これを、ご本人たちの生演奏で聴けるなんて!もうこの1曲だけでも値千金な気分でした。
実際の演奏では、葉加瀬さんはメインメロディだけで、間奏の部分はオケと青柳さん担当でしたが、やっぱりかっこよかった〜
葉加瀬さん自身もこの曲が今一番大好きで、今までの自分の曲を全部捨てても・・・いや、数曲残して(笑)全部捨ててもいいくらい好きだそうです。

そして、「このステキなアレンジをしてくれたのは、われらが音楽監督、羽毛田丈史!」とちゃんと羽毛田さんをコールしてくださいました!

続く「One pint of Love」は、アイリッシュのダンス音楽をベースにした葉加瀬さんのオリジナル曲でした。「One pint」とは、イギリスでのビールを注文するときの単位だそうで、だいたい中ジョッキ1杯分ぐらいだそう。
お客さんも手拍子して、すごく盛り上がった演奏でしたが、オケ&バンドの皆さんがニコニコしながら演奏しているのがとても感動的でした。本当に、心から楽しくなれた感じでナイスな選曲でした。

葉加瀬さんは自称イマージュ宣伝部長なので、今回もちゃんと「いまんじゅう」の販促に努めていました。
なんと、いまんじゅうはパッケージ一新、なにやらイラストが入ってましたが、今回買ってないのでよくわからず…詳しくは<レポ番外編「フクちゃんのいまんじゅうレポ」>をご覧ください。
ちなみに、葉加瀬さんのツアーでは同じ製作スタッフによる「はかせんべい」が売られたそうで…はぁーん。
でも、いまんじゅうはけっこうおいしいので、このたび振替え日程が決定した国際フォーラム公演でもしかしたら買うかも・・・。

最後は定番の「情熱大陸」でした。
川口に来るまではちょっと心の中に霧がかかっていた感じだったけど、すっかりしなびた心の風船に空気が充満したみたいで、イントロが始まるとすくっと立ち上がれました。
私はけっこう恥ずかしがりやさん(?)なので、実はいつもはオケが左右に楽器を振るところも、いっしょに手を振ったりはしないんですが、今回は何のためらいもなく、ものすごく楽しく手を振りました。
今までの中で、一番楽しくて爽快な「情熱大陸」でした。

そんな楽しく盛り上がった雰囲気の中で本編終了、いつもどおりエンドロールの映像がスクリーンに流れ、鳴り止まない拍手の中出演者全員がステージに戻ってアンコールとなりました。
曲もいつものとおり「My Favorite Things」でしたが、まだ初日だったのでわりとシンプルな進行だったような。一本さんのベースソロが、今年は若干短めだったかな、という印象でした。
それから、バイオリンが今年再び3本(赤葉加瀬、赤笑里、白NAOTO)だったので、それぞれの方々の演奏を楽しむことができました。

という、いつもの流れで終了したリリア初日でしたが、「どうか3時間余震が起きませんように!」と祈りつつ聴くという異常な状況下でのライブで、アーティストの皆さんの想いの強さももちろんですが、聞く側の自分自身の心持ちも随分とこれまでとは違ったのかもしれません。
最後の総括はたぶん、ライブ直後に掲示板に送った書き込みが一番リアルに伝えているかも。

------・-----・2011/04/23(Sat) 20:15:29・------・------・------
泣けてきた(ノ_・。)  Name: 書庫番@湘南新宿ライン

あまりに素晴らしすぎて…
いつもの曲なのに、厳しい現実に毎日向き合ってる今は、全然違って聞こえました。
普段だとちょっと重いかなという曲に、今は一番心を揺り動かされたり。
演奏も渾身だけど、選曲やその他諸々に、出演者やスタッフの心遣いを感じました。
すごく伝わりましたよ!
いつも、割りとお祭り的に勢いで盛り上がる川口ですが、
今日は会場のムードも違ったような。
盛り上がる割りにスタンディングオベーションなかったりする当地ですが、
今日はみんな心から立ち上がって拍手してました。
3時間地震を起こさなかった神様に感謝!
これが東日本で川口一公演なんかになったら、もったいなすぎる…
そんなことありません!
フォーラム振替決定!
8月13日と14日!
お盆休みだから電力もきっと大丈夫!
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終演後はいつもどおり、お疲れ様の羽毛田さんを楽屋にお尋ねしました。
このような状況下であることを置いても、選曲も構成も、今年はとてもバランスがよかったなと思ったのですが、監督も同様のご感想だったようで、お疲れながら「やりきった!」感があふれていました。
<終演後の監督画像はこちら>
短時間でしたが、「ひまわり」のアレンジのことなど話していて、ふとMy Fluteに気が付いた監督、「これは、あれか?」「そうそう、中学んときから使ってるあの楽器」「これ吹かせてもらったことあったよなぁ」
この流れで
羽毛田さんに再びフルートを吹いてもらう⇒それを写真に撮る
  ⇒スクープ画像としてまどに掲載する
となればかなりホットでありましたが、「そうそう。じゃあね」で終わってさっさと楽屋をあとにし、突風の中おうちに帰りました。ほんと、私ってザンネンな子。

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