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traces2007 -AUGUST-

2007年8月のトピックス

今年の夏は、本当に暑かったですね。
8月は私の生まれ月なのですが、ここ数年あんまり体調がよくなかったり、仕事が妙に立て込んだりと、引きこもり気味のさえない夏をすごしていました。
でも今年は月初めの8月1日に行った「インカ・マヤ・アステカ展」で勢いづいてしまったのか、体は元気、お仕事はヒマで果てしなくライブ三昧の楽しい夏でした。

晴海トリトンこれは7月の末、27日でしたが、松田(アリ)幸一さんのミニライブに行ったときに撮った、晴海トリトンスクエアの写真。
トリトンといえば、外資系の企業がいっぱい入っているし、テレビのロケにもよく使われるし、ライブは仕事帰りのビジネスマンやOLがお客さんなのかなーと思いきや、近所のマンションの住人かなと思われるチビッコ&ヤングママ(最後までおしゃべりに余念がなかった)、おじいちゃんやおばあちゃん(実に熱心に、楽しそうに聴いていらっしゃいました)、となりのビアガーデンで、全く無関係に盛り上がる浴衣やジンベイの若者たち、と、完全に予想を裏切られた雰囲気でした。でも、夕暮れの涼しい川岸で聴くアリさんのハーモニカ、岸本一遥さんのフィドルはまた格別!一日の疲れも吹っ飛ぶ心地よさでした。

屋形船 晴海トリトンは隅田川のそばにありますが、川を渡る橋の上から屋形船を撮ってみました。川岸がきれいに整備されすぎて、ちょっと雰囲気合わない感じ。ほんとにこのあたり、開発されてしまったなぁ。
ところでライブは、写真の川の向こう岸、左の白い建物の手前あたりでありました。

次に行ったのは8月11日、汐留の日本テレビのお祭り「日テレジャンボリー」で行われた、「ズームインスーパーライブ」中孝介さんのステージでした。
ゆかた姿のズームインSUPERキャスター羽鳥慎一アナと駒村多恵さんのMCにからむ孝介さん、ナマ姿を見るのは丸1年ぶりでしたが、落ち着いて貫禄十分!歌は「真昼の花火」で始まり、「それぞれに」「サヨナラのない恋」「花」「家路」と、羽毛田さんが手掛けた3曲を含む充実のセット。無料ライブなのにこの満足度、すごく得した気分でした。

東京ミッドタウンあめちゃんその次は、羽毛田さんとは全然関係ないんだけど、まぁ同世代だから絶対聴いたはずという希薄なつながりで…8月18日、東京の新名所「東京ミッドタウン」にこの日オープンした「Billboard LIVE」のオープニングライブ、「STEELY DAN」に行ってきました。1日二回公演の二回目に行ったのですが、お客さんのノリが徹底的によかったせいか、1回目では1曲しかアンコールしなかったのに、私の見たステージでは2曲もやってくれた神様たち(Donald Fagen & Walter Becker)でありました。写真は東京ミッドタウンと、この日もらったBillboard LIVEのあめチャン。そして、あめチャンもうれしかったけど、この日私を半狂乱にさせたできごとは…長らく(大学生のころから)私の神だったDonald Fagenに握手してもらったこと!一生忘れられない思い出になりました…。

池上本門寺の五重塔そして、8月最後のライブは、昨年も参加した「Slow Music Slow
 LIVE '07 in 池上本門寺」
でした。目的は、まず第一が、中孝介さん。そして第二においしい食べ物をおなかに入れること。
昨年は7月に行われたのですが、今年は8月も末の26日、焼け付くような暑い日で、恒例の食べ物屋台開店に出遅れないように、開場の2時半には列に並んだ私ですが、まじで生命の危機を感じました。暑い。暑すぎて、意識がなくなる…。本当にやばいかも。
お日様が本堂の向こうに落ちて陰になるのにはかなり時間のかかる、ど真ん中前から3列目という、天国と地獄が同居したような席でしたが、口は休みなく爆食を続けました。
昨年はオープニングアクトだった中孝介さん、今年はメインゲストに昇格!歌も本当に上手になったな!と感動しました。その他、今年のlive imageですっかり人気者になったジェイク・シマブクロや平原綾香、夏川りみといった豪華ゲストの演奏や歌を、それぞれにたっぷりと楽しんだ6時間でした。くわしいライブの様子は、MFTの中孝介さんのページに載せていますので、こちらもご覧下さい。(食べたものリストも)
おみやげのざぶとんところで、去年のライブではおみやげに私のためにあるかのようなうちわを買いましたが、今年はそれは持参し、かわりにこんなものを買いました。おしりが痛くならないように、パイプ椅子に敷く座布団です。なかなか素敵でしょ。敷いてもやっぱりお尻はいたかったけどね。・・・横に寝てるのは、気にしないで下さい。ただ、そこにいただけですから。いや、ペット自慢なんて、全然そんなつもりないですから。たまたまですから。

ふん、こんなのkingyoさんの絵日記みたいなもんじゃん、とご不満の皆様、ごめんなさい。ネタがなかったんです。来月は、羽毛田監督のlive image京都コメントをご用意して、絶対月初めにアップします。絶対です。約束します。ほんとにごめんなさい。あと10日ばかりしたらちゃんと出しますので、待っててね。

2007年8月の整理整頓

2007年8月の足跡

7月に続き、今年のlive image後の大きなお仕事の成果発表が続いた8月でした。
まず、日本テレビの「24時間テレビ30」1日目の夜に放送されたスペシャルドラマ「君がくれた夏 ガンと闘った息子の730日」。番組の宣伝で音楽が流れただけで、瞬間心が和らいでしまいました。この美しくやさしいピアノの旋律をメインテーマに、ストリングスとピアノ、そしてギターのアコースティックサウンドが親子の苦しみ、悲しみ、喜びにそっと寄り添う劇伴でした。ユーイング肉腫という、めずらしいガンと闘って亡くなった少年の記録ですが、ともに病院生活を送った心臓病の女の子のお母さん役で、以前羽毛田さんのラジオ番組のお客さんとして楽しいトークを聞かせてくれた鈴木杏樹さんが好演していました。私の大好きな、あのサントラのモチーフも何度か使われていて、ちょっと感激。
 
そして、もうひとつの大きいお仕事が、フジテレビの夏休み特別企画アニメ「ミヨリの森」でした。こちらは劇伴だけでなく、元ちとせさんが歌う主題歌のアレンジも、羽毛田さんが手掛けました。アニメの最後に流れますが、これがとてもよくて…。すばらしい歌です。
神様や精霊が宿る古い森を守るよう運命付けられた少女ミヨリ。成長して森に戻ってきた彼女は、両親の不仲、大人のエゴ、同級生のいじめに傷つけられ、すっかり心が曲がってしまっていた…。でも、やさしい村の人たちに接し、森の精霊や女神に出会うことで、癒され、成長し、そして最後に自立する。まるで「瑠璃の島」の森林ファンタジー版のような物語ですが、「青や白イメージ」だった「瑠璃の島」の音楽とは違い、森の静謐さや黄色い木漏れ日を感じるようなストリングス中心の音楽でした。羽毛田さんの劇伴は、つねにその素材の色彩を音で感じることができます。
アニメは、キャラクターの作画がちょっと雑かなぁという気がしましたが、背景がすばらしく、音楽と同様にとても細やかに作られています。夏休みで見逃した方も多かったようですが、12月にDVDが発売される予定になっています。
 
その、「ミヨリの森」の主題歌を含んだ元ちとせさんの両A面シングル「あなたがここにいてほしい/ミヨリの森」が発売されました。「あなたがここにいてほしい」は、アニメの挿入歌としても使われました。また、このシングルには、羽毛田さんが作曲した「失われた文明 インカ・マヤ」のメインテーマのボーカルバージョン「失われたものたちへ」が収録されています。シングルながら、ものすごい聴き応え。おすすめです。
これに伴って、元ちとせさんがフジテレビ系「僕らの音楽」に出演、羽毛田さんがピアニストとしてサポート出演しました。この日は、ゴンチチの須坂での「地球一番快適コンサート」でサポート出演した羽毛田さんですが、ライブお留守番の皆さんにとってはありがたい、テレビ放送でした。

15日 NHK大型番組「日本の、これから」第15回放送(テーマ曲作曲・演奏)
18日 日本テレビ「24時間テレビ30」スペシャルドラマ
    「君がくれた夏 ガンと闘った息子の730日」
(劇伴担当)
22日 元ちとせ両A面シングル「あなたがここにいてほしい/ミヨリの森」発売(ESCL-2991)
      「ミヨリの森」(アレンジ・演奏)「失われたものたちへ」(作詞・作曲・演奏)
24日 DVDNHKスペシャル「失われた文明 インカ・マヤ」発売
    DVD「失われた文明 空から見たインカ・マヤ・アステカ 〜悠久の古代文明紀行〜」発売
25日 フジテレビ系土曜プレミアム夏休み大型企画「ミヨリの森」(主題歌編曲・劇伴担当)
31日 ゴンチチ「地球一番快適コンサート@須坂メセナホール」サポート出演
    フジテレビ系「僕らの音楽」(元ちとせ×ユースケ・サンタマリア)サポート出演


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