サウンド・プロデュース作品:中孝介
中孝介 公式サイト http://www.atarikousuke.jp/
・ズームインスーパーライブ ⇒ TRACES2007〜AUGUST〜
鎌倉音楽祭 鶴舞2007 ⇒ TRACES2007〜OCTOBER〜
ポッキー&プリッツの日スペシャルライブ ⇒ TRACES2007〜NOVEMBER〜
各ライブについて書いていますので、読んでみてくださいね。写真もアリ。
(投稿者:kingyo 投稿日: 080126)
Slow Music Slow LIVE '07 in 池上本門寺
昨年のオープニングアクト出演に続き、また中孝介さんが池上本門寺ライブにメインゲストとして出演することになったので、今年も行ってみることにしました。
もちろん、毎年いろいろなロハスフードが提供される屋台も大きな魅力。
とりあえず、開場時間に遅れることなく友達と現地に向かい、自分の席を探すより先にお目当ての屋台に並びました。
以下、今回私が口に入れたもののリストです。
もちろんこれを全部一人で平らげたわけではなく、友人と3人で分け合って食べました。念のため。
・自家製フォカッチャのイタリアンサンド⇒一人で食べた
・野菜と五穀米のオーガニックグリーンカレー
・大和麦のとろろサラダそば
・自家製シロップのかき氷(ブルーベリー味)⇒一人で食べた
・フルーツ青汁(2杯)⇒一人で飲んだ
・冷やし野菜 盛り合せ(トマトときゅうり)
・からし豆腐⇒一人で食べた
・発芽玄米の冷汁(2杯)⇒一人で食べた
・幸福鶏
・焼きたてワッフル(菩提樹ハチミツ)一人で食べた
・ロハ酢梅ジュース
・さつまあげ
・オーガニックオレンジジュース⇒一人で飲んだ
・本門寺オリジナルアイス(抹茶味)⇒一人で食べた
あれ?やっぱりほとんど一人で平らげてるか?
まぁ、それはおいといて、肝心のライブですが、これはもう息つく暇もないほどのすばらしいステージで、どまんなかの前から三番目があたってしまった私&友人2人は、口をあんぐり空けたままの6時間でありました。
オープニングアクトからすごかったもの。
フラメンコギターの沖仁さん(おき・じん と読む)う、うまい・・・
そして、去年韓国から日本に来たばかりのJ-Minちゃん、長い髪がすてきなすらりとした女の子でしたが、ギターも歌もパワフルでびっくり! しかも、日本語うますぎ。BoAみたいに人気者になる予感…9月デビューだそうです。
ここで少々休み時間が入ったので、それ!っとばかり、屋台に駆け込みました。でも、このころにはもうどの屋台も長蛇の列。なかなか順番がまわってこない!
そうしているうちに、中孝介さんがコールされてステージに出てきてしまった!!
せっかく辛抱強く並んでいましたが、そのポジションを捨てて席に走って戻りました。
ご本人も「去年はオープニングアクトで歌わせてもらいましたが、今年はちょっと昇格…」 と冒頭のMCで言ってましたが、今回はメインゲストの一番手でした。会場での認知度も、去年とは比べ物にならないくらい。そして、歌のレベルアップぶりもすばらしかった!
同じステージで聞くと、なんだかその違いがわかりやすいですね。
以前は、ただ一生懸命、上手に歌おうという気持ちがあふれ出している感じでしたが、今はしっかり聴き手をとらえ、その一人ずつの心に語りかけるような感じ。
セットは、ライブではいつもこれがオープニングな「真昼の花火」 そして、2曲目は大感激、インディーズの「マテリヤ」で「家路」とともに羽毛田さんがプロデュースした「moontail」でした。これをライブで聴いたのははじめて。
3曲目はこれまた羽毛田さんプロデュースの「思い出のすぐそばで」 そして、アルバムから河口恭吾さん提供曲の「サヨナラのない恋」(これは日テレでも歌いました)。
次に、羽毛田さんプロデュースでデビュー曲の「それぞれに」 森山直太郎さん提供で、大ヒットした「花」 そして、もちろん最後は「家路」!
(それぞれにと花は逆だったかも。 まだ暑さがキビシくて、このあたりは頭が熱中症状態だったので、ちょっとおぼろげ…)
曲数もぐっと増えましたが、歌の表現力がすばらしく豊かになってました。 私は友達に中孝介さんを聴きに行く、とは一言も言ってなくて、ただ「爆食できるライブだ」とだけ言っていたのですが、 一人は最初の三曲で完全にコウスケファンになっちゃいました。
そしてもう一人は、平原綾香ファンに…彼女もすごい迫力と歌唱力で、やっぱりメジャーな人は違うな!!!と納得のステージでした。
どの曲もパワフルでしたが、ドラマ「優しい時間」の主題歌の「明日」と「Jupiter」はやはり圧巻でした!
あんなに小柄なのに、どこからあのパワフルな声が出てくるのか・・・
孝介さんと綾香ちゃんの間には、ジェイク・よろしくシマブクロのステージがありました。
完全にソロだったのですが、ジェイクははじめからのりのりでした。
あの手はいったいどうなってる???!!! イマージュではちょっと遠めでしたが、今回は至近距離で見て、仰天でした。どうなってるの?あの右手。
客席にはジェイクファンがいっぱいで、大声援でした。私も両手ぐわしサインで手を振りました!
曲目は、知ってるものではイマージュでもやった「While My Guitar Gently Weeps」、「IN MY LIFE」のビートルズナンバー、 そしてフラガールのメドレーもありました。
そして、会場がとってもいい感じで盛り上がったのが、最後の夏川りみさんでした。 その前の平原綾香さんがあまりにもうまかったので 「どうする?夏川りみだよ、めっちゃうまいよ、もうひっくりかえるかも…」と 生歌の迫力に大興奮の私たちでしたが…
ステージに出てきた夏川りみさんはあまりにも(綾香ちゃんよりさらに)ちっちゃく、 最初お客さんが気がつかなかったくらい小柄でした。でも、マイクの前に立ってなんの準備も合図もなくすっと歌い始めた「花」はほんの少しのぶれも揺れもなく…
私、いろんな職業人の中で「神様にこの仕事を与えられた人」がいるなぁと、この年まで生きてきて思うことが何度かあったのですが、 夏川りみさんはまちがいなく、歌の神様から歌いなさい、といわれた人だと…
「愛よ愛よ」(かなよかなよ)とか「童神」「涙そうそう」などの名曲、大感激でした!
で、びっくりしたのが、こんな形態のライブでこんなことあるの?という「アンコール手拍子」!去年のこのライブでは、これは考えられませんでした。
でも、夏川りみさん、ちゃんと出てきてくれた!
「こんなライブなんでアンコールなんてなんも用意してなかったんですけど、こんなに拍手してもらったら出ないとねー」 で、みんなで(ゴンチチライブでもおなじみの)「安里屋(あさどや)ユンタ 」をお客さんもいっしょに踊りつきで歌いました!
お客さんは「さーゆいゆい」と「マタハーリヌ チンダラ カヌシャマヨ」(踊りつき)とハーイーヤの掛け声を…
お月様と二代将軍徳川秀忠が寄進した五重塔の見守る中、会場大合唱で終わりました。 去年とは全然違った雰囲気だったけど、あぁぁぁぁぁ楽しかった!
(投稿者:kingyo 投稿日: 070923)
スペシャル・ミニ・ライブ@銀座山野楽器
つい2週間ほど前池上本門寺で初めて中さんの歌声を生で聴きましたが、なんでなんだろう、また聴きたい、また聴きたいと体がそう申すのです。大山鶏のジャンバラヤのことはもう忘れましたが…。
そんな折、銀座の山野楽器本店でライブがあると聞き、さっそくチケットを手に入れて行って参りました。
銀座の山野楽器(写真⇒)ってどこにあるのかと言えば、あの、日本一地価の高いことで有名な銀座四丁目の交差点のすぐそばです。写真が正面、右隣はMIKIMOTOパール、左隣はアンパンの木村家、さらにその隣が和光。中央通りをはさんで反対側は銀座三越です。つまり、ある意味東京のドマンナカ。先日の池上本門寺は、お寺だから東京とはいえ緑も深く、ずいぶんと自然を感じられる環境でしたが、このコンクリートジャングルのど真ん中で聴く中さんてどんな感じなんだろう、ちょっと想像ができませんでした。
今回は山野楽器で中さんのCDを買うともらえるチケットを持っている人だけが来るライブだったのですが、集合時間の少し前に集合場所に行くともう階段に列ができていました。CD1枚に付きお一人様なので、一人で来ている人がほとんどで、場の雰囲気は静かでちょっと硬い感じ。男の人がけっこう多いなぁ、と思いました。
時間が来て案内されたホールは、これからピアノの発表会か弦楽四重奏でも始まりそうな、クラッシックぽいまさに「ハコ」という感じ。
開演まで、ずっと中さんの今回のセカンドシングルがBGMで流れていたのですが、いっしょに口ずさんでいる人もけっこういました。ざっと数えたところ、全部でお客さんは60人ぐらいかなと思いましたが、開演になってもやっぱりちょっと硬い雰囲気。
紹介されて、中さんが左手のドアからちょっと顔をのぞかせて、客席を見て「おっ」という表情を浮かべてから、入ってきました。ピアノ伴奏は、本門寺のときと同じ黒木千波留さん。散髪されたのか、衣装のせいか、この間よりさっぱりした感じでした。
こんな閉ざされた空間で、かちんこちんな空気の中、中さんて緊張しないのかなぁと思っていましたが、マイクを持って真ん中に立った中さんは、落ち着いた、堂々とした感じ。第一声、伴奏なしの「白と黒の間に」でぱぁーっと中さんの空気が広がりました。この歌はとても好きなので、ほんのワンフレーズだけのアカペラだったのですがかなり感動しました。黒木さんの伴奏が始まって、最初の歌が「真昼の花火」。そして「デビュー曲を聴いてください」で「それぞれに」と、羽毛田さん担当の曲が続きました。
3曲目は、「東京の皆さんに聞いていただこうと思って…」と、これまでのいくつかのライブでも披露されてきた新曲、まだタイトルがないのでいいのを思いついたらブログに書き込んでください、とのことでした。これまでの江崎とし子さんの曲とはかなりイメージの違う、ポップな曲調。だけど、別れてしまった恋人に、また会いたいという切ない歌詞でした。
それから、「“着信アリ Final”の主題歌になりました」と曲紹介して「思い出のすぐそばで」。そして、「皆さんに気持ちよく帰っていただけるように、僕も奄美を思い出して歌います」で、「家路」が最後の曲でした。この「家路」は絶品でした。何もかも忘れて、聴き入りました。「家路」という曲は本当に何もかもがそろった名曲だと思う…。やっぱり今回も魚の目には涙が。
ライブの後握手会があって、中さんから手渡しでサイン入りの写真がもらえました。初めて向き合った中さんは、なんとも清々しいオーラを放つ、とても美しい目の青年でした。こんなに透明な空気をたたえた人に、最近会ったことがない…。
スケジュールがタイトそうで、いらない心配をしてしまいますが、体を大切にして、いつまでも迷いなく歌に打ち込んでほしいと心から思いました。
ところで、会場でもらったパンフレットにはセカンドシングル「思い出のすぐそばで/真昼の花火」についてのヒイラギフユオさんの解説が載っていましたが、「編曲の羽毛田丈史は生楽器の音色に、打ち込みによる音を加えつつも、冷たすぎない、人肌のぬくもりが残るサウンドに仕上げている。」と羽毛田さんも紹介されていました!
(投稿者:kingyo 投稿日: 060810)
Slow Music Slow LIVE '06 in 池上本門寺
昨年のインディーズアルバム「マテリヤ」ですっかりトリコになって以来、この冬は夜になったらJ-WAVEのJAM THE WORLDにチューニングする日々でした。そんな中さんもついに今年3月メジャーデビュー。少しずつライブやメディアへの登場も増え、私もついに昨日中さんのライブを初体験!そのご報告をする前に、まずは中さんのメジャーデビューシングルと、セカンド両A面シングルのご紹介を。
「それぞれに」(Epic Records ESCL2805)
1.それぞれに (作詞作曲・江崎としこ 編曲・羽毛田丈史)
2006年3月1日に発売された、メジャーデビュー・シングルの表題曲。卒業シーズンにぴったりな季節感あふれる歌詞と、花びらが舞うような羽毛田さんのピアノで思わずこみ上げてしまう感動ナンバー。特に、「それぞれにそれぞれの決めた道を歩き」というたたみかけに自分自身を重ね、頑張る気持ちが盛り上がる歌です。
J-WAVEの夜の番組“JAM THE WORLD”のエンディング曲として、「家路」に続いて採用され、たくさんの疲れた夜の東京人の心を癒しました。
produced &arranged by 羽毛田丈史
recorded & mixed by 河上達也
strings: 金原千恵子カルテット
bass: 渡辺等 acoustic guitar: 西海孝 percussion: 梯郁夫
piano: 羽毛田丈史
2.白と黒の間に (作詞・小林夏海 作曲・白瀧じゅん)
羽毛田さんの担当曲ではないですが、私の大変お気に入りの曲。何かに迷う老若男女にぜひ聴いてほしい。決して明るいシチュエーションではないけれど、穏やかでウェットでないギターと中さんの素直な声が押し付けがましくなくて、「確かに!」と素直に思えます。自分を許せたとき、ドアは開くんですよ!
recorded & mixed by 稲葉なるひ
acoustic guitar: 山本タカシ
percussion: 若森さちこ
3.道 (作詞・いしわたり淳治 作曲・光浦篤 編曲・藤本和則)
雄大な自然の中で育った中さんだからこそ、なのでしょうか、水の流れや風や大空をイメージした歌を歌うと、見事にその質感が伝わってきます。歌っている中さんの前には、きっと都会育ちの人間には決して見えない光景が広がっているんだろうな。
produced & arranged by 藤本和則
recorded by 工藤雅史 & 斉藤隆之
mixed by 工藤雅史
strings arrangement: 渡辺剛
strings: 渡辺剛カルテット
programming & other instrument: 藤本和則
4.街 (作詞・作曲 岸田繁)
作詞作曲の岸田繁さんが属するくるりの曲のカバー。「京阪電車の窓から見える」って、こりゃまたディープ。だってあれよ、大阪の起点は淀屋橋よ。梅田じゃないのよ。
カバーだけあって、ちょっと他の曲とテイストが違う感じ。
recorded by 工藤雅史 & 斉藤隆之
mixed by 斉藤隆之
piano: 安部潤
programming: 酒井陽一
5.それぞれに(instrumental)
ちゃんとこれがついてます。羽毛田さんのピアノといっしょに歌おう!
「思い出のすぐそばで/真昼の花火」(Epic Records ESCL2835)
1.思い出のすぐそばで
(作詞・秋元康 作曲・江崎としこ 編曲・羽毛田丈史)
2006年6月28日に発売されたばかりのセカンドシングル表題曲は、映画「着信アリ Final」のエンディングテーマで、作詞は原作者の秋元康さんが手掛けました。めっちゃこわいホラーの最後にこれが流れたら、きっと泣き出してしまうに違いない。
ところで、ミュージシャンクレジットを見て疑問だったのが「irish harp」という楽器。これは弦楽器のハープなのか?それともハーモニカなのか?調べてみたら、弦楽器のほうでした。小さいものだと膝で抱えられるぐらいのものもある、ケルティックミュージック用の小ぶりな竪琴だそうです。
sound produced & arranged by 羽毛田丈史
recorded & mixed by 河上達也
strings: 金原千恵子ストリングス
bass: 石川具幸 acoustic guitar: 西海孝 percussion: 梯郁夫
irish harp: 吉野友加 flute: 野口みお english horn: 庄司さとし
piano & programming: 羽毛田丈史 chorus: 江崎とし子
2.真昼の花火
(作詞・いしわたり淳治 作曲・江崎とし子 編曲・羽毛田丈史)
「ハイアイヤイヤイア」という歌詞で始まる、島唄テイスト濃厚な曲。歌詞も印象的だし曲もよいし、中さんの持ち味が存分に発揮されていて、初めて聴いたときからかなり感動しました。途中、賈鵬芳
(ジャー・パンファン)さんの二胡がとてもよい感じで入ります。ジャーさんて誰?という方はふれあいホールレポを見てくださいね。ゴンチチの「睡蓮」のジャーさんですよ!
sound produced & arranged by 羽毛田丈史
recorded & mixed by 河上達也
strings: 金原千恵子ストリングス
acoustic guitar: 西海孝
二胡: 賈鵬芳
piano & programming: 羽毛田丈史
back chorus: 有坂美香 日向彩 佐藤宏子
3.花束 (作詞・小林夏海 作曲・NEMO 編曲・solaya)
これはもう、絶対結婚式で熱唱したい、すんごくストレートなラブソング!!(魚赤面)
新郎新婦、滝涙間違いなしです。
sound produced & arranged by solaya
recorded & mixed by 古田隆之
guitar: solaya
violin: クラッシャー木村
4.思い出のすぐそばで (instrumental)
「着信アリ Final」を観る前にこれで練習をして、映画のエンディングで羽毛田さん・中さんといっしょに熱唱するのもアリ。
5.真昼の花火 (instrumental)
こちらももちろんついてます。
羽毛田さんのピアノといっしょに「ハイアイヤイヤイア」と歌おう!
さてCD紹介が終わったところで、「Slow Music Slow LIVE '06 in 池上本門寺」についてです。
九州では大雨で被害続出だった7月22日と23日、東京の池上本門寺でちょっと変わったライブイベントが行われました。
FMラジオ局のJ-WAVEやニッポン放送などの主催、そして今一番デザイン性が高い雑誌と言われている「ソトコト」や、そのほかLOHAS(Lifestyles of Health and Sustainability
)をテーマにしたいろいろな団体の協力で、オーガニックフードやドリンクを食しながら、ゆっくり音楽を楽しもうというかなり大人向けの内容。私が行ったのは、その2日目の「Ruby Evening」でした。
今年三回目を迎えたこのライブのことは以前から知っていましたが、行ってみようと今年思ったのは、中孝介さんがオープニングアクトを務めると知ったから。この日はゴンチチも出演するということだし、おいしそうな屋台もでるらしいし、これは行くしかない!とかなり早めにチケットを取りました。
2000人ぐらいの、ほどよい規模の野外ライブ、しかもお寺の駐車場の特設ステージで…なので、椅子はパイプの折りたたみでしたが、席はかなり前の左端、ちょうどバックステージのアーティストが出入りする入り口のまん前で、けっこうお得な席でした。でも、飲み食い立ち座り自由なライブだったので、お尻が痛くなったらワイン買って飲みながら、立ったまま聴いたり、そんな感じでした。
オーガニックフードの屋台に出遅れちゃいかんと、1時間ほど前に会場に入った私。お客さんの長蛇の列にもめげず、次々とおいしいものを手に入れて、席で爆食しながら中さんの登場を待ちました。(私が食べたものリストは後述)
開演の4時になると、静かに中さんと、伴奏の黒木千波留さんが出てきました。
メジャーデビューからまだ3ヶ月だし、こんなイベントだし、中さんものすごく緊張してるんじゃないかと思ったのですが、とっても堂々としていて、なんだか全てを包み込んでくれそうな、不思議なオーラをたたえた青年でした。
そして最初に歌い上げたのが「ハイアイヤイヤイア」の「真昼の花火」でした。もうこの段階で、お客さんはステージに吸い込まれてしまったようでした。私のまわりの人たちも息を止めてるんじゃないかというくらい、圧倒されていました。
次の曲が、「これを歌っているのは誰?」とJ-WAVEに問合せ殺到だったという「家路」。私も自分がつらい時期、ずいぶんこの歌に助けられました。そんな思いもあって、早くもkingyoの目に涙!やばいやばい、と必死でこらえましたが、生身の中さんから発される声に心をわしづかみにされたみたいで、体はかちんこちんになってました。
かなり弱っていた私に追い討ちをかけるように、次の曲は「思い出のすぐそばで」。黒木さんのピアノも、このあたりではすごい盛り上がりを見せていましたが、中さんはそれをも上回る声量と迫力でした。
曲の合間に、少し素朴なイントネーションを残しながらぽつぽつMCしていた中さんでしたが、ラストの「それぞれに」の前には、若者の8、9割が高校卒業と同時に故郷を離れてしまう奄美の話など、聞かせてくれました。
「それぞれに」はステージを締めるのにとてもふさわしいムードの曲で、とてもいい感じでオープニングアクトが終わりました。
お客さんのうち、中さんを知っていた人がどのぐらいいたのかはわかりませんが、確実にみんなの印象に残ったと思います。途中で客席を見渡してみたら、みんな食い入るように彼を見つめていましたから。
とてもとても完成度の高いステージだったと思います。昨夜から、私はずっと中さんの歌のことを考えています。大山鶏のジャンバラヤがまた食べたい、というのと同じぐらい本能的に、中さんの生歌が聴きたいと体が叫んでいます。
(付録1:中さん以外の出演者は…)
ベベチオ/MONDAY満ちる/アン・サリー(サポートのギターがただ者じゃない!と思うぐらい上手かったので誰だろうと思ったら、ショーロクラブの笹子重治さんでした!ショーロクラブはimage2に参加してるヨ)/ゴンチチ/吉田美奈子&河合代介feat.渡辺香津美
(付録2:私が昨夜食べたLOHASなフードたち)
宮津のお酢の夏野菜そうめん・宮津のお酢のトマトそうめん・醤油が決め手の焼きおにぎり・オーガニック野菜の盛り合わせ(ナマに味噌をつけて食べる)・無添加ソーセージ盛り合わせ・大山鶏のジャンバラヤ・本門寺オリジナル精進アイス(抹茶味)
(投稿者:kingyo 投稿日: 060724)
ミニアルバム「マテリヤ」
実は島唄系がちょっと苦手な私。島唄って、たとえば朝崎郁恵さんの歌をライブで聴くとか、そういう特別な場で聴くのはとても感動するのだけど、日々聴く音楽としてはちょっとな…、という感じだったのです。だからこのアルバムも「そのうち買うことにしよう」となんとなく先延ばしにしていました。ところが、じわじわとあちこちいろいろなところから、「中孝介のマテリヤがいい」という声が聞こえ始め…。しかも、これは島唄のアルバムではなくて、島唄の唄者が歌うポップスアルバムなのでした。特に、羽毛田さんがプロデュースした「家路」は、ときどき聴いているJ-WAVEの「JAM THE WORLD」のエンディング・テーマにも採用されていました。
そして、私をただちに購入に走らせたのが、このブログ http://yamamura.exblog.jp/2216062/ でした。なんとなくオンとオフの境目がなくて、ずっと力入りっぱなしの自分こそ、このアルバムを聴かなきゃいけないんじゃないの?そう思ったら、もうすぐに聴いてみたくなったわけです。
中 孝介(あたり・こうすけ) 「Materia」(DRS0001)
1.家路 (作詞・作曲 江崎としこ)
ダウンロード販売でバラ買いするなら、絶対この曲ははずさないでほしい!私の「島唄系苦手」をふっ飛ばしました。今一番話題になっている曲です。楽曲提供している「江崎としこ」さんは、羽毛田さん関連の作品でたびたびBGコーラスなどでお名前が出てくるあの、江崎稔子さんです。この曲を最初に聴いたとき、とてもなじみのある感じがしました。聴いているうちに気がついた。中孝介さんの声、アイリッシュ・ホイッスルみたい。安井夫妻のホイッスルを思い起こすような、少し枯れた郷愁感ある声です。こぶしをまわす感じも似ている。すごく聴き心地がよくて、歌詞を素直に受け入れてしまいます。
produced by 羽毛田丈史
bass: 一本茂樹 guitar: 山本タカシ percussion: 梯郁夫
pedal steel: 田村玄一
2.すべてに意味をくれるもの (作詞・石渡淳治 作曲・葛谷葉子)
ときどきくるりとまわるこぶしがなければ、とてもオーソドックスなポップスに聴こえる。やさしい声が、ラブソングにぴったり。
produced by 藤本和則
all instrumental & programming by 藤本和則
3.HERO (作詞・作曲 Mariah Carey/Walter N. Afanasieff)
マライヤ・キャリーのカバー曲。英語で歌っています。
produced by 酒井陽一
guitar:山本タカシ keyboards:エマーソン北村
synthesizer programming:酒井陽一 synthesizer operator:大川茂伸
4.moontail (作詞・作曲 江崎としこ)
ハードなギターのアレンジと美しいファルセットが印象的な曲。クレジットには載っていないけど、羽毛田さんがバックでキーボードを弾いてると思います。
produced by 羽毛田丈史
drums: 佐野康夫 bass: 渡辺 等 guitar: 山本タカシ 西海 孝
5.砂の城 (作詞・石渡淳治 作曲・藤本和則)
ゴンチチライブで聴いたことのある田村玄一さんのペダル・スチールが夢見心地な、スローテンポの南国っぽい曲。歌詞がとても説得力あります(笑)
produced by 藤本和則
all instrumental & programming: 藤本和則
pedal steel: 田村玄一
6.HOME (作詞・作曲 山崎正義)
山崎まさよしさんのカバー曲。Saigenjiのブラジルなギターと、中さんの奄美な声の対比を感じる曲。お互いに強い存在感があります。
produced by Saigenji
acoustic guitar & chorus: Saigenji percussion: 石川 智
(投稿者:kingyo 投稿日: 051003)