traces2007 -JULY-
2007年7月のトピックス
今の子供たちって、すっかり家庭用ビデオが普及してしまったものだから、初めて歩いた瞬間とか固形物を食べた瞬間とか、つぶさに動画&音声で残りますよね。これって、大きくなってから改めて見ると、けっこう感動するものみたい。
でも、だいたい私とか羽毛田さんくらいの世代の人だと、動画ならせいぜい8ミリビデオ、小学校に上がる前の小さい頃はもっぱら写真のみ、それも「白黒写真」ばかり。昔のアルバムを見ると、ひたすら白と黒の世界って感じで。
以前はこれがなんか昔っぽくていやだなぁと思ってたんですが、最近白黒写真てすごくすてきだな、と思うようになりました。
色の情報が少ない代わりに、陰影が伝える雰囲気って、あると思いませんか?
7月12日の松田(アリ)幸一さんのライブのレポートはすでに皆さん見ていただいたと思いますが、このときてんこさんに撮っていただいた写真の中に、モノクロで加工してくださったものが何枚かありました。その中で私が一番好きなのが、この1枚。
羽毛田さんが、ピアノとキーボードを同時に弾いているところなのですが、なんだか羽毛田さん、職人さんみたいな雰囲気。キーボード職人。なかなかステキでしょ。
2007年7月の整理整頓
2007年7月の足跡
7月の足跡は、ライブ出演あり、テレビ放送あり、アルバムあり、サントラあり、と実にカラフルでした。
まず、6月のBSハイビジョン放送に続き、7月はNHKスペシャル「失われた文明 インカ・マヤ」が地上波で放送されました。こちらは3回シリーズでしたが、その後ご好評にお応えして、なのか「空から見たインカ・マヤ」もハイビジョンのものを編集して放送されました。この回が最も、羽毛田さんの音楽が活きていた気がしていたので、これが地上波放送されて本当によかったです。ライブ・イマージュでスクリーンに流れた映像も使われていました。
また、下の日付順リストには書いていませんが、ハイビジョン版と地上波版が、それぞれ、繰り返し再放送されました。
このテレビ放送と同時に、東京上野公園にある国立科学博物館では、14日から「失われた文明 インカ・マヤ・アステカ展」が始まりました。
さっそく行ってきましたが、羽毛田さんの作品はテーマ曲だけでなく、サンラの中から何曲か流れていました。ちょうど、入り口のところにスピーカーがあって、さぁこれから展示を見るぞ!という入場者の期待と興奮を掻き立てる感じ。展示物もとっても面白かったです。
上の写真は、私が見たとたんにシビレてしまったマチュピチュのスノードーム。インカだけに、舞っているのは雪ではなく「金」!ゴールドであります。振るとちょっと大気汚染チックになりますが、徹底的にキュートなしろものです。ちゃんと「インカ道」も再現されています。うらやましい!と思った方はぜひご購入ください。
また、番組音楽のサウンドトラックが18日にスピード発売されました。元ちとせさん、中孝介さんの歌声が本当にすてきな、超オススメサントラです。羽毛田さんのNスペ作品の中でも、出色のできではないかと思います。大胆にして繊細。まさに羽毛田さんの真骨頂、という感じのサントラです。
このほか、柴田淳さんのファーストライブ映像が放送されたり、葉加瀬太郎さん、中孝介さんのアルバムが発売されたり、今年に入って働きまくりの羽毛田さんの成果発表されまくり!な7月でした。