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NHKシリーズ「失われた文明〜インカ・マヤ・アステカ〜」
 BSHi放送&もうすぐ88888アクセス達成?! 記念
     “監督インタビュー2007”(後編)

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 昨年から話題の羽毛田さんのパーカッションですが…
昔羽毛田さんに「ラプソディ・イン・ブルー」のレコードを貸した覚えがあるんですが、まさか30年後に大シンバルでその曲を聴くとは思いませんでした(笑)
「夢幻鉄道」も含め、ずいぶんたくさんの打楽器を担当されていたようですが、難しかったものはありますか?何か失敗談はありますか?

 合わせシンバルは意外に難しく、珠緒ちゃんから個人指導を受けました。
なのでツアー後半のほうが、音が綺麗に出ています。
夢幻鉄道は、休みが多いのでボーっとしているとティンパニーなど一発たたくところがアッという間に、過ぎていってしまいます。
数回だけですが、過ぎていってしまったことがありました。

 「ラプソディ・イン・ブルー」は回を経るごとにまとまって、すばらしい演奏になって行きましたが、編曲や練習で大変だったことは?

 この曲は、ジャズっぽい部分はあってもやはりオーケストラ用にかかれた曲なので、テンポが激しく変わります。これは指揮者がいないととても難しいわけです。音を出すタイミングや、テンポを早くしていくタイミング、だんだん遅くしていく、切るタイミングなど、呼吸を合わせる(本当にみんなで息を同時に吸います)練習にもっとも時間を費やしたわけです。
指揮者なしでやるというのがオーケストライマージュの醍醐味なので、初めは大変でしたが、回数を重ねるごとにタイミングを全員が完全に覚えていくことで演奏が充実していったわけです。

 これはファンの方が「プッチ森」ライブの柏木さんのMCで聞いたそうですが…
オーケストラ・イマージュを紹介するとき、鬼怒無月さんのことを「ゲドムツキ」と言った公演があったってほんとですか?(正しくは、もちろんキドナツキさんです)

 正確には、クドムツキと言い、その後言いなおして キドムツキと言ってメンバー 紹介終わりました。
言いなおしても、さらに言い間違えてしまいました。だれやそれ?

 今年特に記憶に残ったのが、古澤巌さんとの競演でした。
「Concerto」では、羽毛田さんのグリッサンドを受けるように古澤さんが弓で客席を指してニヤリ、というパフォーマンスが途中から加わりましたが、これはどういうきっかけで始まったのですか?

 古澤さんがなにを考えているのかは未だによくわかりませんが、ヴァイオリンがあんなに上手に弾けてしまうと、ヴァイオリンの演奏には全く興味がないらしく、リハでは毎回あの部分のカメラリハーサルをされていました。
初めはカメラ目線の練習でしたが、それを完璧にこなす事ができるようになった頃から新たなことを思いついたようで、それからは弓で客席を指すタイミングの練習だけを、毎回オーケストラをバックにやっていらっしゃいました。
古澤さんは、まあ野球でいえば長嶋さんのような方で、天才なので言っていることや行動はよくわかりませんが、プレーは凄いです。

 「フラガールでは羽毛田さんのウクレレを聴けましたが、どういうきっかけで弾くことになったのですか?
ステージでウクレレを弾いた感想はありますか?

 単純にフラガールのオリジナルにはピアノは入っていなくて、代わりにウクレレがバッキングで入っていたので、ならば人手が余っているのは僕しかいないなと思い、ひそかに4月中に練習したわけです。
ジェイクが来てクビだと言われればピアノでも弾こうと思っていましたが、ジェイクにはアロハ〜といわれアロハーな感じでやる事になりました。
ステージではギターでもそうですが、ウクレレを弾くとチョウ楽しいです。
まずお客さんに対して真正面を向ける。これはピアニストにとってはぜんぜん違う世界なわけです。
そして専門外なので意外と気が楽。さらに、動ける、移動できる。この解放感がサイコーです。

  もうひとつ、とっておきだったのが葉加瀬太郎さんとの「エトピリカ」ですが、すべて決め事なしの即興だったそうですね。
全20公演で、特に記憶に残った演奏はありますか?

 一応自分で決めたことは、全公演違うエンディングを弾く。
似通ったものも少しあったけど、概ね成功しました。よくネタが続いたと自分でも感心。あとは、コードチェンジを毎回即興的にいれる。
これはうまくいくときもあるし、失敗する事もあります。
いい感じなコードチェンジができればとてもいい気分ですが、そうじゃないときは次の曲までクソーと気持ちを引きずります。
しかし、そんな行き当たりピアノでよく弾いたもんだと、葉加瀬君に感心します。
毎回どんな伴奏やどんなエンディングがくるかわからないわけですから、、、、、。
「えっ!そないきたか〜、ほんならわしはこれじゃ〜」って感じで彼は弾いていました。そんな事のできるヴァイオリニストはそうはいません。すごいです。

今回は、ファンの皆さんから質問を募集しました。

今年は特に羽毛田さんの出番が多かったような気がします。
他の出演者の方々は、ご自分の出番以外は楽屋でお待ちなのでしょうが、ピアニストとしてもたくさん出演されていた羽毛田監督は少しの合間など、どこにいらっしゃるのでしょうか?(みなみさんからの質問)

 意外に引っ込んでいる時は少ないので、舞台袖にいることが多かったです。1部では、カルロスの時はひっこむ暇もなく、ジェイクのときだけ2曲休みましたが、「タッチ」のストリングス演奏のチェックと、「フラガール」のウクレレ装着と指馴らし練習をしていたので実質1曲。
ラプソディーが終わると、舞台裏を回って下手に移動なので楽屋にもどる暇はなく。
そして、みなさんがお買い物をしている休憩時間は、少しお腹をみたしたりゴンチチと談笑したりミュージシャンの楽屋に遊びに行ったりしてあっという間に終わります。
2部はゴンチチ後半2曲引っ込みますが、MCを聞かなきゃいけないのでやはり舞台ぎ りぎりの袖に。
そして次の小松君タンゴのための入念なストレッチ。(タンゴピアノはほんとに肉体を酷使する(笑))
そして唯一「夢幻鉄道」が終わった後楽屋へ戻ります。
ここで2時間以上労働し疲労した肉体から最後の力を振り絞るため入念なストレッチ、そしてエカテリーナが始まった頃に葉加瀬とともに新たな気持ちで舞台袖に。
アンコール前は全員が舞台袖にいます。
で終了。楽屋でハァ〜。

やはり羽毛田さんと言えば、あの素敵なステージ衣装。
いつもステージ衣装における、羽毛田さんのこだわりどころとそこにこだわる理由は?(色、素材、形…など)(白雪さんからの質問)

 衣装は毎年マネージャーの蜂須賀君が生地を選んで、いつもお願いしている仕立て人が作ってくれます。

imageツアーは別名グルメツアーと呼ばれてますが(え、いない?)お好み焼き以外に(笑)どんなものを召し上がりましたか?(ぽこりんさんからの質問)

 広島おこのみ、博多水炊き(とり鍋)、長崎中華、札幌ラーメン、松本馬
嬉野温泉湯豆腐、名古屋台湾、大阪カレー、他

あちこちを回るlive image御一行ですが、羽毛田さんが「これは必ず持っていかな!」というもの、あるいは、食べ物はありますか?
(藍沙さんからの質問)

 入浴剤とサプリメント数種類

live image本番では、どの曲も素敵な演奏を楽しませて頂いたのですが、リハの時、一番時間がかかった曲は?(フクちゃんからの質問)

 ラプソディーインブルー。しかしそれでも普通のバンドのリハと比べれば破格に時間かかってません。
各アーティストは、3時間のリハが1回だけです。その時間内に持ち曲を全部をあたっていきますが、1曲につき、多くて3回くらいです。
オーケストライマージュはほんとに優秀なので、いつも僕は自分だけリハをひそかにやってます。
今年最もきびしかった先生は、小松先生でした。これぞまさしくタンゴスパルタ教室!小松先生のスパルタ3時間の後は、全員口も利けない程へとへとになっていました。

今年のお誕生日は、何かイベントがありましたか?
(羽毛田さんのお誕生日にこだわる書庫番からの質問)

 今年は、ツアーの日程には重なっていなかったのでなにもないだろうと思ってましたが、なんと最終日の打ち上げ会場でイマージュスタッフからお祝いをしていただきました。想定外だったのでとてもうれしかったです。

羽毛田さん、お忙しいところ本当にありがとうございました!!
質問を寄せてくださったみなさんも、ありがとうございました!!
もうインタビュー読んじゃったからって、ごぶさたにならないでね〜!
これからも、fishive!をどうぞよろしくお願いします!!  管理人kingyo(07/06/17)

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