宮本笑里〜ビルボードライブ東京・1stステージ
121216 投稿者:kingyo
私とぽこりんさんは1stステージに行ったのですが、4時半開演だったので、アンコールの演奏があった6時ごろは外はもうすっかり夜、笑里さんと羽毛田さん、青弦さんの3人でアンコールの1曲目が始まると、するするするとステージの後ろのカーテンが引かれると、ガラス越しに東京ミッドタウン名物のガーデンのイルミネーションが現れました。
これを見るのに長蛇の列ができるほど、ガーデン全体が光り輝くすごい規模のイルミネーションなのですが、ビルボードライブ東京のステージは、このガーデンが見える窓を背に作られているのでこのような素敵な演出が可能なのですねぇ。
笑里さんの演奏に合わせて、イルミネーションがいろいろと変化して、それはそれは素敵な空間を演出してくれていました。
私とぽこりんさんは張り込んで上段のデラックスシートにいたので、ステージ全体はもちろん、このイルミネーションとステージのコラボレーションも思いっきり堪能いたしました。
ほんと、今日のバンドメンバーの豪華さを思うと、十分席料の追加料金払ったかいあった!
実は今朝、犬の散歩をしてて足をねん挫して、文字通り這うように六本木にたどり着いたのですが、いや、ほんと這ってでも行ってよかったよ。
ねん挫したり電車に乗り遅れたり、カウンターに頭ぶつけたりといった、諸々のプチ不幸な事柄も、このライブと引き換えだったと思うと精算して尚おつりいっぱいな感じです。
以下、今日のセットです。
break
dream
Marina Grande
I Need to be in Love
上を向いて歩こう(レゲエ風)
白鳥(ジャズ風)
アルマンドのルンバ(Chick Corea)
特別ゲストの中孝介さんが登場して…
涙そうそう
君ノカケラ feat 宮本笑里
ツィゴイネルワイゼン
リベルタンゴ
<アンコール>
Butterfly(木村カエラ)⇒青いイルミネーション
チャールダーシュ⇒赤とか黄色とか、カラフルなイルミネーション
※イルミネーションの提供はエミレーツ航空らしい、、、
青いイルミの時に、ドットの粗い飛行機が飛んで行った笑
と、終わった後でぽこりんさんと必死で思い出しました、、、
間違ってないよね、、、
最初はカジュアルながらも笑里さんらしい雰囲気で始まったんだけど、だんだん濃厚になって行って、いつもの清楚な妖精のようなイマージュの笑里さんとは違う、なんというか、何かから抜け出したというか、一皮むけたというか、とっても豊潤な感じのアーティストになられたなという感じを受けました。
本編での、不透明度80%(つまり透過度20%)ほどの白いシャツにデニムっぽいレギンスと黒いシンプルなブーツのさりげない衣装がすごくかっこよかったです。
アンコールは、やはり大阪と同様だと思われる黒いドレスでした。
私はちょうど羽毛田さんの真正面の席で、上から羽毛田さんのピアノプレイを見下ろす感じだったのですが、弾きまくってましたねぇ!
やはりラフなオーバーシャツで、カジュアルなネクタイをされていました。
羽毛田さんのピアノプレイはもちろん堪能できたわけですが、それ以上にバンドメンバーの演奏がもう円熟すぎて、素晴らしすぎて、ほんとにこの席フンパツしてよかったよーと思いました。
メンバーは、
チェロ 徳澤青弦さん(また背が伸びたか?)
ギター 天野清継さん(髪がちょっと伸びたか?)
ベース 一本茂樹さん(ベースの弦をはじくたびに、指が伸びてる気がする)
ドラム 則竹裕之さん(ドラムをたたく手の動きが速すぎて、何も伸びてないように見える)
特別ゲストの中孝介さんですが、ずいぶんおしゃれな感じになっていて、デビュー前後のあのTシャツ&デニム&スポーツ刈りの彼をつぶさに見ていた私は、あぁ時間がたったのねぇ、と思わず遠い目に…
生歌を久しぶりに聞きましたが、とにかく無我夢中で歌っていた感じだったあの頃から比べると、ずいぶん表現力が豊かになって、おとなになったなぁと思いました。
(羽毛田さんが笑里さんを見る目と同じだな、こりゃ)
大阪のMCで話されたかどうかわからないけど、この「大きくなったね」話の他に、羽毛田さんが「ヨーロッパに行っていろいろ経験したんでしょ、」と促すところがあって、笑里さんが憧れているバイオリニスト、ラカトシュさんにベルギーに会いに行き、クラシックでも楽譜通り弾くのではなく、自由に表現して良いのだよと教えられて衝撃を受けたそうです。
その憧れのバイオリニストが「口髭があって、すごく…体格の良い…横に…」と笑里さんが言うと、羽毛田さんが「葉加瀬太郎みたいな。葉加瀬太郎に口髭をはやすとラカトシュさんになる」
ものすごくわかりやすい描写で、会場の笑いを誘っていました。
(笑里さんのブログにラカトシュさんの写真ありました。たしかに笑)