LE VELVETS コンサート 2016
“魅惑のクラシカル・エンターテイメント”(2日目)
160304@BUNKAMURA オーチャードホール 投稿者 kingyo
開場 13:30 開演 14:00
LE VELVETSの「コンサート2016 “魅惑のクラシカル・エンターテイメント”」 2Daysの2日目に行ってきました。
このコンサートは昨年秋に東京、大阪、名古屋で行われて羽毛田さんが音楽監督を務めた同名コンサートのアンコール公演で、LE VELVETSのニューアルバム「NEO CLASSIC」のプロデュースも羽毛田さんが担当しました。
(アルバムなどの詳細は2015年コンサートのライブレポートをご覧ください。)
9月のコンサートの段階では、私はLE VELVETSのことをほとんど何も知らなくて、一人一人のお名前はもちろん、誰がテノールで誰がバリトンかすらわからず、な状態でした。
唯一、live image cinemaに出演していた宮原浩暢さんだけは、バンドネオンの小松亮太さんが「テノールの宮原浩暢さん」と紹介して、「小松さん、ぼく、バリトンです、、」と訂正した時のさびしそうな表情が、そのすてきな声とともに強烈に印象に残ったので覚えていました。
コンサートと、そのとき買ったニューアルバムを聴いてすっかり魅了されてファンクラブ会員になったいきさつは前回のレポートで書きましたが、以来半年、アルバムを聴き込み、ファンクラブ限定も含め4つのコンサートに参加して「LE VELVETS」について探究を重ねてきました。
知れば知るほど「あぁ、9月のオーチャード、も少し準備していけばよかった、、席もケチらないで良い席取ればよかった、、」とずっと後悔していたので、羽毛田さんから「ベルまたやるよ」と聞いて歓喜、速攻でチケットを取りました。
そんなウキウキワクワクな3月4日、前回一緒に行ってともにファンクラブに入った友人と、また一緒にオーチャードホールに向かいました。
アンコール公演ということで、大半の曲目は9月と同じ、バンドメンバーもチェロの結城貴弘さんが宮尾悠さんに交代した以外は同じなので、今回のレポートはこれまでに参加した4つのコンサートのことなどもからめて書いてみたいと思います。
開演前
LE VELVETSの小規模のコンサートに行くと、日程が平日の昼間や夕方早めのことが多いのでお客さんは99.9%女性、そしてほぼほぼ中高年ですが、オーチャードホールぐらい大きな規模になると男性もけっこう来ていました。
といっても、この日も金曜日の午後2時開演。やはり、年齢層はかなり高め。
客席は見える範囲では、ほぼ席が埋まっていました。平日の昼間でこれはすごいかも。
秋のコンサートでは、物販コーナーのあまりの列の長さにグッズを買うのは断念してしまいましたが、今回は絶対何か買いたかったので階段の先、二階までのびた列の最後尾に並びました。
友人は「トートバッグがほしい!」と前から言っていたのですが、売り場にたどりつくと今回はありませんでした。彼女はトートバッグがないとわかるとさっさと離脱。
今回のグッズは、ブランケットとタオルハンカチとポーチ、そして用途不明のICカードサイズのプラスティック製カードでした。
私はとっさにポーチを手に取りました。2000円なり。
このポーチは今、サックスのリードケースとリガチャケース、クロスやペンを入れてます。
小さいように見えて、意外とパワフルな収納力。(でも入れすぎてパンパン:右写真)
このコンサートグッズですが、ファンクラブ限定のメンバーバースデイコンサートの時に、アンケートで「グッズで作ってほしいものは?」という質問があったので、「LE VELVETS仕様の楽譜ファイルがほしい」と書きました。
A4サイズやA3サイズの楽譜を、譜面に書き込みできるように端だけ固定して収納できる楽譜ファイルをウィンド楽団で使っているのですが、きっと楽器やコーラスを自分でもやっているベルファンは少なくないはず。ベル仕様の楽譜ファイルを使えば、もっと頑張って練習できそうな気がする。
ちょっとマニアックな要求過ぎたか?でも実現してほしい。
CDの販売や、今回発売が決定した昨年秋のコンサートのDVD/BD/CDスペシャルボックスの予約受付をしていましたが、こちらはすでにファンクラブ経由で予約済み。
もうやることがなくなったので、席に着くことにしました。
今回は奮発してSS席にしたので、1階の前から十数列目、羽毛田さんの演奏がよく見える、下手寄りの席でした。
視力の良い私は肉眼で十分メンバーのお顔が見えるぐらいの、でも前過ぎず、音が程よく混じり合って聴こえる好ポジション。
ちょっと遅れて開演〜1曲目 Sound of Music
オーチャードホールのちょっと変わった開演ベル(ゴロンゴロンと聞こえる)が鳴りましたが、始まるまでにしばらく時間がかかりました。
開演予定の2時を10分ばかり過ぎたころ、客席の照明が暗くなってバックバンドのメンバーがステージに登場しました。羽毛田さんも、最後に登場してピアノ席に着きました。
前回のコンサートでは、幕が開くと同時に羽毛田さんのピアノの前奏から「NELLA FANTASIA」が始まったので、今回もそうだろうと耳を澄ましていたら、5人が登場して始まったのはア・カペラでした。
曲は「Sound of Music」。「The Hills are alive〜」と映画の冒頭で素晴らしいアルプスの景色とともにマリアが歌う、あの歌でした。
羽毛田さんから「意外な一曲が聴けるよ」と聞いていたのですが、実際ちょっとびっくりしたので、きっとこれのことだと思いました。
冒頭から新曲、しかも美しいア・カペラで!
びっくりしたのと高揚しすぎたのとで、記憶がとぎれとぎれなのですが、全員の立ち位置だけはメモしました。
でも、思った以上に頭がぼーっとなっていたのかシャープペンの芯が出ていなくて、あとから見ると全く何も書かれていない、、。が、なんとかペン先でひっかいてできた跡形を読み取ってみました。
2曲目 NELLA FANTASIA
次は横一列の陣形になって、すっかり聴き慣れた「NELLA FANTASIA」が始まりました。今回の立ち位置は、それぞれの歌の中心になる人や歌いだしの人が真ん中になるらしい。この曲では、テノールの佐藤さんが真ん中でした。
「この部分は誰が歌う」というのがすっかり頭に入って聴いているので、それぞれの声を落ち着いて味わうことができました。
最初のMC
トークは佐賀龍彦さんか佐藤隆紀さんがリードすることが多いですが、ここでは佐藤さんが話し始めました。 よりバージョンアップした「魅惑のクラシカル・エンターテイメント」を最後までゆっくりお楽しみください、と挨拶したあと、「LE VELVETSを初めて見たという方もいらっしゃると思うので」メンバーの自己紹介が始まりました。 それぞれに「バリトンの〜」「テノールの〜」と自己紹介したあと、佐藤さんが「ニックネームも覚えてくださいね」と、宮原さんは「のぶにぃ」、黒川さんは「くろちゃん」、自分は「自分で言うのも恥ずかしいんですが、、シュガーと呼ばれています」、日野さんは「しぃたん」、佐賀さんは「さがさん」。
佐賀さんが「それはニックネームでもなんでもないじゃないですか!」と抗議して、「たっちゃんでいいか」ということになりました。
佐賀さんはランニングが日課で、先日の東京マラソンにも出場したランナーです。
それで以前から、メンバーに「佐賀は急便」といじられていたので、佐藤さんが「さがはきゅうびんじゃなくていいですか?」とつっこんでましたが、これは事情を知らないお客さん、きっと意味が分からなかっただろうなぁ。そういう事情だったのでした。
このニックネーム、宮原さんは名前がひろのぶなのになぜ「ひろにぃ」ではなく「のぶにぃ」なのか、とか、三十代半ばの日野さんに「しぃたん」はないんじゃないか、とか、ご自身が気恥ずかしい「シュガー」というニックネームをいったい誰がつけたのか、などなど突っ込みどころ満載だなと当初思っていましたが、今では全く抵抗なく私も会話の中で使うようになりました。そんなもんだ。
ニックネームが紹介されるたびに私がステージに向かって名前を叫ぶので、隣で友人はドン引きでした。
自己紹介が終わると、「僕たちのアルバムをプロデュースしてくださり、このコンサートでは音楽監督、バンマス、ピアニストとしてサポートしてくださる羽毛田丈史さん!」と羽毛田さんの紹介がありました。立っておじぎする羽毛田さん。
何かコメントするのかなーと思ったけど、周辺にマイクもなさそうだし、、、ちょっと羽毛田さんとメンバーの掛け合いと言うのも聞いてみたい感じ。
3曲目 Amapola
「Sound of Music」ではまだ少しかたさが感じられたけれど、2曲目の歌い慣れた「NELLA FANTASIA」で勢いがついたのか、このあたりから全員調子がぐんぐんアップしてきた感じがしました。
アマポーラは今回の新曲の1つ。9月の後に行ったコンサートのどれかで聴いたような気がするんだけど、勘違いかな?
とにかくあまりにたくさんの曲を聴いてきたので、ちょっと記憶があやふやです。
今回の歌いだしは佐賀さんでした。
テノールでも特に高音域に強い佐賀さん。
以前のレポートでも、よくわからないながら彼の高音の魅力について触れていましたが、今回改めていいなぁと思いました。
全く違う声質を持った5人ですが、この組み合わせの中で佐賀さんの高音がよいスパイスになっている気がしました。
まさに「さし色」という感じ。この曲だけでなく、他にもそんな場面が多くありました。
4曲目 Over the Rainbow
映画「オズの魔法使い」でジュディー・ガーランドが歌う有名な歌ですが、今回はギター伴奏で始まるポップス調でした。
あとから加わった羽毛田さんのピアノもすごくきれい。羽毛田さんの得意な曲調だと思います。アメリカンロックっぽいというのかな?
(知ってる人はLITTLE BEAT RIFLE思い出してください。)
ストリングスメンバーが手拍子をはじめて、会場も一緒に手拍子しました。
何人かがソロで歌いましたが、こういうポップス調の曲を歌うとき、バリトンの宮原さんは同じ人とは思えないぐらい、バリトンの時と違った声になります。
昨年彼のソロコンサートに行って、連続で17曲ほど聴きましたが、こんなにいろんな歌い方ができるのかとびっくりしました。
バリトンの声楽発声で歌うときはテリのある太い声ですが、ポップスやスタンダードジャズを歌うときは、のどを取り換えたように軽い柔らかい声になります。
いずれにしても、どの音でもぴったり正確な音程に声を落とすことができて、高い音から低い音までのギアチェンジも全くゆるぎなくなめらか。安定感抜群の、ほんとに多才な歌い手さんです。
歌っているときの表情もわざとらしさがなく、真摯な感じでとてもすてきです。
この春ミュージカル「グランド・ホテル」に主役級でデビューだそうですが、きっと人気出るだろうなぁ。
ミュージカルを経て宮原さんがどんなに変化するか、とても興味があります。
5曲目 Vivere
もう、いつ聴いても心震える「Vivere」!
特に、彼らはこの曲がうまい。というか、彼ら5人の声の組み合わせに合っている秀逸アレンジ、というべきか。
2人ずつの組み合わせでハモるのですが、組み合わせごとにそれぞれ個性があって美しく、すごいグループだなと実感。
サビの全員の力強いハーモニーを聴いていると涙が出そうになりました。
次のアルバムには、絶対絶対絶対収録してほしい。
MC〜3曲紹介
ここで、宮原さんが「NEO CLASSIC」がオリコンクラシックチャート第1位、総合でも第6位を獲得したことを報告しました。
それから続いて歌う3曲を紹介したのですが、「ランナウェイ、アダージョ、TIME TO SAY GOODBYE…それからなんだっけ?」
いや、それだけですよ、とまわりがフォロー。のぶにぃ頭白くなった?
これまでいくつか見てきた中で、宮原さんはあまりMCが得意じゃないのかな、という印象。
ソロコンサートの時もノートにちゃんと話すことを書いていたみたい。堂々と落ち着いて見えるので意外ですが。
でもその時に、大家族で育ったので「人」が大好き、と話していて(カフェなどで人の中にいるのも好きなのだとか。)、きっとすごく自然体な人なんだろうなと思いました。
6曲目 ランナウェイ
秋のコンサートでは「ランナウェイ」と聞いて「え?」という感じでしたが、今回は「待ってました!」。
作詞者の湯川れい子さんも私の近くの客席にいらっしゃったのですが、堪能されたのではないでしょうか。
佐藤さんのすばらしいソロと他のメンバーの美しいコーラス、宮原さんの低音で、すっかり「ランナウェイ」はベルベッツのものになってしまった感じがします。
本当に、アルバムにこの曲を選んだ羽毛田さんはグッジョブだったと思います。収録曲の中で一番のチャレンジ曲だったそうですが。
秋の時と同じように今回も、宮原さんの「パッピドゥバドゥバ」のあとお客さんが「んチャチャチャチャ」と手拍子を入れるように指導されました。
会場の大半の人がもう要領がわかっている状態だったのか、本番でも見事に「んチャチャチャチャ」と決まりました。
宮原さんと同様、佐藤さんの安定感もすばらしい。
彼も、コンサートでもCDでもいつでも、ゆるぎなく歌える人です。声を出すことを心から楽しんでる感じ。
彼は福島県の喜多方出身だそうですが、その声からはラテンの香りがします。地中海にさんさんとふりそそぐ太陽のような明るい声です。
佐藤さんはまた、歌手だけにしておくのはもったいないぐらい、お笑いのセンス抜群。
2月にファンクラブ会員限定の、彼のバースデイコンサートに参加したのですが、この張りのある太い声と抜群のリズム感でおもしろいことを連発し続けていました。
その合間に高らかにカンツォーネを歌い上げたり、スターダストレビューの「木蓮の涙」をしっとり聞かせたり。クローズドにしておくのはもったいないような、立派なソロコンサートでした。
彼を見ていると、「声が大きいってステキなことだ」と思ってしまいます。それはすごい才能の証だと思う。
7曲目 ADAGIO
アルバムに収録されていて、秋のコンサートでも歌われた「ADAGIO」。
原曲は「アルビノーニのアダージョ」で、前回は最後のキメの「アーダージョー!」の前にお客さんがフライグ拍手してしまってちょっと残念な結果に。
でも今回はタイミングが少し早めだったのもあり、ばっちり決まりました。
(なぐり書きの手元メモにも、「アダージョブラボー!」と書いてある、、、)
そういえば9月のコンサートで、お客さんの拍手が曲が終わらないうちに始まるのにびっくりしましたが、今回はそんなことはほとんどなく後奏にかぶったのは1曲ぐらい。(どの曲か忘れたけど、それは歌がすばらしくて私も思わず拍手しちゃってました。)
気持ちよくストリングスやピアノの音色を堪能しました。
伴奏といえば、この曲の冒頭はとても美しいギターのソロがあります。
遠山哲郎さんのギターは秋のコンサートでも高評価だったようですが、改めて聴いても本当に美しい弦の響きでした。
この曲は最初、テノールの3人が順番に歌いますが、歌いだしはしぃたんこと日野さん。
日野さんはハイトーンボイスでアクセントになることが多いですが、普通のテノールの音域の声が私はとても好きです。
佐藤さんや佐賀さんのようなぎっしり中身がつまった感のある太い声ではないのですが、この空気感が歌に表情を与えるというか、とてもニュアンスを感じさせる効果があると思います。
声楽発声的な声だけで全員が表現すると、おそらくよっぽどオペラ好きな人でない限り飽きてしまうけれど、日野さんのようなポップス的表現が上手な人が一人入ると、ぐっと歌い手と聴き手との親和性が高まる感じ。貴重なかじ取り役かもしれません。
8曲目 TIME TO SAY GOODBYE
「NELLA FANTASIA」や「'O SOLE MIO」とともに、イベントやフェスなどで頻繁に取り上げられる歌です。
日野さんがハイトーンで、どこまで出すんだろう〜というぐらい高いところまで行きますが、他のテノールの人も最後にどんどん上がっていきます。シュガー、そこまで出るのか〜みたいな。
いつ聴いても聴きごたえのある曲。
第一部最後の曲の前に
ここでまたMCタイム。
秋のコンサートでは、日野さんをモデルに佐賀さんがチケットケースやバッグなどをおすすめした記憶がありますが、今回は先に書いたポーチ、ハンドタオル、ブランケット、カードを同じパターンでおすすめ。
佐藤さんが「もう名人芸の域に達してますね」とコメントしたほど、日野さんと佐賀さんの息がぴったりでした。
この説明で、私が買ったポーチにCDが入ることを知りました。
また、ICカードなんとかの意味が分かりました。SUICAやPASMOに貼っていつもLE VELVETSのみんなと一緒にいよう、という趣旨だったのですね。でもチャージの時ははがしてね、ということで(そりゃそうだ)貼ってはがせる仕様になっていました。
佐藤さんや佐賀さんがMC巧者だとすると、日野さんは振り担当。ダンスも上手だし。
佐賀さんの流れるような説明に合わせて、軽やかに舞って(?)いました。
振りといえば、黒川さんのファンクラブ限定バースデイコンサートに行ったとき、お決まりのサプライズバースデイケーキをくろちゃんに食べさせた後、そのフォークを客席に投げるフリをしたのは日野さんでした。
なぜか、そのとき日野さんにものすごく親近感を覚えました。中学の時、こういうことする男子、いたよなぁ、みたいな。
このコンサートは昨年の12月、黒川さんの誕生月に行われたのですが、事前にファンクラブ会員の希望者から合唱団が編成され、くろちゃんによるスパルタ指導(そうとうすごかったらしい)を受けた後、コンサート当日は彼自身は全く歌わずひたすら指揮に徹するというユニークなコンサートでした。(他の4人のメンバーは、合唱団と一緒にいっぱい歌った。)
私は歌が苦手なので気が進まないんだけど、音大出身である友人が猛烈に参加を希望していて、今年もしまた同じ募集があったら一緒に応募する羽目になりそう、、、
うむむ、私はむしろ、サックス吹きのしぃたんとサックスアンサンブルしたい…。
このグッズ紹介が終わると、今度はバンドメンバーの紹介(たぶんby 日野さん)になりました。
パーカッションは、前回と同じ梯郁夫さん。私にとっては羽毛田さん関連でおなじみのパーカッショニスト。
バイオリンは秋と同じく、1stが伊能修さん、2ndが森本安弘さん、ヴィオラが原田友一さん。
チェロは、今回は結城さんではなく宮尾悠さん。
ベースは一本茂樹さん、ギターは遠山哲朗さんという、前回と同じメンバー。
これまでのオーチャード以外のコンサートでは、伴奏はピアノ(くろちゃんバースデイはエレクトーン)のみでしたが、やはりリズムやストリングスが入るととても厚みが出て、歌自体もよりドラマチックに響きます。
歌い手さんたちも、このスペシャルなバックバンドにあおられるようにどんどん調子を上げている気がしました。
9曲目 EXILE〜ダッタン人の踊り
第一部最後の曲は、ボロディンのオペラ「イーゴリ公」の中の「ダッタン人の踊り」に佐賀さんが歌詞をつけた「EXILE」でした。
作詞者の佐賀さんが「遠く離れている大切な人を思った歌詞だけど、コンサートの時にしか会えない皆さんと僕たちをつなぐ歌です。」と解説していました。
ふむふむ、これは前回にはなかった説明。
昨年以来、よりファンクラブ会員も増え、コンサートの抽選に外れる人も多くなってきたからね。外れたときは、この歌を聴いてなぐさめてもらおう。
でも、本当にこの歌のサビの部分を聴いていると元気が出ます。5声のハーモニーと力強い歌詞と美しいメロディ&アレンジの力。
ここで休憩時間になりました。
第二部
10曲目 WITH ONE WISH
11曲目 SEASONS OF LOVE(ミュージカル「RENT」より)
12曲目 闇が広がる(ミュージカル「エリザベート」より)
13曲目 民衆の歌(ミュージカル「レ・ミゼラブル」より)
14曲目 フィンランディア讃歌
15曲目 アメイジング・グレイス
MCのコーナー
ここで全員が上着を脱いで、MCコーナーになりました。
今日のお題は「“この瞬間”をアンコールしたい」
佐藤さん:大学1年生から2年生のころをアンコールしたい。
大学も3、4年生になると進路のことなどで悩み始めるが、1、2年生の時期は歌が楽しくて仕方なくて、発声のことなどを肴にお酒を飲んだり。あの頃を「アンコール!」
日野さん:昨年末、ドン・ペリニヨンの飲み比べをした。あの贅沢な瞬間を「アンコール!」
黒川さん:コンサートの今のこの瞬間を「アンコール!」
(こーゆー男だよ!と他メンバーからつっこみ)
宮原さん:小学生の時、全校集会で「大きな声で校歌を歌っている子がいる」とほめられたことがあって、うれしかった。あの時を「アンコール!」
佐賀さん:「すみません、あと3分ぐらいもらっていいですか…」