traces2007 -NOVEMBER-
2007年11月のトピックス
今月もまたまたkingyoさんの絵日記「ライブ放浪記」におつきあいください…。
今年はなぜか、中孝介さんのライブに行く機会がほんとに多くて自分でもびっくりなのですが、10月に続いてまたまた今度は「ポッキー&プリッツの日」つまり、11月11日(わかる?)に、半蔵門の東京FMホールで行われた「ポッキー&プリッツの日文化祭」スペシャルライブに行くことができました。これはかなり競争率の高い招待ライブだったのですが、BASEBALL BEARファンの知り合いが見事当選し、私を連れて行ってくれたのでした。文化祭っていうくらいだから、はっきり言って私は思いっきり場違い。どんなに場違いだったかは、こちらのリンクのライブレポートを見てみてさい。(左の「スペシャルライブ」というボタンをクリックすると動画が見られます。)
http://www2.jfn.co.jp/dx/20071111/report/
でも、鎌倉では聴けなかった中さんの「路の途中」(ドラマ「ジャッジ」のエンディング曲)を聴けたから、もう恥ずかしさなんてどうでもいいさ!という感じでしたけどね。ちなみに中さんのセットは「花」「種をまく日々」「路の途中」「家路」でした。あぁスペシャル。
写真はそのときもらったポッキー&プリッツ。動画で見てもわかりますが、これがかなり大きな風船で、これをもって電車に乗るのは会場にいることの数倍恥ずかしかったです。
このライブではBASEBALL BEARと中さんのほか、秦基博さんも歌のゲストでした。私はヒット曲しか知らなかったけれど、ものすごく歌が上手でびっくり。そしてお顔がかわいい!要チェックアーティストの一人になりました。秦さんは、みんながバンバンたたくポッキー&プリッツを見て「そんなにたたくとポッキーのチョコがプリッツにつく!」としきりに気にしてました。いや、つかないから。
さて、次に行ったライブはポッキー&プリッツとは全く別傾向。おしょうゆでした。
いや、そうではなく、キッコーマンアメリカ進出50周年記念として開かれた「3Great American Voices」でした。
このライブの開催が決まったとき、朝のフジテレビの「とくダネ」で小倉さんが大興奮していましたが、なんと海外に出ないことで有名なシンガーソングライター、キャロル・キングが17年ぶり2度目の来日!そして共演はBlack Eyed Peasのボーカル、ファーギーと、メアリー・J・ブライジでした。それぞれグレイトだけど、この人たちを一度に同じステージで見られるって…アンビリーバボー。
キャロル・キングは私より少し上の世代の人たちが熱狂したのですが、姉が大ファンだったので私もよく楽曲は聴いていました。そういえば、中学時代の社会科の先生が熱狂的なファンだったなぁ。
初めてなまで聴いたキャロル・キングは、もちろんレコードで聴いた彼女より年もとっていたし声も少し変わっていたけれど、彼女の魅力とか精神の若々しさがとても伝わってきました。
次のファーギーは、かなり楽しみにしていた人ですが、その期待を裏切ることないステージでした。おへそ丸出しっていうか、スカートずり落ちないのか?!というスタイルで歌いまくり、踊りまくり、しかもなんだこの歌のうまさは!!ラップ調の曲ばかりかと思っていたら(ヒット曲がそうだったので)バラードもありで、これがすばらしかったです。しかし、ファーギーについて一番驚いたのは、その体の柔らかさと運動神経!左手でマイクを持ちながら、右手を軸に側転しながら歌えますか?しかも歌声は全く乱れないんですよ!!なんか…底知れないスケールの人です。聞くところによると、ファーギー名義での単独ライブはこの日本公演が初めてだったとか。そういう意味でも、とっても貴重な体験でした。
メアリー・J・ブライジは名前はよく知っていたけれど、あまり楽曲を知らないアーティストでした。でも聴いてみれば3人の中ではもっとも私の世代が親近感を抱くような感じがしました。こちらは正統派のR&Bボーカリストで、思いっきり聴かせるタイプ。崩れ折れるように歌う「ノー・モア・ドラマ」は、このまま泣き出しちゃうんじゃないかと思うくらい感情がこもっていました。
このように傾向の違う3人の集まりだから、お客さんの年齢はばらばら。ちょうどステージ真正面のスタンド席だったので、全体をよく見ることができたのですが、アーティストによって客席の盛り上がる部分が違うのが面白かったです。若い人々は、ファーギー以降立ったまま踊りっぱなしでした。
写真は武道館の入り口と、アメリカ進出50周年記念しょうゆボトル。このボトル、ビニール製なのですが、後ろに映ってる自動販売機を見てもわかるようにかなりのデカさ。みんな並んで写真を撮ってました。なんか、持って帰ってお部屋に飾って、ときどきキック&パンチしたい感じでした。
11月の締めは、私としてはかなり異色、邦楽ロックの9mm Paravellum Bulletの恵比寿リキッドルームでのライブでした。
なぜ行くことになったかというと…。
イラスト担当みなぞう画伯がものすごい9ミリファンなのですが、そのライブの数日前にみなぞうが都内某所で行われたインストアライブの会場前で立て看板の写真を撮っていたところ、ちょうど撤収中だったメンバーに出会ったのでした。彼らはとってもフレンドリーに「また会おうね」と指立て握手してくれ、みなぞうは卒倒寸前。それを横で見ていた私は「すごいいい人たちだ。この人たち。」と単純に感動。ぜひライブも聴いてみたいと思ったのです。
9ミリのポスターなどを見ると、みんな演奏しながら飛び上がってる写真がよく載ってますが、それはCGで作ったものだと思っていたら、ライブが全く絵のとおりに始まったのにびっくり!
スタンディングで盛り上がっている少年少女たちの上を、持ち上げられた少年たちがのたうちまわってるし、ステージではドラムスティックは折れ、ギターのピックは割れ、そりゃもう大騒ぎ!でしたが、9mmの楽曲はメロディーがきれいだし歌詞もいいし、とっても楽しめました。
よく耳にする曲も含め、ほとんど休みなく20曲近く続きましたが、後方のテーブル席に避難して聞いていた保護者らしき中年たちも、とても楽しんでいました。きっと次の日は耳がツーンとして頭ガンガンかな、と思っていたけれど全然そんなことなくて、すごくリフレッシュした感じで気分よかったです。いいわ、9ミリ。
このライブでびっくりしたのは、私より絶対20歳は年上と思われる男性が数名、9ミリのシャツを着て少年少女たちのひしめくスタンディングエリアに入っていったこと。すごい。かっこいい。と思いつつ、ご無事を祈りました。だって、みなぞうは頭上をのたうちまわる少年たちの足やら頭が何度も頭を直撃した、とよろよろになって帰ってきましたから。
ふー。また羽毛田さんとつながりが希薄なトピックスでしたね。すみません。しかも今日は12月30日…
大丈夫!続いて12月号もすぐに出します!こちらは羽毛田さん色濃厚ですからお楽しみに!
2007年11月の整理整頓
2007年11月の足跡
NHKの土曜ドラマ「ジャッジ」が惜しまれつつ終了しました。脚本、キャスト、演出のすべてが秀逸で、安心して楽しめるドラマでした。羽毛田さんの音楽はあくまで脇役に徹しつつも、いつの間にか大美島の海を見るとメインテーマのメロディが浮かんでくるという、いつもながらのはずさないお仕事ぶりに感服。このドラマの音楽を聴いて、一度ドラマ・映画サントラ制作についてじっくりインタビューしてみたいなぁ、と思いました。これは近々実現したいと思うので、乞うご期待。
そのほか、今月は女性アーティストのアレンジ作品が続々発売されました。
タイナカサチさんの「一番星」は、2008年1月から劇場公開される映画「PERSONA」のエンディングテーマとなります。そして、カノンの「You Raise Me UP」は2008年2月6日発売予定の「image 7」に収録されます。
また、現在「三年B組金八先生」に出演中の高校一年生、みつきのニューシングル3曲をすべて羽毛田さんがアレンジ。タイトル曲の「瞳ひらいて」は12月から公開されているディズニー映画「ルイスと未来泥棒」の日本のイメージソングです。このシングルはすべて、川嶋あいさんの作詞作曲・プロデュース作品。「まれにみる才能を持った逸材!」と羽毛田さんも絶賛する歌声を聞いてみましたが、歌唱力はもちろん、すばらしい表現力にびっくり!「瞳ひらいて」だけでなく「サボテン」「Raise your hand」もすごくいいです。高音ののびやかさは聞いてて爽快!これからが本当に楽しみな若きアーティストです。
3日 NHK土曜ドラマ「ジャッジ〜島の裁判官奮闘記」第4回放送(劇伴担当)
7日 タイナカサチ6thシングル「Lipstick/一番星」発売(「一番星」アレンジ)
10日 NHK土曜ドラマ「ジャッジ〜島の裁判官奮闘記」最終回放送(劇伴担当)
28日 カノンアルバム「Precious」発売
(「You Raise Me UP」「Time To Say Goodbye」アレンジ)
みつき2ndシングル「瞳ひらいて」発売(全曲アレンジ)