traces2006 -AUGUST-
2006年8月のトピックス
今回は7月に発売されたゲームソフト「かまいたちの夜×3(トリプル)」のご報告をしようと思っていたのですが、ちょっと感動したことが他にあったので、かま報告は次回もう少しゲームを進めてからにしようと思います。かま3音楽めちゃくちゃかっこいいので、乞うご期待!
さて、8月の私が何に感動したかというと…
今年6月14日に発売された、トロンボーンプレイヤー松永英也さんのセカンドアルバム「Dreams」。
なんと羽毛田さんがこのアルバムのアレンジをしていることを私に伝えるのを忘れていた!というハプニングのために、「Dreams」の存在を知ったのは8月、ruifuiさんがBBSで教えてくださったからでした。トロンボーンのアルバムなんて初めてだし、これはおもしろそう!(しかも松永さんはイケメンらしい!)と、さっそくお取り寄せしてみました。
届いたCDを見てびっくり!CD帯に羽毛田さんの推薦文が載っていたのです。「なんでこれの告知忘れるかな…ぶー!」と思いつつ、その推薦文を読んでみたら…音を聴く前に、この推薦文にとても感動してしまったのです。
羽毛田さんにお許しをいただいたので、全文引用してみます。
「松永英也の音は、人を優しくさせる、そして聴く者を優しく大きく包み込む。
トロンボーンという管楽器の持つ特質ではなく、彼そのものが持つ素敵な力なのだろう。
音楽は人の心へと直接話しかける。だからこそ、そこには卓越した技術と磨かれた感性が必要なのだ。
しかし、音楽家として最も重要な事は、そこでなにを話しかける事ができるかだ。
これらを併せ持っているからこそ、松永英也の音は、優しく、そして強く響く。」
巷には音楽があふれているのに、みんな同じようにCDやテレビやラジオから流れてくるのに、ただ鼓膜を揺らすだけの音楽もあれば、心の震えるような音楽もあり、中には細胞のすみずみにまでしみわたるような感動をもたらしてくれる音楽もある。
音楽って不思議だなぁ、と、常々思っていた私ですが、羽毛田さんのこの言葉はまさに「目からウロコ!」でした。「あぁ、そうだったのか!」と。
技術や感性のレベルを超えた、この高みを目指す人の音楽こそが、聴く人の生き方を変えるような大きな力を持つのだなと。
それと同時に、「羽毛田君て本当に立派な大人になったなぁ」としみじみ思いました。
音楽家としても、人としても。
私が初めて羽毛田さんに会ったのは、羽毛田さんが14歳、中学二年生のときだったので、どうしても今の大人の羽毛田さんを「14歳の羽毛田君」の進化形として見てしまうところがあります。
「あほちゃうかって言われたら、『疑うな!』って言うんや」とクツクツ笑っていた少年、「種火で風呂は沸くんやぞ!」と目を丸くして教えてくれた少年、好きなカノジョにふられて七転八倒していた少年が、音楽界というジャングルへのクエストに出発して約30年。好きな道とはいえ、決して楽しいことばかりではなかったはず。でも40代半ばにさしかかった今、こんな高いステージにまで到達したんだなと…。
このクエストはまだまだ続くわけですが、このあとどんなステージが展開していくのか。ファンの皆さんとともに大いに楽しんでいきたいと思っています。
ということは、このサイトは羽毛田さんのクエストの監視塔だな(笑)<ゲームやりすぎよ、あんた
2006年8月の整理整頓
2006年8月の足跡
テレビ朝日の連続ドラマ「PS羅生門-警視庁東都署」は8月佳境を迎え、そろそろ終盤に近付いてきました。番組公式HPでもサウンドトラック盤の発売が発表され、ついに「スタッフ」のページに羽毛田さんのお名前が!ばんざい!(っていうか、最初から載せてくれ!)ドラマ全体も、回を追うごとに充実してきているような印象が。特に、23日放送の奥貫薫さんと30日放送の遠山景織子さんのケースは、書庫番とても心打たれるものがありました。(どちらもMy Favorite Actressであります。)
8月は終戦記念関連の番組が続きました。
昨年から始まって、不定期ながらすでに8回目となったNHKの大型討論番組「日本の、これから」は、8月15日の終戦記念日の放送でした。テーマは「もう一度話そう、アジアの中の日本」。
そして、今月の目玉は日本テレビ終戦記念特別ドラマ「最後のナイチンゲール」。若者世代へのアピールを意識してか、従軍看護婦長新城美智子役の長谷川京子さんの恋愛もからめたややライトな作りでしたが、沖縄戦でどんなことが起こったかが、ダイジェスト的にであれ、かなり伝わった気がしました。戦時中にしては、ちょっとハセキョーきれいすぎたかな、という気はしたけれども(笑)。そんなドラマの志向にあわせて、音楽もやさしい曲調のものが中心でした。
2日 テレビ朝日ドラマ「PS羅生門」第5回放送(劇伴担当)
9日 テレビ朝日ドラマ「PS羅生門」第6回放送(劇伴担当)
15日 NHK総合大型番組「日本の、これから」第8回放送(テーマ曲担当)
16日 テレビ朝日ドラマ「PS羅生門」第7回放送(劇伴担当)
22日 日本テレビ終戦記念特別ドラマ「最後のナイチンゲール」放送(劇伴担当)
23日 テレビ朝日ドラマ「PS羅生門」第8回放送(劇伴担当)
30日 テレビ朝日ドラマ「PS羅生門」第9回放送(劇伴担当)