松田幸一“VOICE OF HARMONICA with ari band”
140228@南青山マンダラ
今回はみなみさんとkingyoの合作レポートです。
みなみさんのレポート
万難を排して行って参りました、
アリさんライブ。
羽毛田さんのお姿見るの、いつ以来だろう…うぅ(感動の涙)
アリさんはJIROKICHI以来の二度目まして。
あの時聴いた曲も初めての曲も全部楽しめました。
当時はひたすら羽毛田さんにかぶりついてましたが、
今日はあっちもこっちも見て聴いて。
オトナになったな、自分…
良い意味でアットホームな空間で、
メンバーのプロの腕前と長年の呼吸、
それからお客さんも熱すぎず、大人しすぎずで私にはちょうどよかったです。
羽毛田さんは茶色系のデニム?に幾何学模様のようなシャツ。
(照明で正確にはわかりませんでした…)
コーラスしたり、アリさんのトークに突っ込んだり、告知したり
imageとは違った素敵さがありましたね。
今日改めて思ったのですが、羽毛田さんのピアノを聴くとピアノを弾きたくなります。多分、あんな風に弾けたらいいなぁーと感じるんだと思います。
kingyoのレポート
みなみさんと連れ立って、行ってまいりましたよ、マンダラ!
みなみさんは全然曲目を書いてないので、これは「kingyoさんよろしくね」ということなんだろうなぁ。
順番は覚えてないんだけど、何が演奏されたかは大体覚えてるので、ちょっと書き連ねてみます。
まず、「原始の黄昏」で始まったんですねぇ。
アルバム「VOICE OF HARMONICA」の冒頭の曲です。
もう、これ聴くだけでぐわーっとこの十何年のいろいろがよみがえってきて、最近ちょっといろんなことに鈍感になってた自分の心の垢が落ちちゃいました。
最初っからこれだから、うわー、どうなるんだろうという感じでした。
そして、「子象の行進」が次の曲だった。これも、アリさんの定番曲。
あとは、とにかく私が聴きたかった曲が全部聴けました。
順序がバラバラだけど、
The Okarina/The Tattoo
TURN!TURN!TURN!(The Byrdsの。生で聴いた!感激すぎる!)
JUKE
Michelangelo
Three Dance(イタリア・イギリス・フランスの舞曲)
くつが一足あったなら/おやすみアイリーン(もちろんみんなで合唱!)
Georgia on my mind
Popity Pop(これは一部の最後の定番曲・アリさんのブルルンで始まる)
La Partida(めっちゃ好きです!)
TAKASHIMA◎(高島屋のCM曲だった)
ランドサット(二部最後の曲・それぞれのソロがすごかった!)
それぞれのメンバーとアリさんとのデュオがあったのだけど、
羽毛田さんとはなんと「When I Fall in Love」でした!
もう泣いちゃうかも、と思いました。
なんでかっていうと、理由は↓を見てください。
作品・CDレポート「松田幸一 Harmonica Paradise」
西海さんとは、宮沢賢治の「星めぐりの歌」だったと思います。
バンドが集まれなくて、ギターメンバーで全国を回っていた時にやった曲、とおっしゃっていたような。
パーカッションの八尋知洋さんとは「東京ブギウギ」だったけど、これが二人ともすごくかっこよくて、なんて人たちだ!と思いました。
アンコールは、「全然合わせてない」という「ARI-III」、羽毛田さんが「こわいなぁ」とぶつぶつ笑
でもすごい迫力だった!
そして最後は「What a Wonderful World」でした。
今度の羽毛田さんのソロコンサートは、アリさんがスペシャルゲストなんだけど、「今日やってない曲を二人でやります」と羽毛田さんちゃっかりお客さんを誘惑してました。え?もしかしてあの曲???と期待で爆発しそうな私…
そのライブの告知についての、アリさんと羽毛田さんの間のあまりにまったりした言い合いが、もうケッサクでした。
一部の最後、これから休憩です、というところでアリさんが
「はけちゃん、なんか告知あるんやろ?」
羽毛田さんが「え、ここで言うの?もう一部終わりやん、休憩やん」
そして、二部で羽毛田さんがアリさんと二人で演奏する前、
すっと演奏に入ろうとするアリさんを遮って、「告知するならここでしょ、今すっと曲に入ろうとしたよね?」
アリさんが「進行決めるのはぼくやからな」
などなど・・・
アリさんと羽毛田さんは1987年ごろからのお付き合い、
アリさんがバンド活動をやめてブルースハーピストとして、原宿の画廊で初めて演奏をしたとき、そのバッキングでピアノを弾いたのが、上京したて、まだ20代だった羽毛田さんだったそうです。
そんなながーい付き合いのお二人、このライブでのまったりトークがほんとにいつもいい感じで、心温まります。(JIROKICHIレポートもぜひご覧ください。)
羽毛田さんの劇伴作品のハーモニカパートはすべてアリさんが吹いている、という話のところで
「ほら、今話題の、『あし●、ま●がいない』、あれの子どもたちが集まっているシーンのハーモニカもアリちゃんです」
いろんな意味で話題作なので認知度高いせいか、お客さんみんなびっくりしてました。
「とんび」もそうだよっていったら、もっとびっくりしたかも。
それをいうなら、西海さんは羽毛田さんのほぼ全部のサントラに参加されてますけどね。
さて、そんな感じの心地よく大人なライブで、二時間ちょっとがあっという間だったわけですが、私たちはどんなポジションから見ていたかというと、
言うなれば「できそこないハケポジ」・・・なんて残念な子たちだろう・・・
羽毛田さんの近くに行きたいけど、あんまり足元にびっとりくっついていたらいやだろうなぁ、
ましてや、背中から数十センチのまうしろなんて、ますますいやだろうなぁ
ということもあり、また背もたれのない椅子や硬い椅子はいやだなぁということもあり、羽毛田さんの背中を斜め後ろから見る感じのソファ席につきました。
そしたらば、当然なのだけど、後から来たお客さんは私たちの前に座るわけで、しかも羽毛田さんのおててが見える位置になぜかライトが据えられている・・・
というわけで、私もみなみさんも人の体の隙間からチラチラ見える羽毛田さんのピアノ弾く手を見ていました。
こんなに近い席にいるのに、なんでこんなに見づらいんだろう、という、、、
ものすごく早い予約番号だったのに、なんでここにしたかな、、、
しかも、お店の一番奥だから空気がうすい・・・はーーん、もっと落ち着いて席決めればよかった、、、
まぁでも、ピアノの音はしっかり聴けたのでよかったな。
ほんとに羽毛田さんのピアノを間近で聴くと、どうやったらあんなに弾けるのかなー、なんであんな音が出るのかなーと思います。
みなみさんも言ってたけど、あんな風に弾きたいなーって、思うね、確かに。
まぁ、一生かかってもむりっぽいけど…でも、かなりやる気出ました。
しかししかししかし。
アリさんのハーモニカはもっと不思議。
なんであんな音が出せるんだろう。
なんでこんなに心が惹きつけられるのかしら、、、
またVOICE OF HARMONICAとSILK TOUCHとHARMONICA PARADISEを出して聴いています。
当分、ぐるぐる聴いてしまいそう。
ところで、1996年リリースの「VOICE OF HARMONICA」のCDのブックレットには今日のメンバー全員の写真が載っています。
もちろん、わっかーい写真。
この時から18年だけど、みなさんとっても素敵に年を取られたなと思いました。
これからも、またたびたび集まってその時々の年齢の、円熟の音を聞かせてほしいです。
みなみさんの追加レポート
kingyo先生、曲名ありがとうございました!
決して丸投げしたわけではないのですが…汗
JIROKICHIで聞いた曲もあり、初めての曲もありでしたが
全体的にほわーんとしたいい気分で聞いていたので
ちっともタイトルが頭に残っていませんでした。
アリさんの曲って、知っていても知らなくても楽しいというか
激しい曲もしっとりした曲もどれも心地よくて
肩肘張らずにその場にいられるんですよね。
本当は羽毛田さんの手元や表情をもっと見たかったですが
見えないおかげで純粋に曲を楽しめた気もするので
あの席も結果オーライです!
(背もたれなしの2時間はそれはそれで辛かった気がしますし)
ちなみに、ピアノに映った羽毛田さんの手はガン見してましたよ(笑)
あとは、ピアノの上に置いたキーボードを弾いてる手とか。
ピアノはYAMAHAでしたね。
私はリズム感がないのですが、なぜかドラムやパーカッションが好きで。
今回はヤヒロさんのパーカッションに釘付けでした。
ちょうど見える位置だったからかもしれませんが。
imageの珠緒さんを聞きなれているせいか男性の出す音が新鮮というか、
他の楽器でも低音楽器が好きなので
安定感やどっしりした感じに惹かれるのかもしれません。
アリさんのブログによると、今回のライブでバンドの良さを再確認されたようなので またこのメンバーでライブがあることを期待してます。
富山の人さんから・・・
ライブ楽しめたようでなによりです。
セットリスト上げますのでどーぞ。
〜第一部〜
1 原始の黄昏
2 子象の行進
3 Georgia on my mind
4 Turn Turn Turn
5 The Okarina,The Tattoo
6 Travesia
7 JUKE
8 Popity Pop
〜第二部〜
1 星めぐりのうた〜Morning Star (with 西海 孝)
2 東京ブギウギ (with ヤヒロトモヒロ)
3 When I Fall in Love (with 羽毛田丈史)
4 靴が一足あったなら
5 Three Dance/La Rotta : The Earle of Salisbury : Brentzel Gay
6 Michelangelo
7 La Partida
8 TAKASHIMA◎
9 The Landsut
〜Encore〜
1 ARI-III
2 What a Wonderful World