traces2009 -AUGUST〜NOVEMBER-
従来からダラダラ発行気味の月刊レポートでしたが、それにしてもなんだこれは!の4ケ月まとめてドン!です。
なんだか書き漏らしてそうで不安なので、何かお気づきの点がありましたらご一報ください。
7年目に入る12月からは当コーナーリニューアル!というか規模縮小で、足跡のみ記録していこうと思ってます。で、ホット&フレッシュな話題はトップページの「さかなのまど」で随時アップしてゆきます。羽毛田さんからのメッセージもまどでご覧いただこうかと。
前向きなんだか後ろ向きなんだかよくわからないリニューアルですが、真の目的は溜め込み防止…?(091208)
2009年8月の足跡
「やってもやっても終わらない仕事の嵐」に敢然と立ち向かった今夏の羽毛田さんでありました。作曲やプロデュースのお仕事に追われつつ、こなしたこのステージの数はどうよ!
特に8月は、クラシックホールでのアコースティック演奏(green image)や一日2公演(春野寿美礼ソロ・コンサート)など、初体験も多かった羽毛田さんでした。どちらのコンサートもそれぞれに素晴らしく、特にgreen imageははるばる軽井沢まで遠出した甲斐十分の、いや、十二分の、実に満足度の高いコンサートでした。ぜひ恒例化していただきたい!
また、春野寿美礼さんのソロ・コンサートは、これまでの羽毛田さんのキャリアの中には見当たらないようなちょっと異色の、ミュージカル仕立てのものでしたが、とっても楽しいステージでした。宝塚トップスターだった方はやはり実力が違う!
各ライブの詳細はレポートページをご覧ください。
⇒ green image in Karuizawa
⇒ 春野寿美礼ソロ・コンサート「男と女」
5日 フジテレビアニメ「青い花」第6回放送(音楽担当)
10日 green image in Karuizawa@軽井沢大賀ホール(出演・音楽監督)
12日 green image in Karuizawa@軽井沢大賀ホール(出演・音楽監督)
春野寿美礼アルバム「男と女 Un homme et une femme」発売(プロデュース)
フジテレビアニメ「青い花」第7回放送(音楽担当)
15日 NHK総合「日本の、これから」第26回放送 テーマ「核」(テーマ曲担当)
18日 春野寿美礼ソロ・コンサート09「男と女」@東京青山劇場(出演・音楽監督)
19日 春野寿美礼ソロ・コンサート09「男と女」@東京青山劇場(出演・音楽監督)
フジテレビアニメ「青い花」第8回放送(音楽担当)
20日 春野寿美礼ソロ・コンサート09「男と女」@東京青山劇場(出演・音楽監督)
21日 春野寿美礼ソロ・コンサート09「男と女」@東京青山劇場(出演・音楽監督)
22日 春野寿美礼ソロ・コンサート09「男と女」@東京青山劇場(出演・音楽監督)
23日 春野寿美礼ソロ・コンサート09「男と女」@東京青山劇場(出演・音楽監督)
NHK「プロジェクトJAPAN」関連ミニ番組
「世界と出会った日本人−山田耕筰」放送(音楽担当)
24日 春野寿美礼ソロ・コンサート09「男と女」@東京青山劇場(出演・音楽監督)
26日 アニメ「青い花」オリジナルサウンドトラック発売(音楽担当)
フジテレビアニメ「青い花」第9回放送(音楽担当)
2009年9月の足跡
ビッグな話題の多かった9月でした。
まず、ドキュメンタリーを中心とした特集番組「NHK特集」が「NHKスペシャル」として生まれ変わってから今年で20年、歴代の代表的サウンドトラック20曲を収録した記念盤「NHKスペシャル20th ANNIVERSARY」に、羽毛田さんの作品が収録されました。しかも「文明の道」と「失われた文明〜インカ・マヤ」の2曲も!それぞれの作品のスケールとオリジナリティを考えればピックアップされるのは当然ではあるけれど、それにしてもこれは快挙!
また今年開局50周年を迎えたフジテレビの記念番組は生誕80周年の故手塚治虫さんの名作「ジャングル大帝」のリメイク作品となりましたが、この音楽を羽毛田さんが担当。幼い頃、オリジナル版の音楽を担当した冨田勲さん作曲の「交響詩ジャングル大帝」で初めてオーケストラに触れたという羽毛田さんにとって、大変記念になるお仕事となりました。
オリジナルのシンプルで無垢な時代とは違って、何もかもが複雑になってしまった現代社会と大自然との共存の難しさが抜けないトゲのようにモヤモヤと残ったストーリーでしたが、「かなりなプレッシャーを感じつつ原作を踏襲しながら、新しいものを作れたような気がします。(羽毛田さん談)」という音楽は、野生の動物が草原を疾走するスピード感や広大な大地のスケール感を感じさせるまさに「羽毛田サウンド」でした。
また、周年記念といえば来年デビュー20周年を迎える葉加瀬太郎さんがこれまでに出会った中で特に思い出に残るアーティストと共演するアルバムを作りたい、という想いからできあがったユニークな作品「My Favorite Songs」が発売されました。ほとんど葉加瀬さんの「一人イマージュ」、そこに作曲者本人が共演するという実に実に贅沢で、葉加瀬さんらしいアルバムです。さすが一流アーティストの競演、聴き応えバツグンで、きっとイマージュファンはすごく楽しめると思います。羽毛田さんは自作の「地球に乾杯」、そしてゴンチチの「放課後の音楽室」にも参加しているそうです。
羽毛田さんの夏のライブラッシュを締めくくったのは「J-WAVE LIVE〜AUTUMN」でした。昨年に続き、今年も羽毛田さんが音楽監督でしたが、メインアーティストは昨年とはがらっと雰囲気が変わってほぼR&Bづくし。これは絶対チケット押さえねば!とラジオにかじりついて番組内でチケットを押さえましたが、よく考えると普段全く聴かないシンガーばかり。私の知らない曲がほとんどでしたが、それでも歌のうまい人ばかりの迫力のステージと素晴らしいバックバンドに圧倒されて、ものすごく盛り上がったライブでした。バンドは昨年も参加した人が青柳誠さんのみという、ほぼ総入れ替えの組み合わせでしたが、またまた超スペシャルメンバー。羽毛田さんはいったいいくつ精鋭部隊が作れるんだろう?!
昨年は初めてだったこともあってバンドがクローズアップされることはあまりありませんでしたが、あまりに素晴らしい演奏だったので、今年は羽毛田さんはコールされての登場だったし、MCのクリス智子さんが随所でバンドの素晴らしさを強調されてました。
このライブの詳細は、レポートページをご覧ください。
⇒ 2009 J-WAVE LIVE〜AUTUMN
2日 アルバム「NHKスペシャル20thANNIVERSARY」発売
(#17「文明の道」#20「失われた文明〜インカ・マヤ」)
フジテレビアニメ「青い花」第10回放送(音楽担当)
3日 春野寿美礼ソロ・コンサート09「男と女」@大阪梅田芸術劇場(出演・音楽監督)
4日 春野寿美礼ソロ・コンサート09「男と女」@大阪梅田芸術劇場(出演・音楽監督)
5日 春野寿美礼ソロ・コンサート09「男と女」@大阪梅田芸術劇場(出演・音楽監督)
フジテレビ開局50周年記念・手塚治虫生誕80周年記念
土曜プレミアム「ジャングル大帝 -勇気が未来をかえる-」(音楽担当)
6日 春野寿美礼ソロ・コンサート09「男と女」@大阪梅田芸術劇場(出演・音楽監督)
NHK「プロジェクトJAPAN」関連ミニ番組
「世界と出会った日本人−安達峰一郎」放送(音楽担当)
9日 葉加瀬太郎アルバム「My Favorite Songs」発売
(#02「地球に乾杯」#13「放課後の音楽室」)
10日 フジテレビアニメ「青い花」第11回放送(音楽担当)
12日 「J-WAVE LIVE〜AUTUMN」@Bunkamuraオーチャードホール(出演・音楽監督)
13日 NHK「プロジェクトJAPAN」関連ミニ番組
「世界と出会った日本人−新渡戸稲造」放送(音楽担当)
23日 NHK「プロジェクトJAPAN」関連ミニ番組
「世界と出会った日本人−佐野常民」放送(音楽担当)
2009年10月の足跡
忙しかった夏も終わりやっと一段落、少しお休みできた10月だったそうな。
最近ますます大活躍(「情熱大陸」にも「笑っていいとも」にもご出演!)の宮本笑里さんの新盤の表題曲を羽毛田さんがプロデュースしました。
3日 NHK「日本の、これから」第27回放送 テーマ「政治」(テーマ曲担当)
21日 宮本笑里アルバム「dream」発売 (#01「dream」)
2009年11月の足跡
以前「ナショナルドラマスペシャル」と呼ばれ、羽毛田さんも2007年に「彗星物語」で音楽を担当した年1回のスペシャル番組が、社名変わって昨年より「パナソニックドラマスペシャル」となりました。その第2回目の今年、実在する屋久島の通信制高校を舞台にした「いのちの島」で羽毛田さんが再び音楽を担当しました。それぞれに心に傷を負った、さまざまな年代の男女がスクーリングのために屋久島を訪れ、最初はぎくしゃくするものの、次第にお互いに心を開くことによって自分自身の問題に向き合い、前を向いて進み始める…ありがちな展開ではありますが、演技が上手だったことと脚本がよかったことで、見た後で「いいドラマだったな」と素直に思える秀作でした。羽毛田さんが紡ぎだしたメロディーはとても耳なじみがよくて、番組の終わりごろには頭の中で繰り返し鳴っていました。
23日 TBS・パナソニックドラマスペシャル「いのちの島」放送(音楽担当)